名古屋市天白区で新型コロナウイルスの検査をするなら。発熱外来を設置し、検査結果が15分以内で出る。原駅から徒歩2分、提携駐車場もあります。天白橋内科内視鏡クリニック。名古屋市天白区で新型コロナウイルスの検査をするなら。発熱外来を設置し、検査結果が15分以内で出る。原駅から徒歩2分、提携駐車場もあります。天白橋内科内視鏡クリニック。

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当院の発熱外来! 新型コロナウイルス感染症検査 IDNOWによるNEAR法について

最初にお断りがございます。当院では、新型コロナウイルス感染症の検査に力を入れて行っていますが、新型コロナウイルスの専門家では無いため、今回は「専門医がお答えシリーズ」ではなく、当院における新型コロナウイルス感染症に対する検査体制導入した検査機器の特徴などについて本記事を書かせていただきます。あらかじめご了承ください。

院長から一言

当院2020年4月から新型コロナとは戦ってきました。薬がないので治療はできませんが、抗原検査や唾液のPCRから始まり、2021年1月18日に導入しんたアボット社製ID NOWでは核酸検出検査の一つであるNEAR法で9月30日までに2034人の方の検査をし、新型コロナ陽性者を206人見つけています。このことに関しては、特に嫌がることもなく検査をしてくれたスタッフに感謝の気持ちを述べたいと思います。ありがとうございます。また、2021年6月2日から始まった新型コロナワクチンは、9月30日の時点で1回目2096回、2回目1674回、計3770回の接種をさせていただきました。このことに関しましては、当院の新しいLINEでの予約システムにご協力いただき、9月30日までに1本も無駄にせずワクチン接種にご協力いただいた患者さんにも感謝したいと思います。

そして、10月5日現在、新型コロナウイルス感染者が急激に減少しております。これは間違いなくワクチンの成果だと思います。落ち着いている間に飲み薬、3回目接種など次の手が打てたらこのまま第6波を迎えずに済むのではと期待しています。

全然一言じゃないやん・・・熱くなりました。申し訳ございません。

新型コロナの現状

 新型コロナウイルス感染症は緊急事態宣言による行動制限や、ワクチン接種の普及に伴って第5波がようやく落ち着いてきたようですが、また新たな変異株が出たり、学校に通っている若年の方々にはまだワクチンが届くのはだいぶ先になりそうで、またいつ爆発的に増えるかわからない状態です。これまで私たちが経験したことのないような異常事態が続いておりますが、インターネットの普及に伴って、誰もが情報を発信できるようになっていますから、必要以上に恐怖を煽ったり、逆に「コロナは怖くない」と間違った情報を間に受けてしまっている人たちもいて、いろんな面での怖さを実感しております。皆様には正しい情報を入手して正しく対策する、発熱や息苦しさなどの症状があった場合には適切な相談窓口に連絡するといった対応を日々お願いしているところです。

早く診断することが大切

 当院は消化器内視鏡を専門とする内科クリニックでして、もちろん入院施設を持っておりません。そのためすでに状態の悪い新型コロナウイルス感染症の患者様を基本的に診ることはありませんが、他の病院などでは、来院されたときには特に自覚症状がなくてもその日の夜中に急激に状態が悪化し人工呼吸器をつけなければならないケースなどを耳にしています。新型コロナウイルスはワクチンをまだ打っていない方や、年齢や背景疾患によってはとても怖い病気です。そのような急激な悪化を辿る可能性のある新型コロナウイルス感染症ですが、実は今でも検査に時間がかかることがあります。いち早くコロナかコロナじゃないのか診断をつけることは非常に重要です。陽性だった場合に急激な悪化に備えた準備をすることや、陰性だった場合に医師や看護師は他の病気を疑って追加検査をするなど、迅速な対応に差が出てきます。いろんな場所でいろんな方法で検査が行われているようですが、どれがより正しくて費用はどうなるのかなど、医療従事者でも混乱することがあり、かなり複雑な状況となってきております。


砂時計の画像

PCR検査について

新型コロナウイルスの代表的な検査方法はPCR、抗原検査、抗体検査があります。PCRなどは極めて正確になってきていますが、完全に全ての新型コロナウイルスを認識する検査はありません。実は他の病気などほとんど全ての検査も同様で、発症時期や病気の程度、その人の性質や取り方によって検査結果にはばらつきがでます。

