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天白橋の内視鏡ブログ

大腸がん検診で便潜血検査が2回中1回陽性でした。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)はやらないといけないでしょうか?

大腸カメラ

便潜血検査で陽性となり、不安を抱えている方も多いのではないでしょうか?実際、医師である私自身も初めての検診で陽性反応が出た時は、頭が真っ白になりました。便潜血検査の陽性反応は、大腸がんのリスクを示唆する重要なサインですが、必ずしも大腸がんと診断されるわけではありません。大腸ポリープや痔など、他の原因で陽性となるケースも多いのです。重要なのは、精密検査によって原因を特定すること。この記事では、便潜血検査で陽性になった場合の次のステップ、大腸内視鏡検査の必要性について詳しく解説します。早期発見・早期治療がカギとなる大腸がん。まずは正しい知識を身につけて、不安を解消しましょう。

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便潜血検査で陽性が出たらどうすればいいの?4つの疑問を解消

便潜血検査で陽性反応が出た、と不安な気持ちを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。便潜血検査で陽性だからといって、必ずしも大腸がんと診断されるわけではありません。まずは落ち着いて、今後の流れを確認していきましょう。当クリニックは、内科・内視鏡クリニックとして、地域のかかりつけ医として患者さんの不安に寄り添い、丁寧な診療を心がけています。風邪や腹痛などの一般的な内科疾患から、専門性の高い内視鏡検査、そして医療アートメイクやエクソソーム点滴療法まで、幅広く対応しておりますので、どんなことでもお気軽にご相談ください。

便潜血検査とは?目的と方法を解説

便潜血検査は、便に含まれるごくわずかな血液(潜血)を検出する検査です。肉眼では見えない微量の血液でも見つけることができるため、大腸がんの早期発見に役立ちます。大腸がんは早期発見できれば治癒率も高く、進行がんと比較して治療の負担も軽減できるため、早期発見のための検査は非常に重要です。

便潜血検査の方法には、主に2種類あります。1つはグアヤク法、もう1つは免疫法です。グアヤク法は、化学反応を利用して潜血を検出する方法ですが、食事の影響を受けやすいという欠点があります。一方、免疫法は、抗原抗体反応を利用して、ヒトのヘモグロビンに特異的に反応するため、食事の影響を受けにくく、より正確に潜血を検出できます。当クリニックでは、より精度の高い免疫法を用いた便潜血検査を実施しております。

検査方法は簡単です。専用の容器に2回分の便を採取し、クリニックに提出するだけです。2回とも陰性であれば、検査は終了です。1回でも陽性であれば、精密検査(大腸内視鏡検査)が必要になります。これは、2日法と呼ばれ、異なる日に採取した2検体で検査を行うことで、偽陽性(実際には潜血がないのに陽性と判定される)を減らす工夫がされているためです。

便潜血検査で陽性になる原因は何?

便潜血検査で陽性反応が出た場合、大腸がんの可能性が疑われます。しかし、便潜血が陽性になる原因は大腸がんだけではありません。大腸ポリープ、痔、炎症性腸疾患など、さまざまな原因が考えられます。便潜血陽性者の大腸がん発見率は約2.86%、大腸ポリープは約19.3%との報告もあります。

  • 大腸がん: 便潜血検査で陽性となる場合の、最も心配される原因です。早期がんでは自覚症状がないことが多く、便潜血検査で初めて見つかるケースも少なくありません。進行すると血便、腹痛、便秘などの症状が現れることがあります。

  • 大腸ポリープ: 大腸の粘膜にできる隆起です。多くのポリープは良性ですが、一部はがん化する可能性があります。ポリープが大きくなると出血しやすく、便潜血検査で陽性となることがあります。多くの場合自覚症状はありませんが、出血が多い場合は血便として現れることもあります。

  • : 肛門周囲の静脈がうっ血して腫れた状態です。出血を伴うことがあり、鮮血の付着や、ティッシュに血が付くなどの症状が現れ、便潜血検査で陽性となることがあります。排便時の痛みや、肛門周囲の腫れを伴うこともあります。

