- こんなお悩みはありませんか?
- 高尿酸血症・痛風とは
- 痛風セルフチェック
- 高尿酸血症の症状
- 高尿酸血症の原因
- 痛風発作(急性期)の対応
- 高尿酸血症・痛風の治療法
- 合併症の管理
- 当院の高尿酸血症・痛風治療の特徴
- 高尿酸血症の治療の流れ
こんなお悩みはありませんか?
- 健康診断で尿酸値が高いと指摘されたが、何をすればよいか分からない
- 足の親指の付け根に突然激痛が走った
- 過去に痛風発作を経験し、再発予防に取り組みたい
- 尿酸値の薬を飲み続けてよいのか不安がある
- ビールやお酒を控えられず、尿酸値が下がらない
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症など複数の生活習慣病を抱えている
このようなお悩みをお持ちの方は、名古屋市天白区の天白橋内科内視鏡クリニックまでご相談ください。患者様一人ひとりの生活背景に合わせた治療計画をご提案いたします。
高尿酸血症・痛風とは

高尿酸血症とは、血液中の尿酸濃度が高くなった状態を指します。日本のガイドラインでは、性別や年齢に関係なく血清尿酸値が7.0mg/dLを超える状態を高尿酸血症と定義しています。
尿酸は、体内でプリン体と呼ばれる物質が代謝される際に生成される副産物です。通常は腎臓を通じて尿として排泄されますが、生成量が増えたり、排泄量が低下したりすると、血中濃度が上昇します。
痛風は、血中の尿酸が結晶化して関節内に沈着し、突然の激しい関節炎を引き起こす疾患です。特に足の親指の付け根(第一中足趾関節)に好発し、夜間から明け方に発症することが多いのが特徴です。
国内の調査では、30歳代男性における高尿酸血症の頻度は約30%に達するとされ、30歳以上の男性における痛風の有病率は1%を超えると推定されています。一方、女性は女性ホルモン(エストロゲン)に尿酸の排泄を促す作用があるため、閉経前の発症は男性に比べて少ない傾向があります。
出典:厚生労働省「高尿酸血症」
痛風セルフチェック
痛風が疑われる症状チェック
以下の項目に当てはまるものがある方は、痛風発作の可能性があります。
- 関節の腫れや痛みが、出現してから24時間以内にピークに達した
- 1つの関節だけに症状が出ている
- 関節が赤くなり、熱を持っている
- 足の親指の付け根に激痛や腫れがある
- 過去にも同じような症状があった
- 血液検査で尿酸値が高いと指摘されたことがある
1つでも当てはまる方は、早めの医療機関受診をご検討ください。
痛風予備軍チェック(生活習慣編)
以下のチェック項目に3つ以上当てはまる方は、尿酸値が高くなりやすい生活習慣をお持ちの可能性があります。
- 肉や魚、内臓料理を食べることが多い
- アルコール(特にビール)を頻繁に飲む
- 水やお茶をあまり飲まない
- 早食いの傾向がある
- 肥満気味である(BMI25以上)
- 激しい運動をよくする
- 仕事や人間関係でストレスが多い
- 親や兄弟に痛風患者がいる
- 高血圧・糖尿病・脂質異常症を指摘されている
3つ以上当てはまる方は、一度血液検査で尿酸値を測定することをおすすめします。
高尿酸血症の症状

高尿酸血症そのものには、自覚症状がほとんどありません。しかし、尿酸値が高い状態が長く続くと、以下のような合併症のリスクが高まります。
痛風発作(急性痛風関節炎)
血中の尿酸結晶が関節内に剥がれ落ちることで、激しい炎症が引き起こされます。
激しい痛み
歩行が困難になるほどの激痛が、突然・夜間に出現することが多い
発赤・腫脹・熱感
関節が赤く腫れあがり、熱を持つ
好発部位
足の親指の付け根が最も多く、次いで足関節、足の甲、膝、肘、手関節など
慢性痛風(痛風結節)
長期間にわたり高尿酸血症が続くと、尿酸結晶が組織に沈着して硬いしこり(痛風結節/トフィ)を形成することがあります。耳介、肘、手指、足趾などに見られます。
尿路結石(尿酸結石)
尿が酸性に傾くことで、腎臓や尿管に尿酸結石が形成されることがあります。腰や下腹部の激痛、血尿、排尿障害などの症状が現れる場合があります。
腎障害(痛風腎)
尿酸結晶が腎臓に沈着することで、慢性腎臓病へ進行する可能性があります。重症化すると腎不全に至るケースもあります。
生活習慣病・心血管疾患
高尿酸血症は、高血圧、糖尿病、脂質異常症、メタボリックシンドロームと密接に関連しており、狭心症や心筋梗塞などの虚血性心疾患の危険因子としても知られています。
高尿酸血症の原因
高尿酸血症は、体内での「尿酸の生成過剰」と「尿酸の排泄低下」、またはその両方によって発症します。
尿酸の過剰生成
高プリン食
レバーや内臓料理、干物、エビ、貝類などプリン体を多く含む食品の過剰摂取
アルコール
特にビールはプリン体含有量が多く、アルコール自体にも尿酸生成を促進する作用があります
