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糖尿病とは?腎不全、失明などの原因にも

みなさんお待たせしました。専門医がお答えシリーズです!
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今回も多くの方が悩む糖尿病についてです。




糖尿病とは

 糖尿病はおおきくわけて1型と2型があります。1型は血糖を下げるホルモンであるインスリン分泌が何らかの原因で困難になる病気で、血糖を自力では吸収して細胞へ送ることができなくなってしまい、血糖値が上昇したままになってしまいます。2型はいわゆる生活習慣病であることがおおく、食事などが原因で血糖値の高い状態が続き、体内から分泌されるインスリンの効きが悪くなる状態です。厳密にいえば1型と2型の合併や特殊な病態などもありますが、簡単にはこのような理解で大丈夫だと思います。1型糖尿病は特殊な病態ですので、ここでは生活習慣病である2型糖尿病を主に取り上げていきたいと思います。糖尿病の診断基準として有名な数値にHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)という数値があります。これはヘモグロビンと呼ばれる赤血球の成分にどれほどブドウ糖がくっついて存在しているかということを表します。血糖値が高い状態がつづけばHbA1cは徐々に増加していき、糖尿病が疑われることになります。血糖値は一日の中でも変動が大きいですが、HbA1cは2ヶ月〜3ヶ月単位での血糖値の平均値を反映しますので、長期的な経過を把握するのに重要な数値です。人によって、グリコアルブミンという数値を測定したほうが良い患者さんもいますが、HbA1cは様々な医療機関で一般に検査される項目で非常に使い勝手が良いです。

 現在の基準としてはHbA1cは5.6%未満であれば安心です。それ以上では糖尿病の可能性が高まってきて、HbA1c 6.4%以上でかつ空腹時血糖が126mg/dL以上というのが診断基準となります。これを満たしていない方でも症状や他の検査結果によっては糖尿病と診断されてしまう場合があります。

 

糖尿病の影響

 糖尿病は本当に様々な問題を引き起こします。詳しいメカニズムは省略いたしますが、小さい血管や神経が障害されていき、腎臓や眼、末梢神経などに影響を及ぼします。これらが進行すると、末期腎不全や失明、手足の壊疽になってしまうことがありますので十分気をつけなければなりません。

 またあわせて、脳や心臓など比較的大きな血管が詰まってしまう心筋梗塞や脳梗塞のリスクが非常に高くなります。心臓や脳血管の病気は、喫煙、高血圧、高脂血症、糖尿病、高尿酸血症などが原因でリスクが高まりますが、喫煙を除けば糖尿病はこれらの中でも特にその危険性をあげてしまう要因と考えられています。もちろんこれらの危険因子を複数持っている方はさらに注意が必要です。

 

糖尿病の予防

 糖尿病を基本的に予防するには、食生活や運動習慣の見直しが中心となります。運動は年齢や性別、これまでの運動習慣にあわせて無理のない範囲で取り組むことが大切です。有酸素運動を中心に、可能な方は少し無酸素運動を取り入れることで筋肉量を増やすことも重要です。

 食生活で気をつけていただきたいのは総摂取カロリーと糖質量、そしてトータルでのバランスです。糖質は悪いイメージが強いですが、人間が生きていくには必要不可欠な栄養素です。重要なのはその摂取の方法で、急激な血糖上昇を抑えることで、インスリンへの抵抗性をあげないことが大切です。血糖上昇の程度を表す数値として、GI値というのがだいぶ一般的になってきました。精製された小麦や砂糖、白米はGI値が高く、血糖を急激に上昇させやすい傾向にあります。一方で、全粒粉小麦、玄米や蕎麦などはGI値が低めであり、しっかりと栄養を取りつつ血糖の上昇をゆるやかにさせる可能性があります。またこれらの栄養素は食物繊維を豊富に含むため便秘の解消や大腸癌予防にも効果があるかもしれません。もちろんいくらGI値の低い食べ物でも、過剰に摂取した場合には結局血糖値が上昇してしまうことがありますから、かかりつけ医や栄養士などと相談して食事の全体を管理していく必要があります。

糖尿病になってしまったときは

 糖尿病と一度診断されてしまった方は、残念ながら医学的に厳密な意味では一生糖尿病であると考えられてしまいます。しかし、食事や運動など生活習慣管理だけでも、HbA1cがほぼ正常範囲内まで低下する方もいらっしゃいます。

 十分な食生活や運動習慣の管理をおこなっても残念ながらHbA1cの改善が乏しい場合には、飲み薬や注射薬での治療が開始となります。HbA1cの目指すべき値は年齢や生活背景によって異なります。可能な方は正常値付近まで下げる治療をする場合が多いですが、あまりに目標を厳しく設定しすぎると薬の副作用により低血糖を起こすことがあり、場合によっては副作用が重篤な結果を引き起こすことがありますので、定期的な検査と丁寧な薬の調整が必要になります。

 

まとめ

糖尿病と診断されてしまった方は、生涯にわたって本当に大変な思いをすることがとても多いです。また糖尿病は採血をしてみなければ早期発見はできず、何らかの症状が出た時にはすでに取り返しのつかない状況になってしまうことが多々あります。しかしながら食生活の管理や運動習慣で予防できることがあり、定期的な血液検査をしつつ生活習慣を見直していくことが大切です。

全ては患者さんの「もっと早く検査や治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

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令和4年1月15日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
・がん治療認定医

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