  • 炎症性腸疾患: 潰瘍性大腸炎やクローン病などの慢性炎症性疾患です。腸粘膜に炎症や潰瘍が生じ、出血することがあります。腹痛や下痢などの症状を伴うことが多く、血便が現れることもあります。

便潜血検査で陽性反応が出た場合は、これらの疾患の可能性を考慮し、精密検査を受ける必要があります。

便潜血検査で陽性が出た後の流れ

便潜血検査で陽性反応が出た場合は、大腸内視鏡検査(大腸カメラ)などの精密検査が必要になります。大腸カメラ検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸内部を直接観察します。検査中に病変が見つかった場合は、組織を採取して病理検査を行い、確定診断を行います。

当クリニックでは、患者さんの負担を軽減するために、鎮静剤を使用しながら大腸カメラ検査を行うことも可能です。検査を受けることに不安がある方は、お気軽にご相談ください。大腸内視鏡検査は、大腸がんの早期発見・早期治療に非常に有効な検査です。米国予防医学専門委員会(USPSTF)も45歳から75歳の方には、便潜血検査を推奨しています。

便潜血検査の精度は?偽陽性・偽陰性の可能性

便潜血検査は簡便で有用な検査ですが、偽陽性(実際には潜血がないのに陽性と判定される)や偽陰性(実際には潜血があるのに陰性と判定される)の可能性があることも知っておく必要があります。2日法(異なる日に採取した2検体で検査)で偽陽性を減らす工夫がされていますが、それでも100%ではありません。

便潜血検査で陰性だったとしても、大腸ポリープや大腸がんが全くないとは言い切れません。特に40歳以上の方は、一度は大腸カメラ検査を受けることをお勧めします。便潜血検査はあくまでスクリーニング検査であり、確定診断を行うものではありません。

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるべき?メリット・デメリットと費用を解説

便潜血検査で陽性になった場合、不安な気持ちでいっぱいになるのは当然のことです。実際、私も最初の検診で便潜血陽性だった時は、頭の中が真っ白になりました。大腸がんかもしれない、手術が必要になるかもしれない…など、様々な考えが頭をよぎりました。しかし、落ち着いて事実と向き合うことで、冷静な判断ができるようになります。便潜血検査で陽性だからといって、必ずしも大腸がんというわけではありません。多くの場合、大腸ポリープや痔など良性の疾患である可能性もあります。大切なのは、精密検査を受けて正確な診断を下すことです。今回は、精密検査の代表格である大腸内視鏡検査について、メリット・デメリット、費用など、詳しく解説していきます。

大腸内視鏡検査の目的と方法

大腸内視鏡検査は、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の内部を直接観察する検査です。この検査の主な目的は、大腸がん、大腸ポリープ、炎症性腸疾患など、大腸に発生する様々な病気を早期に発見し、診断することです。早期発見は、その後の治療方針を決定づける上で非常に重要です。

検査では、直径約1cmの細い管状の内視鏡を肛門から挿入し、大腸の内部をくまなく観察します。検査時間は、通常30分~1時間程度です。検査中は、腸内を膨らませるために空気を送り込みます。これにより、腸壁のひだを広げ、病変を見やすくするのです。この時、お腹が張ったり、軽い腹痛を感じたりすることがありますが、鎮痛剤や鎮静剤を使用することで軽減できますのでご安心ください。当クリニックでは、患者さんのご希望に応じて鎮静剤を使用し、できる限り苦痛なく検査を受けていただけるように配慮しています。

大腸内視鏡検査でわかること

大腸内視鏡検査では、大腸粘膜の状態を直接観察することで、様々な情報を得ることができます。大腸がんの有無はもちろんのこと、大腸がんの芽となる大腸ポリープの有無や大きさ、種類(腺腫、過形成性ポリープなど)、炎症や潰瘍の有無、出血の有無なども確認できます。

大腸ポリープは、大腸粘膜にできる隆起のことです。大きさは数ミリから数センチまで様々で、形状も様々です。大腸ポリープの中には、将来的にがん化する可能性のあるものもあります。大腸内視鏡検査では、こうしたポリープを早期に発見し、必要に応じて切除することができます。