果糖(フルクトース)
清涼飲料水や菓子類に含まれる果糖は、尿酸生成を増加させる要因とされています
激しい運動
無酸素運動はATPが分解されてプリン体が増えるため、尿酸値を上昇させる場合があります
遺伝的要因
尿酸代謝に関わる酵素の体質的な違い
尿酸の排泄低下
腎機能の低下
慢性腎臓病があると尿酸排泄が低下しやすくなります
薬剤の影響
利尿薬(チアジド系・ループ系)、低用量アスピリン、シクロスポリンなど
脱水
水分不足によって尿量が減ると、尿酸排泄が低下します
インスリン抵抗性
糖尿病や肥満によるインスリン抵抗性は、尿酸排泄を妨げる要因とされています
両者が混在するケース
肥満、メタボリックシンドローム、ストレス、急激な体重減少などは、生成過剰と排泄低下の両方を引き起こす要因となります。
なお、近年のガイドラインでは、従来の「尿酸産生過剰型」「尿酸排泄低下型」に加えて、腸からの排泄低下による腎外排泄低下型という病型分類も追加されています。
痛風発作(急性期)の対応
突然の関節の激痛・発赤・腫脹が出現したら、痛風発作の可能性があります。早期に治療を開始することで、症状の持続期間の短縮が期待できます(症状の経過には個人差があります)。
発作時にご自身でできる応急処置
- 患部を無理に動かさず、安静にする
- 患部を冷やす(温めると症状が悪化する場合があるため避ける)
- 患部を心臓より高く挙上する
- 自己判断で市販の痛み止めを使用する前に、できるだけ早めに医療機関を受診する
受診を急ぐべきサイン
- 痛みが強く、歩行が困難
- 発熱を伴う
- 初めての症状で原因が分からない
- 複数の関節に同時に症状が出ている
このような場合は、化膿性関節炎など他の重篤な疾患との鑑別が必要となるため、早期の医療機関受診が重要です。
発作時の治療方針
痛風発作の急性期治療には、以下のいずれかが用いられます。
NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)
第一選択薬として広く使用されています
コルヒチン
発作初期や予防的に使用されます
副腎皮質ステロイド
NSAIDsが使用できない方に選択されることがあります
患者様の合併症や腎機能などを考慮しながら、最適な治療薬を選択していきます。効果や副作用には個人差があります。
高尿酸血症・痛風の治療法
治療の基本は、生活習慣の改善と薬物療法の2本柱です。患者様の尿酸値や合併症の有無に応じて、最適な治療計画を立てていきます。
薬物治療を開始する基準
「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン」では、以下に該当する方に薬物療法が推奨されています。
- 痛風発作を起こしたことがある方、または痛風結節がある方
- 尿酸値が8.0mg/dL以上で合併症(腎障害・尿路結石・高血圧・糖尿病・虚血性心疾患・メタボリックシンドロームなど)がある方
- 尿酸値が9.0mg/dL以上の方
治療目標値
| 状態 | 目標尿酸値 |
|---|---|
| 痛風・高尿酸血症の方 | 6.0mg/dL以下 |
| 痛風結節がある方 | 6.0mg/dL以下(より低い値の維持が望ましいとされます) |
尿酸値を下げる際は、急激に下げると痛風発作を誘発する可能性があるため、ゆっくりと下げていくことが推奨されます。一般的には3〜6ヶ月かけて目標値に到達し、その後も維持していくことが大切です。下げ方のペースには個人差があります。
生活習慣の改善
食事療法
プリン体の制限
高プリン食品(レバー、内臓料理、干物、エビ、貝類など)は控えめにします。ガイドラインでは1日400mg以下が目安とされています
総エネルギー摂取量の制限
肥満がある方はBMI25未満を目標に。プリン体制限と併せて、総エネルギー摂取量の管理が重要とされています
野菜・果物・海藻の積極的摂取
尿のアルカリ化により尿酸の溶解度が高まるとされています
乳製品の摂取
低脂肪乳やヨーグルトの摂取と痛風リスク低下の関連が報告されています
水分摂取
1日2L以上を目安に。尿酸の排泄促進と尿路結石の予防につながるとされています
参照元:公益財団法人痛風・尿酸財団「食品・飲料中のプリン体含有量」
アルコールの見直し
アルコール自体に尿酸生成を促し、排泄を低下させる作用があります。種類を問わず節酒が望まれます。
ビール
プリン体が多く高エネルギーのため、特に注意が必要です
目安
日本酒1合未満、またはビール500mL未満
休肝日
週2日以上が推奨されます
運動
有酸素運動
ウォーキング、サイクリング、水泳など、軽めの運動を継続することが推奨されます
無酸素運動・激しい運動は逆効果になる場合があります
尿酸値の上昇を招く可能性があるため避けます
運動後の水分補給
