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内視鏡医の結婚は人生の通過点なのか?

こんにちは。誰も言ってくれませんが、名古屋市天白区の内科、消化器内科、内視鏡内科、生活習慣病、胃カメラ、大腸カメラ、コロナの検査といえば【天白橋クリニック】院長の野田です。言ってもらえるように頑張っていきますので引き続き応援よろしくお願い致します。

1月18日、アボット社のI D N O Wという新型コロナの遺伝子検査の機械を導入しました。N E A R法という等温核酸増幅技術を利用したもので、精度はP C R検査の95%程度とのことですが、特筆すべきは13分で結果が出るというスピード感です。今までP C Rの外注検査で数日お待たせして遅い遅いとのお言葉をいただいていましたが、これからは当日結果が出ますのでかなりの改善が見込まれます。保険収載されており、国もお墨付きの検査ですのでご安心ください。ただ、海外渡航の陰性証明はP C Rに限る国もあるようですので、その際はご注意ください。もちろん、唾液のP C Rにも引き続き対応しております。

さて、全国共通テストが1月16日、17日と行われました。受験生の皆さんお疲れ様でした。僕の時はセンター試験だったので時代は変わりました。名前が変わっただけ?20年前のことなので受けたは受けたけどほとんど記憶になく、僕にとってはほんの人生の通過点ですが、受験生の皆さんにとっては直近の大きな目標で頭の中はテストのことしかなかったのではないでしょうか。
テストの結果が良くても悪くても人生は勝手に進んでいくし、どの道にもきっとチャンスはあるので、おじさんからするとそんなことで一喜一憂するなって話ですが、当の本人からすると人生の一大事だと思うので余計なお世話ですね。
で、人生が勝手に進んで大学も卒業して就職したとしてやってくるのが結婚のお話です。

日本の婚姻件数は、1972年の109万9984組、2019年は59万8965組でめちゃ減っていますね。約50年前なのでS N Sはもちろんスマートフォンもないし、就職して結婚するまでが義務教育みたいなところがあったんじゃないかな。結婚せんやつはおかしいみたいな。今は聞きたくなくても他の家庭の情報が勝手に飛び込んでくるし、離婚は結婚より大変だっていうし、子育ても大変そうだし、お金かかるし・・・と独身生活を謳歌している人からするとなんのメリットがあるんや?って話です。そういう自分は30歳前後で暴飲暴食を繰り返し、体が弱ってもうだめだという時に奥さんと知り合いトントン拍子に結婚。まあ人生タイミングも大事ですね!その後も暴飲暴食をしばらく続けてはいましたが、子供ができたことをきっかけにジムと糖質制限を開始し、今は働きだした24歳からで最高のコンディションを保っています。

今回、結婚がいいとか悪いとかいう話をするつもりはございません。なぜなら、今ですら僕も独身時代はよかったなと思うこともあれば結婚してよかったなと思うこともあり、答えは出ていないので。結婚生活が合う人、合わない人、我慢できる人、できない人色々いると思います。じゃあなんや?と。結婚前の人からしたら目標であり、結婚直後の人からするとスタートで、じゃあアラフォーのおっさんからしたら・・・過去を振り返った時のランドマークかなと思います。働きだしてから忙しく突っ走ってきて過去を振り返ったとき、自分、なにやってきたんや?と。多分ちっちゃいちっちゃい節目はいっぱいあったんでしょうけど細かいことは覚えていません。でも、結婚についてはそれなりに記録も残っているし、その前後の記憶もそこそこあり、あの時はどうだったっていうのは割と鮮明に覚えています。

ということで結婚はアラフォーのおじさんにとっては通過点ではなくランドマークでした。確実に人生がそこで分岐しましたしね。こじつけな気もしないでもないですが。

その後の人生は、子供がいたら子供の節目節目に乗っかっていくので自分自身としては応援するけど頑張るのは子供です。自分自身の節目はどうなのか。

何が言いたいの?

子供の成長を横に置いて自分のことを考えると(まあ転職したりというのはあるかもしれませんが)、結婚してから寿命を全うするまで、人生を変える次の大きなランドマークって病気だと思います。普通に元気に生活していたのに、ある日を境に入院して仕事ができなくなる。できるだけ避けたいものです。病院は体調が悪い時に行くイメージが強いかもしれませんが、命に関わる病気は、最初は自覚症状がないことが多く、定期的な検診や、異常があったらそれをしっかり治療、経過をみることによってリスクをできるだけ下げられたり、早期発見、早期治療につなげることができます。

通院患者さんの中には、検査がとっても嫌いだったり、血圧の薬飲んでいるのに血圧を自宅で計ってくれなかったり。まあ、ある程度しょうがないかなと思ってはいます。ニコニコいいですねいいですねって薬を出しているだけの方が僕も楽です。でもやっぱり、通院患者さんに何かあったら後悔するのは自分なんですね。なので、患者さんに渋い顔をされても、毎回血圧計ってくれと言い、そろそろ採血してくれと言い、できるだけ早く大きい病院で精査した方がいいとか受けられる検診がいっぱいあるから受けてくださいと言います。

検査は患者さんにとっては小さな節目かもしれませんが、それを拾って少しでも良い方に良い方に持っていくのが自分の仕事だと思っています。通院患者さんの中にはこうるさい奴や、黙って薬出しとけばえーねん。と思っている方もそこそこおられると思いますが、あなたのためにこうるさくしていますので、懲りずに今後も通院してください。

結婚の話ほとんど関係なかったですね。もうちょっと文章の修行します。


天白橋クリニック 院長 野田久嗣
・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
・がん治療認定医

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