1、PCR:一番正確だが時間がかかる。機械が高価であり導入できていない病院も多い。

2、抗原検査:陽性であればコロナであると考えられるが、陰性であってもコロナを見落としている可能性がある。

3、抗体検査:陽性でも今かかっているのか、過去にかかっていたのか、ワクチンの効果によるのかわからない。そのため発熱などある時の検査としてはあまり意味がない。

IDNOWによるNEAR法について

 新型コロナウイルス感染症の検査には大きく3つがあります。一つ目がPCR。検出されたものの遺伝子を増やしてそれがコロナかどうかの確定診断をし、一番精度が高いとされています。しかしながら時間がかかってしまい、早い施設でも1時間以上、そもそも院内でPCRができない施設では、外部の機関に検体を送らなければならず、結果が出るまでに数日かかってしまうことがあります。コロナかどうかの診断ができなければ、今の制度上は入院が難しくなっております。たとえば、発熱や呼吸器症状があっても、PCRの結果がまだ出ていなければ、コロナの専門病棟を持つ病院にするのか、それとも一般的な呼吸器内科になるのか判断が難しくなってしまいます。どちらでも対応できる医療機関がもちろん望ましいですが、先日の第5波のピーク時にように、新型コロナウイルス専用の病床がほとんどいっぱいとなり、疑い患者までみる余裕がないとして断られてしまうこともあります。

 抗原検査はだいぶ精度が上がってきているようですが、中にはMRSAという細菌を持っているだけで陽性反応が出てしまったりと問題点も多くあります。最近では抗原検査が陽性であれば新型コロナウイルス感染症と診断されることが多いですが、陰性だとしても新型コロナウイルスが否定されるとは限りません。すでに呼吸器症状や肺炎があり、極めて新型コロナウイルスが疑わしい患者さんに行う迅速な検査としては意味があるでしょう。

 抗体検査は陽性であっても、過去に新型コロナウイルスに感染したり、ワクチンで抗体がついているというような判断になります。発症されたばかりの方では、まだ抗体ができていない可能性が高いですので、抗体検査が陰性になることが多いです。そのため今まさに新型コロナウイルス感染症を疑っている方に行う検査としては不適切です。

Abbott社のIDNOW(コロナ検査機器)の画像


当院がNEAR法を導入した理由 時は金なり

 当院では発熱や軽微な風邪症状、嘔気や下痢などの消化器症状のある方に対してまずコロナかそうじゃないのかを素早く診断することで、患者様にとって身近にすぐ検査ができるクリニックがあるというのは、手続きの煩雑さ、待ち時間の長さなどを考えると非常に有益なものと考えております。そして保健所や専門病院の負担を少しでも減らすことが、このようなクリニックの使命だと思っております。当院ではAbbott社より最近発売となったNEAR法という技術を用いたID NOWという機械を導入いたしました。PCRと似ていますが、遺伝子の情報を増やす時の温度が違い、迅速に診断ができ、かつPCRに近い精度を持つとされています。何より、陽性の時では5分、陰性でも13分で結果がわかるというのは患者様にとっても医療スタッフにとってもかなり負担が減るものです。Abbott社の公表しているデータによると、感度95%、特異度98.6%とされており、5%程度の患者様で新型コロナウイルスを見落とす可能性はありますが、PCRと比べても引けをとらないデータです。また残念ながら陽性という結果であれば98.6%の確率で新型コロナウイルス感染症となりますのでほぼ確定診断ともいえます。現在のPCRのように唾液で行うことはできず、鼻咽頭といって鼻の奥の突き当たりに綿棒のようなスティックを挿入して採取いたしますので、多少の患者様の苦痛は伴いますが、何よりすぐ結果が出るというのは非常に有益ではないでしょうか。ただし、繰り返しになりますが5%の見落としがあります。新型コロナウイルス患者との濃厚接触をしていて発熱など症状を呈している方や、CTで疑わしい陰影を出ている方などは陰性という結果が出ても見落としかもしれませんし、また息苦しさなど肺炎症状を呈している方は別の原因で肺炎になっているかもしれません。

 頑張ったので繰り返しになりますが、当院では1月18日のID NOW導入以降9月30日までで、2034件のNEAR法検査を行い、うち206例が陽性でした。数多くのコロナ患者さんを診察しておりますが、スタッフにコロナ陽性者は今のところおりません。また、9月に隔離室を一部屋追加し、隔離室2台、ID NOW4台体制で2021年の冬に立ち向かいます。検査結果に一喜一憂せず、今後の対策をどうしていくかをきちんと医療機関と相談していく必要があります。


コロナ検査キットの箱の画像

院長から皆様へ

 当院では発熱や濃厚接触となってしまった方々に対して迅速な新型コロナウイルス感染症の検査を行なっております。患者様一人一人の状況にあわせて検査や他の機関への依頼などを行なっていきますので、ぜひお気軽にご相談ください。検査の結果や症状によっては保健所や入院機能を持つ病院との連絡調整が必要となりますが、まず検査をするという点では非常に有益と思っておりますのでぜひご活用ください。

↓当院の発熱外来①と発熱外来② 一般の外来患者様とは別の入り口からのご案内になります。

当院の発熱外来①の画像 当院の発熱外来②の画像

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。



令和3年10月5日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
・がん治療認定医

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