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睡眠時無呼吸症候群(SAS)

まず、当院では内科のため、多くのSASの対策方法を持っているわけではありませんが、最もメジャーな簡易睡眠検査によって重症SASと診断された方はCPAP療法の手配まで行うことが可能です。

※CPAP療法(Continuous Positive Airway Pressure)は、鼻や口に装着するマスクを通して気道に空気を送り込み、気道を広げて無呼吸を防ぐ方法です。

CPAP療法は非常に効果的で、多くの患者に使用されています。
SASは高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病など多彩な基礎疾患と密接な関連があり、これを予防することにより心筋梗塞や脳卒中までも予防することができる可能性があり、心当たりのある方はぜひご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは

睡眠時無呼吸症候群の写真

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が一時的に止まる、または浅くなる病気です。

この状態は夜間に繰り返し発生し、睡眠の質を著しく低下させるため、日中の強い眠気や集中力の低下をもたらします。

SASはそのまま放置すると、高血圧、心臓病、糖尿病、さらには脳卒中などの重篤な健康問題を引き起こすリスクがあります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)と関連疾患

フィナステリドは、5α-還元酵素阻害薬であり、AGA治療に広く用いられています。
以下にその効果と使用方法をまとめます。

糖尿病

SASは、インスリン抵抗性の増加や血糖値の調節不全を引き起こし、2型糖尿病のリスクを高めます。
断続的な低酸素状態や頻繁な覚醒によるストレスが、血糖のコントロールに悪影響を及ぼします。

心臓病

SASは、心臓病のリスクを増加させます。酸素不足や血圧の変動が心臓に負担をかけ、心不全や不整脈のリスクが高まります。
また、SASは冠動脈疾患(心筋梗塞など)のリスク因子ともなります。

高血圧

SASは、高血圧(特に夜間高血圧)の主要な原因の一つです。無呼吸による酸素不足が交感神経を刺激し、血圧の上昇を引き起こします。
持続的な高血圧は心血管系に大きな負担をかけます。

脳卒中

SASは脳卒中のリスクを高めます。酸素不足と血圧の急激な変動が血管を傷つけ、血栓形成や動脈硬化を促進します。
これにより、脳血管障害のリスクが上昇します。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、糖尿病、心臓病、高血圧、脳卒中といった重大な健康リスクと密接に関連しています。SASの適切な診断と治療は、これらの疾患の予防と管理において重要な役割を果たします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)主な種類と症状について

睡眠時無呼吸症候群(SAS)主な種類と症状についての写真

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)

気道が物理的に閉塞されることで起こります。肥満や解剖学的な要因が主な原因です。

中枢性睡眠時無呼吸症候群(CSA)

脳の呼吸中枢が適切に機能しないことで起こります。心臓病や神経系の障害が関連することがあります。

睡眠時無呼吸症候群の症状

1.いびき

非常に大きないびきが特徴です。家族や同室者から指摘されることが多いです。

2.日中の過度な眠気

十分な睡眠をとっているにもかかわらず、日中に強い眠気を感じます。これは運転中や仕事中など、集中が必要な場面で特に問題となります。

3.起床時の頭痛

朝起きたときに頻繁に頭痛がする場合、SASの可能性があります。

4.集中力の低下

作業や会話に集中できないことが増えます。これは仕事や日常生活に重大な影響を与えることがあります。

5.口渇

口が乾いた状態で目覚めることが多いです。これは口呼吸が原因であることが多いです。

6.頻尿

夜間に何度もトイレに行くことがあります。これはSASによる睡眠の分断が原因であることが多いです。

7.その他の症状

うつ症状、イライラ感、記憶力の低下、性機能障害なども報告されています。

SASの症状は多岐にわたりますが、以下のような症状が一般的です。
これらの症状に心当たりがある場合は、専門医の診察を受けることをお勧めします。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因

