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胃カメラの麻酔(鎮静)を使ったら時間はどう違いますか?


  • 名古屋市天白区の天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。
    名古屋市、天白区、、緑区、名東区、昭和区、千種区、瑞穂区、日進市、東郷町あたりからも来院いただいております。の、内科 消化器内科 内視鏡 といえばうちです。

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    アートメイク、医療脱毛もとてもご好評いただいており嬉しい限りです。
    当院のアートメイクは当院所属の優秀な看護師が丁寧に施術いたします。是非ご利用ください。


結論から言いますと当院の場合では局所麻酔はアレルギーがない場合は全例、
鎮静剤は希望者のみ使用します。

局所麻酔は検査前に15分ほどかけて、検査自体は5分前後、喉に違和感は残りますがそのまま帰れます。

鎮静剤は30分前に来院頂き、まず点滴をとり、通常の局所麻酔をしてから検査となります。
検査時間は局所麻酔と同じく5分程度ですが、検査終了後醒めるお薬を使ってから(鎮静剤と拮抗薬の半減期の問題で)、
1〜2時間安静にしていただいた後ご帰宅いただいております。

胃カメラ検査は、胃の内部を観察するための検査であり、
麻酔を使用して痛みを抑えながら,時に鎮静剤を使って寝ている間に行われます。
麻酔を使用しない場合もありますが、その場合は検査中に不快感や痛みを
感じることがあるため、慎重に選択する必要があります。

まず、局所麻酔を使用した場合です。
局所麻酔は、表面麻酔薬を使って鼻や口の中を麻痺させる方法
です。患者さんは、鼻から細い管を通して麻酔薬を塗布され、
その後胃カメラを挿入します。しかし、麻酔が効き始める前に胃カメラを
挿入するため、不快感を感じることがあるため、痛みや不快感を
感じた際には、医師に伝えるようにしましょう。



次に、鎮静剤を使用した場合です。
鎮静剤は、静脈内鎮静法で、意識がなくなるほどの
鎮静効果を持ちます。患者さんは絶対に眠った状態になることはありませんが、
胃カメラの挿入前に深い鎮静が行われるため、痛みや不快感を感じること
はありません。しかし、全身麻酔にはリスクがあるため、事前に医師と
十分な相談・判断が必要となります。

時間については、局所麻酔の場合は5〜10分程度で麻酔が効き始め、
約5−10分程度で胃カメラ検査が終了します。全身麻酔の場合は、鎮静剤の投与から
検査後の入念な経過観察まで、約1時間程度を要することがあります。また、その後の回復時間に
ついても、個人差はありますが、1〜2時間程度は様子を見なければ
ならない場合があります。

麻酔を使用した場合のリスクについても説明しておきましょう。
局所麻酔の場合、麻酔薬にアレルギー反応を起こすことがあり、
喉の腫れや呼吸困難などの症状が現れることがあります。

鎮静剤の場合は、可能性は低いですが、呼吸停止、低血圧、心臓発作、肺塞栓症などの
リスクがあります。しかし、胃カメラ検査はリスクが少ない検査であり、
麻酔によって痛みを和らげることで、より快適に検査を受けることができます。

 

当院の胃カメラは鼻からの検査「経鼻内視鏡検査」が可能です。
痛みと苦痛の少ない 経鼻内視鏡|ドクターズ・ファイル

胃カメラは、上部内視鏡の先端に付いた小さなカメラを食道・胃・十二指腸に挿入し、ポリープやがん、炎症などを調べるのに使われます。カメラを挿入する部位で呼び名が変わり、口からの場合は「経口内視鏡」、鼻からの場合は「経鼻内視鏡」と呼ばれます。経鼻内視鏡は、鼻から胃へ挿入する内視鏡検査で、口から挿入する経口内視鏡に比べて嘔吐感や不快感が少なくなります。経口内視鏡の場合でも、舌や下咽頭に内視鏡が接触しないようにすることで、苦痛の軽減を行いますので安心して検査を受けていただくことが可能です。上部内視鏡検査を定期的に受けておくことで、万が一胃がんになったときでも、比較的に早期の段階で発見できます。特に、ピロリ菌感染、慢性萎縮性胃炎のある方には、定期的な内視鏡検査をお勧めしております。

最後に、胃カメラ検査を受ける場合には、事前に医師の指示に従い、麻酔を使用するかどうか、
どの種類の麻酔を使用するか、医師に症状やアレルギーの有無を伝え、
安全かつ快適な検査を受けるようにしましょう。
また、検査前には、胃カメラ検査の手順や流れ、麻酔のリスクや注意点について、
医師や看護師から詳しく説明を受けることが大切です。

全ては患者さんの「検査しとけばよかった・・・」を無くしたいから。
詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。




令和5年4月19日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
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