また、検査中に病変が見つかった場合は、組織を採取して病理検査を行います。病理検査とは、採取した組織を顕微鏡で観察し、細胞レベルで診断を行う検査です。これにより、ポリープが良性か悪性か、がんの進行度などを詳しく調べることが可能になります。

大腸内視鏡検査のメリット

大腸内視鏡検査の最大のメリットは、大腸がんを早期に発見できることです。大腸がんは早期発見・早期治療によって、治癒率が非常に高くなるがんの一つです。検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です。これは、大腸がんの予防につながる大きなメリットです。他の検査方法では見逃されてしまうような小さな病変も発見できるため、より精度の高い診断が期待できます。さらに、大腸内視鏡検査は、大腸のほぼ全体を観察できるため、病変の範囲や数などを正確に把握できるという利点もあります。45歳から75歳の方には、大腸がん検診の選択肢の一つとして推奨されています(2021年米国予防サービス特別委員会)。

大腸内視鏡検査のデメリットとリスク

大腸内視鏡検査には、検査前の下剤服用による下痢や腹痛、検査中の腹部膨満感や不快感といったデメリットがあります。検査前の下剤は、腸内をきれいにし、内視鏡で観察しやすくするために必要不可欠ですが、人によっては、下痢や腹痛などの症状が強く出てしまう場合があります。

また、ごくまれに、腸穿孔(内視鏡によって腸に穴が開いてしまうこと)や出血などの合併症が起こる可能性もあります。腸穿孔は、大腸内視鏡検査において最も重篤な合併症の一つです。穿孔が起きた場合は、緊急手術が必要になることもあります。しかし、これらの合併症は、経験豊富な医師が適切な処置を行うことで、発生頻度や重症度を軽減できます。

大腸内視鏡検査の費用と保険適用

大腸内視鏡検査は、健康保険が適用されます。費用は、検査の内容や医療機関によって異なりますが、3割負担の場合、数千円から1万円程度が目安となります。ポリープ切除などを行った場合は、費用が追加されることがあります。費用の詳細については、受診予定の医療機関にお問い合わせください。

天白橋内科内視鏡クリニックでの大腸内視鏡検査の特徴

天白橋内科内視鏡クリニックでは、日本消化器内視鏡学会専門医である院長が、苦痛の少ない、丁寧な大腸内視鏡検査を行っています。患者さんの不安や緊張を和らげ、リラックスして検査を受けていただけるよう、スタッフ一同、きめ細やかな対応を心がけています。当クリニックは、内科・内視鏡クリニックとして、地域のかかりつけ医を目指し、患者さんの健康を包括的にサポートすることを使命としています。風邪や腹痛といった一般的な内科診療から、専門性の高い内視鏡検査まで、幅広く対応しています。また、医療アートメイクやエクソソーム点滴療法にも対応しており、患者さんの様々なニーズにお応えできる体制を整えています。名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」より徒歩2分、提携駐車場も完備しており、アクセスも便利です。大腸がん検診や内視鏡検査についてご不安なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

大腸がんを早期発見!検診と予防の重要性

便潜血検査で陽性反応が出た、という知らせを受けると、誰でも不安になりますよね。私も医師になって最初の健康診断で便潜血陽性が出た時は、目の前が真っ暗になったのを覚えています。大腸がんかもしれない、手術が必要になるかもしれない…など、様々な考えが頭をよぎりました。

大腸がんは、早期に発見し適切な治療を行えば治癒が期待できる病気です。そのためにも、大腸がん検診の重要性について改めて認識し、健康維持のため積極的に行動していくことが大切です。当クリニックでは、内科全般の相談に加え、専門である内視鏡検査も行っています。発熱外来から内視鏡、医療アートメイク、エクソソーム点滴療法まで幅広く対応していますので、些細な不安でもお気軽にご相談ください。

45歳から75歳の方には、米国予防医学専門委員会(USPSTF)も大腸がん検診を推奨しています。検診方法はいくつかありますが、検診を受けること自体が重要です。「最善の検査とは、実際に行われる検査である」という言葉もあるように、まずは行動を起こすことが大切です。

大腸がんの初期症状

大腸がんは初期段階では自覚症状が現れにくい病気です。そのため、定期的な検診が非常に重要になります。便潜血検査で陽性が出た場合でも、無症状であることも少なくありません。しかし、進行するにつれて、以下のような症状が現れることがあります。

