内科と消化器内科の違いを対応できる疾患・症状から解説内科と消化器内科の違いを対応できる疾患・症状から解説

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内科と消化器内科の違いを対応できる疾患・症状から解説

  • 名古屋市天白区の天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。
    名古屋市、天白区、、緑区、名東区、昭和区、千種区、瑞穂区、日進市、東郷町あたりからも来院いただいております。の、内科 消化器内科 内視鏡 といえばうちです。

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    みなさんお待たせしました。

    お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
    消化器病学会専門医、消化器内視鏡学会専門医がお答えシリーズです!

    大腸癌が多いとなって数年経ちました。きちんと大腸のケアはされていますか?
    大事なのは早期発見早期治療です。怖いと思いますがなんとかしますので一緒に大腸カメラ頑張りましょ

【内科と消化器内科の違いを対応できる疾患・症状から解説】

 

当院では内科にも消化器内科にも対応しています。どちらも内科なので違いが何なのかを知りたい方もいらっしゃるでしょう。内科と消化器内科は医療の世界では対応できる疾患や症状に違いがあります。この記事では基本的な違いと、内科と消化器内科で迷ったときの選び方を詳しく解説します。

 

【内科と消化器内科の基本的な違い】

医療分野としては一般内科と消化器内科は分かれていて、クリニックが診療分野を表示するときにも区別されています。ただ、広義では消化器内科は内科の1分野です。大がかりな外科手術をせずに薬物治療や内視鏡手術、カウンセリングなどを通して治療する内科という大きな枠組みの中に消化器内科があります。他にも血液内科、神経内科、呼吸器内科などのさまざまな内科の分野があります。

狭義では内科は一般内科とも言われる医療分野として位置付けられます。この場合には内科に消化器内科が含まれるわけではありません。狭義の場合の基本的な違いを見ていきましょう。

 

【内科は一般的で頻繁にある疾患に対応】

内科は日常的に起こるリスクが高いさまざまな種類の症状に対応する診療科です。内科では「風邪を引いたみたいだから診てもらおう」「お腹が痛くてつらいから治してもらいたい」「人間ドックで生活習慣病の疑いがあると指摘されたから改善したい」といった幅広い医療の悩みに応える窓口としての役割を果たしています。軽度な症状の場合や薬での治療が確立されている疾患の場合には広く対応できるのが特徴です。

 

【消化器内科は消化に関連する臓器の専門】

消化器内科は消化に関連する臓器の疾患を専門とする診療科です。消化には食道・胃・十二指腸・小腸・大腸などの消化管だけでなく、肝臓・膵臓・胆嚢・胆管なども深くかかわっています。消化に関連する疾患を専門としているので、内科でも簡単に治療できる状況でなかったとしても適切な診療をおこなえます。しかし、幅広い症状や疾患に対応できるわけではないので注意が必要です。

 

【内科・消化器内科が対応する疾患の例】

内科と消化器内科では対応できる疾患が違います。イメージをつかむために内科・消化器内科で対応している有名な疾患の例をリストアップしました。

 

<内科>

・風邪

・気管支炎

・肺炎

・インフルエンザ

・糖尿病

・高血圧

・脂質異常症

・花粉症

・アレルギー性皮膚炎

・蕁麻疹

 

<消化器内科>

・胃がん

・大腸ポリープ

・逆流性食道炎

・過敏性腸症候群

・急性胃腸炎

・胃・十二指腸潰瘍

・血便

・脂肪肝

・ウイルス性肝炎

・急性胆嚢炎

 

内科対応しているのは風邪やインフルエンザ、糖尿病や高血圧などの日常的にある疾患が中心的です。消化器内科でも逆流性食道炎や過敏性腸症候群などの近年増加してきている疾患に対応していますが、ありふれているような疾患ばかりではありません。胃がんやウイルス性肝炎、急性胆嚢炎などにも専門の診療科として適切な診療ができます。

 

【内科と消化器内科で対応できる症状の違い】

内科と消化器内科のどちらを受診するかを考える上では、それぞれの診療科が対応できる症状を知っていると役に立ちます。内科でも消化器内科でも構わないケースもあるので、ここでは消化器内科が専門性を発揮できる症状と、内科なら対応できる症状を紹介します。

 

【消化器内科で専門的に対応できる症状】

消化器内科では以下のような症状のときに、内科では対応できない疾患や診断が難しい疾患にも対応できます。

 

・胃痛、腹痛

・胃もたれ、胸やけ

・便秘

・下痢

・嘔吐、吐き気

・皮膚や粘膜の黄変

・食欲不振

・体重減少

・慢性的な消化不良

 

胃痛や便秘などは一時的なもので、安静にすれば回復することもあります。しかし、胃潰瘍や大腸がんなどが原因の場合もあるため、長く続いているときには専門医による診察を受けた方が良いでしょう。

 

【内科なら対応できる代表的な症状】

内科では消化器内科では対応できない症状の治療ができます。日常的にある症状の代表例は以下の通りです。

 

・発熱

・咳、鼻水、喉の痛み

・頭痛、めまい

・立ち眩み

・動悸、息切れ

・排尿のトラブル

・体重増加

・目や肌の痒み、発疹

・関節痛

 

熱が出てつらいときは感染症の可能性があります。胃腸炎などでも発熱することがあるので消化器内科でも治療できる場合がありますが、細菌やウイルスの感染による症状の場合には内科で診察してもらった方が治療効果が上がりやすいでしょう。貧血や低血圧に伴う立ち眩みや、アレルギーによる目の痒みなどにも幅広く対応できるのが内科の特徴です。

 

 

【内科・消化器内科で迷ったときの選び方】

内科と消化器内科で対応できる疾患・症状を踏まえると、どのような選び方をしたら良いかが見えてきたのではないでしょうか。消化器にかかわる悩みの場合にはどちらを受診するかで迷ってしまうのはもっともなことなので、困ったときの選び方を最後に簡単に紹介します。

 

【両方に対応している医療機関を選ぶ】

内科と消化器内科の両方に対応している医療機関を受診するに越したことはありません。症状に応じて適切な専門知識のある医師に診察してもらえるからです。身近なところに内科と消化器内科に対応しているクリニックがあったら、まずは第一候補にしましょう。

 

【内科を受診して医師の指示を仰ぐ】

身近に内科と消化器内科の両方に対応しているクリニックがない場合には内科を受診するのがおすすめです。一般内科の医師は幅広い医療知識を持っているので、簡単にできる検査と治療を試みた上で、もし治療効果が得られなかったときには専門の診療科に紹介してくれます。転院先に今までの治療経過についても伝えてもらえるため、スムーズに治療を進められます。

 

まとめ

内科と消化器内科の違いは、日常的に多い疾患に幅広く対応しているか、消化に関連する臓器の疾患についての専門性を持っているかです。軽い症状でよくある疾患なら、消化管疾患がかかわっているかどうかにかかわらず内科で治療できます。しかし、胃や大腸などの深刻な疾患が原因のときには内科では対応が難しいため、消化器内科を受診するのが適切です。どちらか迷った際には両方に対応している医療機関を選ぶのが安心です。当院でも内科・消化器内科の両方に対応していますので、お悩みの際にはぜひご相談ください。

全ては患者さんの「検査しとけばよかった・・・」を無くしたいから。
詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。




令和5年3月13日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
・がん治療認定医
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