脱水を防ぎ、尿酸排泄を促進します
その他の生活改善
適正体重の維持
BMI25未満を目標に。ただし急激な減量はかえって尿酸値を上昇させる場合があります
禁煙
動脈硬化リスクの軽減につながります
ストレス管理
過剰なストレスは尿酸値を上昇させる要因とされています
薬物療法
| 種類 | 主な薬剤 | 作用 |
|---|---|---|
| 尿酸生成抑制薬 | フェブキソスタット、アロプリノール、トピロキソスタット | 体内で尿酸が作られるのを抑える |
| 尿酸排泄促進薬 | ベンズブロマロン、プロベネシド | 腎臓からの尿酸排泄を促進する |
| 選択的尿酸再吸収阻害薬(SURI) | ドチヌラド | 腎尿細管での尿酸再吸収を選択的に抑制する |
| 発作時の薬 | コルヒチン、NSAIDs、ステロイド | 急性発作の痛みと炎症を抑える |
腎機能や尿路結石の有無、他の合併症などを総合的に判断して、患者様に適した薬剤を選択します。尿酸値が下がっても自己判断で服薬を中止しないことが重要です。薬剤の効果や副作用には個人差があります。
採血評価のタイミング
定期的なモニタリングにより、治療の効果と安全性を確認していきます。一般的には、治療開始または薬剤変更後しばらくしてから採血を行い、その後も定期的に尿酸値を測定します。具体的なスケジュールは患者様の状態に応じて医師が判断します。
当院の高尿酸血症・痛風治療の特徴
1. 生活習慣病の包括的管理
高尿酸血症は単独で発症することは少なく、高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病と合併しているケースが多くみられます。当院では内科全般を扱い、複数の疾患を一元的に管理することで、効率的かつ安全な治療をご提供します。
2. 内視鏡クリニックとしての強み
天白橋内科内視鏡クリニックは、内科診療に加えて胃カメラ・大腸カメラなどの内視鏡検査も行っております。生活習慣病の方は消化器系の合併症リスクも高いため、必要に応じて内視鏡検査をスムーズに実施できる体制が整っています。
3. オンライン診療への対応
症状が安定してきた方や、お忙しくて通院が難しい方には、ビデオ通話によるオンライン診療もご活用いただけます。継続治療の負担を減らし、治療を中断せずに続けていただけます。
4. 患者様一人ひとりに合わせた治療計画
画一的な治療ではなく、生活背景・職業・食習慣・家族歴などを踏まえた、現実的に続けられる治療計画をご提案します。
来院されている地域
名古屋市天白区はもちろん、緑区、瑞穂区、名東区、千種区、昭和区、日進市、長久手市など、幅広い地域から多くの患者様にご来院いただいております。
高尿酸血症の治療の流れ
- 01 受付
-
初診の方
ご予約日時にご来院いただき、受付にて保険証をご提示ください。問診票には現在の症状、既往歴、服用中の薬、アレルギーの有無などを詳しくご記入いただきます。
再診の方
診察券をご提示いただき、受付を済ませます。
- 02 問診・診察
-
問診
医師が現在の症状、痛みの程度、発症時期、生活習慣(食事・飲酒・運動)、既往歴、服用中の薬剤などを詳しくお伺いします。
診察
血圧測定や関節の視診・触診など、必要な身体診察を行います。
- 03 検査
-
血液検査
尿酸値を含め、肝機能・腎機能・脂質・血糖などを総合的に評価します。
尿検査
尿中の尿酸排泄量を測定し、尿酸産生過剰型か排泄低下型かを判別することで、適した薬剤選択に役立てます。
画像検査(必要に応じて)
関節の状態を確認するため、X線検査や超音波検査を行うことがあります。
- 04 診断・治療計画の説明
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検査結果をもとに、医師が診断と治療方針を分かりやすくご説明します。生活習慣の改善ポイント、薬物療法の必要性、目標尿酸値、治療期間の見通しなどを丁寧にお伝えし、患者様にご納得いただいた上で治療を開始します。
- 05 治療の実施
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薬物療法
処方薬の服用方法、効果発現までの期間、起こりうる副作用について詳しくご説明します。
生活習慣指導
食事内容、運動習慣、飲酒、水分摂取量など、無理なく続けられる具体的な改善方法をアドバイスします。
- 06 フォローアップ
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定期的な再診
治療開始後は、効果や副作用を確認しながら定期的に採血を行い、長期的に尿酸値が安定するようサポートします。
治療計画の見直し
症状の変化や検査結果に応じて、薬剤や生活指導の内容を柔軟に調整します。