  • 血便: 少しの出血でも、便の色に変化が現れることがあります。鮮やかな赤い血が混じることもあれば、便全体が黒っぽくなることもあります。出血量が少ない場合は、肉眼では確認できない潜血となることもあります。
  • 便通異常: これまでの排便習慣と比べて、便秘や下痢が続く、便が細くなるなどの変化が現れることがあります。毎日規則的に排便していた人が、急に便秘がちになったり、逆に下痢が続くようになったりする場合は注意が必要です。
  • 腹痛・腹部不快感: しつこい腹痛や違和感、お腹の張りなどが続くことがあります。特に、食後に症状が悪化する場合は、消化器系の問題を疑う必要があります。
  • 貧血: めまい、ふらつき、動悸、息切れなど、貧血の症状が現れることがあります。これは、大腸がんからの出血によって、体内の赤血球が減少することが原因です。
  • 体重減少: 食欲不振や原因不明の体重減少なども、大腸がんのサインである可能性があります。特に、短期間で急激に体重が減少する場合は、注意が必要です。

これらの症状は、大腸がん以外にも、他の病気の可能性も考えられます。自己判断は危険ですので、少しでも気になる症状があれば、医療機関を受診し、適切な検査を受けることが大切です。

大腸がんの進行度とステージ分類

大腸がんの進行度は、ステージ0からステージⅣまでに分類されます。この分類は、TNM分類と呼ばれる国際的な基準に基づいて行われます。Tは原発腫瘍(がんの大きさや深さ)、Nは所属リンパ節転移(リンパ節への転移の有無)、Mは遠隔転移(他の臓器への転移の有無)を表します。

  • ステージ0: がんは大腸の粘膜内にとどまっており、最も初期の段階です。内視鏡治療で完治が期待できます。
  • ステージⅠ: がんは粘膜下層または固有筋層まで浸潤していますが、リンパ節や他の臓器への転移はありません。手術による切除が主な治療法となります。
  • ステージⅡ: がんは大腸壁の外まで浸潤していますが、リンパ節への転移はありません。手術に加えて、補助化学療法が行われることもあります。
  • ステージⅢ: がんは周囲のリンパ節に転移しています。手術と化学療法を組み合わせた治療が行われます。
  • ステージⅣ: がんは肝臓や肺などの他の臓器に転移しています。化学療法や放射線療法、手術などを組み合わせた治療が行われます。

ステージが進むほど治療は複雑になり、予後も厳しくなります。早期発見・早期治療が非常に重要です。

大腸がんの治療法

大腸がんの治療法は、がんの進行度(ステージ)、患者さんの全身状態、合併症の有無などによって決定されます。主な治療法には、内視鏡治療、外科手術、化学療法、放射線療法などがあります。

  • 内視鏡治療: ステージ0や一部のステージⅠの大腸がんに対して行われます。内視鏡を用いて病変部を切除します。体に負担が少ないため、高齢者や合併症のある患者さんにも適応しやすい治療法です。
  • 外科手術: ステージⅠ~Ⅲの大腸がんに対して行われます。がんの進行度に応じて、大腸の一部または全部を切除する手術が行われます。近年では、腹腔鏡手術やロボット支援手術といった低侵襲手術も普及しており、患者さんの負担軽減に繋がっています。
  • 化学療法: 抗がん剤を使用してがん細胞を攻撃する治療法です。手術の前後に行われる場合や、ステージⅣの大腸がんで手術が困難な場合に行われます。
  • 放射線療法: 放射線を使用してがん細胞を攻撃する治療法です。直腸がんに対しては、手術の前後に行われることが多く、局所制御の向上や再発リスクの低減を目的として行われます。