SASの原因は多岐にわたりますが、以下のような要因が一般的です。

1.肥満

喉周りの脂肪が気道を圧迫し、閉塞を引き起こします。肥満はSASの最大のリスクファクターとされています。

2.加齢

加齢に伴い、喉の筋肉が緩みやすくなり、気道の閉塞を引き起こしやすくなります。

3.遺伝

家族にSASの患者がいる場合、遺伝的に気道が狭いなどの要因でリスクが高まります。

4.喫煙・飲酒

喫煙は気道の炎症を引き起こし、飲酒は筋肉の弛緩を促進するため、気道の閉塞を引き起こしやすくなります。

5.鼻づまり

アレルギーや鼻中隔湾曲などで鼻の通りが悪いと、口呼吸になりやすく、気道が閉塞しやすくなります。

6.解剖学的な要因

小顎、扁桃腺の肥大、舌の大きさなどの要因も気道の閉塞を引き起こします。特に、以下のような解剖学的特徴がある場合、SASのリスクが高まります。

7.小顎(小顎症)

顎が小さいと、舌が気道を塞ぎやすくなります。

8.扁桃腺の肥大

扁桃腺が大きいと、気道が狭くなります。

9.舌の大きさ

舌が大きい場合、仰向けに寝たときに舌が気道に落ち込みやすくなります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断

SASの診断には、以下のような方法が用いられます。

問診と身体検査

まず、医師が患者の症状について詳細に問診を行います。日中の眠気の程度やいびきの状態、過去の病歴などを確認します。
その後、身体検査を行い、気道の状態や肥満度(BMI)などを評価します。

睡眠ポリグラフ検査(PSG)

SASの確定診断には、睡眠ポリグラフ検査(Polysomnography、PSG)が最も信頼される方法です。
PSGは病院や専門の睡眠センターで行われ、以下のような複数の生理的パラメータを一晩中記録します。

脳波: 睡眠段階を評価します。
眼球運動: 睡眠中の眼球の動きを記録します。
筋電図: 筋肉の活動を記録します。
呼吸の流れ: 鼻や口からの呼吸の流れを測定します。
血中酸素飽和度: 血中の酸素濃度を測定します。
心拍数: 心臓の活動を記録します。

これらのデータを基に、医師は無呼吸や低呼吸の頻度とその重症度を評価します。

簡易睡眠検査

家庭で行う簡易睡眠検査(Home Sleep Apnea Testing、HSAT)もあります。
これはPSGよりも簡便で、主に以下のデータを記録します。

呼吸の流れ: 鼻や口からの呼吸の流れを測定します。
血中酸素飽和度: 血中の酸素濃度を測定します。
心拍数: 心臓の活動を記録します。

HSATは軽度から中等度のSASのスクリーニングに用いられることが多いです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の主な治療方法

睡眠時無呼吸症候群(SAS)を歯科装具(マウスピース)で治療するケースもあります。スリープスプリントとも言われています。
下顎を上顎よりも前方に出すように固定させることで上気道を広く保ち、いびきや無呼吸の発生を防ぐ治療方法です。
作製は、SASについての知識があり、マウスピースや口腔内装置を作り慣れている専門の歯科医にお願いするのが良いでしょう。
以下は一般的な治療方法です。

CPAP療法

CPAP(Continuous Positive Airway Pressure)療法は、SAS治療の第一選択肢とされています。
これは、鼻や口に装着するマスクを通して気道に空気を送り込み、気道を広げて無呼吸を防ぐ方法です。
CPAP療法は非常に効果的で、多くの患者に使用されています。

利点:効果が高く、無呼吸を確実に防ぐことができます。
欠点:マスクの装着が不快と感じることがあり、適応が必要です。

マウスピース療法

マウスピース療法は、軽度から中等度のSAS患者に有効です。 これは、就寝時に専用のマウスピースを装着し、下顎を前方に出すことで気道を広げる方法です。

利点:非侵襲的で、持ち運びが容易です。
欠点:効果はCPAP療法に比べると劣ります。

外科手術

外科手術は、解剖学的な問題を解決するための治療法です。以下のような手術が行われます。

扁桃腺摘出術

肥大した扁桃腺が気道を塞いでいる場合、扁桃腺摘出術が行われることがあります。特に子供のSASの治療として一般的です。

UPPP(口蓋咽頭形成術)

UPPP(Uvulopalatopharyngoplasty)は、口蓋垂や軟口蓋の一部、咽頭の一部を切除する手術です。これにより、気道を広げて無呼吸を防ぎます。

進化(下顎前方移動術)