最適な治療法は、専門医が患者さんの状態を総合的に判断して決定します。

大腸がんの予防方法:食事と生活習慣

大腸がんの予防には、日々の食事や生活習慣の改善が重要です。

  • 食事: 食物繊維を豊富に含む野菜や果物、海藻類、きのこ類などを積極的に摂りましょう。食物繊維は、腸内環境を整え、発がん物質を体外に排出する効果があります。赤身肉や加工肉の摂取は控えめにし、脂肪の多い食事を避けることも大切です。これらの食品は、大腸がんのリスクを高める可能性が示唆されています。
  • 運動: 適度な運動は、腸の働きを活発にし、大腸がんのリスクを低減する効果が期待できます。週に数回、30分程度のウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を行うと良いでしょう。
  • 禁煙: 喫煙は大腸がんを含む様々ながんのリスクを高めるため、禁煙することが重要です。禁煙することで、大腸がんだけでなく、他の病気のリスクも軽減できます。
  • アルコール: 過剰な飲酒は避け、適量を守りましょう。アルコールの過剰摂取は、大腸がんのリスクを高めることが知られています。

これらの生活習慣を改善することで、大腸がんのリスクを減らすことができます。

その他の大腸がん検診:大腸CT検査など

大腸がん検診には、便潜血検査以外にも、大腸CT検査や大腸内視鏡検査などがあります。USPSTFは、大腸内視鏡検査を10年に1度の頻度で受けることも選択肢の一つとして推奨しています。

  • 大腸CT検査: 造影剤を用いてCTスキャンを行い、大腸の形状や病変の有無を検査します。検査時間は短く、苦痛も少ないですが、小さなポリープの発見が難しい場合があります。仮想内視鏡検査とも呼ばれ、3次元画像で腸内を観察できます。
  • 大腸内視鏡検査: 内視鏡を肛門から挿入し、大腸全体を観察する検査です。病変の発見精度は高いですが、検査前の腸管洗浄が必要で、検査中に多少の不快感を伴う場合があります。検査中にポリープが見つかった場合は、その場で切除することも可能です。

それぞれの検査にはメリット・デメリットがありますので、医師と相談して自分に合った検査方法を選択しましょう。天白橋内科内視鏡クリニックでは、大腸内視鏡検査をはじめ、様々な検査方法に対応しております。お気軽にご相談ください。

まとめ

便潜血検査で陽性が出た場合、不安になるのは当然のことです。でも、落ち着いて次のステップを考えてみましょう。便潜血検査はあくまでスクリーニング検査。陽性反応が出ても必ずしも大腸がんとは限りません。大腸ポリープや痔などの良性疾患の可能性もあります。

大切なのは、精密検査を受けて正確な診断を受けること。大腸内視鏡検査(大腸カメラ)は、大腸の状態を直接確認できるため、早期発見・早期治療に繋がります。検査への不安は誰にでもあるもの。医師やスタッフに相談すれば、きっとあなたの不安を和らげてくれるでしょう。

便潜血検査陽性という結果を、自分の健康状態を見直す良い機会と捉え、前向きに進んでいきましょう。

 

全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。




令和7年4月10日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

 

 

 

参考文献

  1. Gupta S. Screening for Colorectal Cancer. Hematology/oncology clinics of North America 36, no. 3 (2022): 393-414.
  2. USPSTFガイドライン2021

追加情報

[title]: Screening for Colorectal Cancer.,

【要約】

  • 大腸がんはアメリカ合衆国におけるがん死因の第2位である。

  • 大腸がん検診は発症率と死亡率を減少させる。

  • 2021年米国予防サービス特別委員会(USPSTF)ガイドラインと既存のエビデンスに基づき、45歳から75歳への定期的な検診が推奨されている。76歳から85歳については、個々の状況を考慮して検診を行うべきである。

  • USPSTFガイドラインでは、以下の検診方法が選択肢として推奨されている。

    • 毎年グアイアック便潜血検査
    • 毎年免疫化学的便潜血検査(FIT)
    • 毎年~3年ごとの多ターゲット便DNA-FIT
    • 5年ごとのシグモイド鏡検査
    • 10年ごとのシグモイド鏡検査(毎年FIT併用)
    • 5年ごとのCTコロノグラフィー
    • 10年ごとの大腸内視鏡検査
  • 「最善の検査とは、実際に行われる検査である」

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35501176,

[quote_source]: and Gupta S. "Screening for Colorectal Cancer." Hematology/oncology clinics of North America 36, no. 3 (2022): 393-414.