下顎前方移動術は、下顎を前方に移動させる手術で、気道を広げることを目的とします。この手術は、重度のSAS患者に対して行われることが多いです。

鼻中隔矯正術

鼻中隔が曲がっている場合、鼻中隔矯正術(Septoplasty)を行うことで、鼻の通りを改善し、口呼吸を減少させることができます。

生活習慣の改善

生活習慣の改善もSASの治療において重要な役割を果たします。以下のような方法があります。

減量

肥満はSASの主要なリスクファクターです。減量により、喉周りの脂肪が減少し、気道が広がります。減量を目指すためには、バランスの取れた食事と定期的な運動が推奨されます。

禁煙

喫煙は気道の炎症を引き起こし、無呼吸を悪化させます。禁煙することで、気道の炎症が軽減され、SASの症状が改善されることがあります。

アルコールの制限

アルコールは喉の筋肉を弛緩させ、気道が閉塞しやすくなります。就寝前のアルコール摂取を控えることで、SASの症状を軽減することができます。

睡眠姿勢の改善

仰向けに寝ると、舌が気道を塞ぎやすくなります。横向きで寝ることを心がけると、無呼吸のエピソードが減少することがあります。市販の体位固定具や抱き枕を使用することも有効です。

睡眠時無呼吸症候群の予防

SASを予防するためには、生活習慣の改善が重要です。以下のような方法でSASの発症リスクを低減することができます。

健康的な体重の維持

肥満はSASの主要なリスクファクターであるため、健康的な体重を維持することが重要です。バランスの取れた食事や定期的な運動を取り入れることで、体重管理を行いましょう。

定期的な運動

運動は体重管理だけでなく、全身の健康を維持するためにも重要です。週に少なくとも150分の中等度の有酸素運動(例えば、ウォーキングやサイクリング)を行うことが推奨されています。

禁煙と節酒

喫煙は気道に炎症を引き起こし、無呼吸を悪化させる原因となります。禁煙することで、気道の健康を保ちやすくなります。また、アルコールは筋肉を弛緩させ、無呼吸を悪化させるため、特に就寝前の飲酒を控えることが重要です。

睡眠環境の整備

質の良い睡眠を確保するためには、快適な睡眠環境を整えることが大切です。静かで暗い寝室、適切な寝具、そして規則正しい睡眠スケジュールを守ることが推奨されます。

アレルギー対策

鼻づまりやアレルギーがある場合、適切な治療を受けることが重要です。アレルギーの症状を管理することで、鼻呼吸がしやすくなり、SASのリスクを減らすことができます。

定期的な健康診断

定期的な健康診断を受けることで、SASのリスク要因を早期に発見し、適切な対応を取ることができます。特に、肥満や高血圧、糖尿病などのリスクがある場合、医師と相談して適切な対策を講じることが重要です。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、日常生活に大きな影響を及ぼす可能性のある疾患です。
しかし、適切な診断と治療によって、症状を管理し、生活の質を向上させることができます。

SASが疑われる場合や、診断を受けた場合は、専門医と相談し、適切な治療を受けることが重要です。
生活習慣の改善や治療法の選択を通じて、SASの症状を効果的に管理し、健康な生活を送りましょう。

睡眠時無呼吸症候群に関する質問やご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療の流れ

01 予約
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02 ご来院
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名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」2番出口から徒歩2分で当院へお越しいただけます。

◆お車でお越しの方へ
「名鉄協商パーキング 原駅前」と提携しています。チケットをお渡しいたしますので、ご利用ください。

03 問診
問診している写真

症状や生活習慣、家族歴について確認します。

04 自宅での検査
自宅での検査の写真

簡易検査機器を胸や指に装着し、睡眠中の呼吸や酸素飽和度を測定します。

05 データ回収と分析
データ解析している写真

機器を返却し、医療機関でデータを解析します。

06 結果説明
結果説明をしている写真

医師が結果を説明し、必要に応じて精密検査や治療法を提案します。
詳しくは専門医に相談することをお勧めします。

重症だとCPAPの保険適用ですが、軽症、中等症では適応ではありません。
CPAPのご希望がありましたら入院での精査可能な医療機関をご紹介させていただいております。