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新型コロナ内服薬

名古屋市天白区の天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

当院では2020年から発熱外来、2021年から新型コロナウイルスのワクチン接種してきました。

そろそろコロナ禍も終わりでないか(インフルエンザみたいになる?)? 現状ではインフルエンザは5日間程度、コロナは7日間程度療養が必要になります。

インフルエンザでいうタミフルみたいな薬が出てきたらまさにコロナ禍も終了では?と思っています。さて、最近のコロナの飲み薬はどうなってるんでしょうか?

ちょっと調べてみました。

院長プロフィール→https://tenpakubashi-cl.com/staff/

当院に受診しようか迷われている方で、当院のGoogle口コミに対する返事に違和感を感じる方もおられると思います。
一度当院の口コミに関する考え方をお目通し頂き、ご理解いただけるのであれば院長と相性がいいと思います。
口コミに対する思い→ここから

新型コロナウイルス感染症の経口抗ウイルス薬(飲み薬)について

1 経口抗ウイルス薬とは

 経口抗ウイルス薬とは、新型コロナウイルス感染症の患者に投与できる治療薬(飲み薬)のことで令和4年12月19日現在3種類が当院で処方できます。

  1. 「エンシトレルビルフマル酸」(販売名:ゾコーバ錠125mg):令和4年11月22日に緊急承認されました。
  2. 「ニルマトレルビル・リトナビル」(販売名:パキロビッドパック):令和4年2月10日に特例承認されました。
  3. 「モルヌピラビル」(販売名:ラゲブリオ):令和3年12月24日に特例承認されました。
    「モルヌピラビル」(販売名:ラゲブリオ)については、令和4年9月16日から薬価収載品として、一般流通が開始されたため、「ラゲブリオ登録センター」を通じた国購入品の配分は終了しました。

 現状、「エンシトレルビルフマル酸」(販売名:ゾコーバ錠125mg)、「ニルマトレルビル・リトナビル」(販売名:パキロビッドパック)については、安定的な供給が難しいことから、一般流通は行わず、当面の間、国が所有した上で、製薬会社が設置する「登録センター」に登録した医療機関等に無償で配分される薬剤になります。

2 処方方法について

 経口抗ウイルス薬は、新型コロナウイルス感染症の患者で、医師が必要と判断した方に処方されます。

 発熱等の症状がある場合、まずは地域の検査・医療機関に受診予約をしてください。

    なお、現在、「エンシトレルビルフマル酸」(販売名:ゾコーバ錠125mg)、「ニルマトレルビル・リトナビル」(販売名:パキロビッドパック)の取扱医療機関は限られています。当院はどちらも処方可能です。

3 投与の対象となる方

(1)「エンシトレルビルフマル酸」(販売名:ゾコーバ錠125mg)の場合

基本条件

・投与の時点で症状が発現してから遅くとも72時間以内          

・12歳以上の小児及び成人

・次の投与禁止項目に該当しないことを確認してください

①  本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

②  併用を禁止されている薬剤を投与中の患者(併用禁忌)

 

ピモジド、キニジン硫酸塩水和物、ベプリジル塩酸塩水和物、チカグレロル、エプレレノン、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、エルゴメトリンマレイン酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、シンバスタチン、トリアゾラム、アナモレリン塩酸塩、イバブラジン塩酸塩、ベネトクラクス〔再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〕、イブルチニブ、ブロナンセリン、ルラシドン塩酸塩、アゼルニジピン、アゼルニジピン・オルメサルタン メドキソミル、スボレキサント、タダラフィル(アドシルカ)、バルデナフィル塩酸塩水和物、ロミタピドメシル酸塩、リファブチン、フィネレノン、リバーロキサバン、リオシグアト、アパルタミド、カルバマゼピン、エンザルタミド、ミトタン、フェニトイン、ホスフェニトインナトリウム水和物、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(St.John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

③  腎機能又は肝機能障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者

④  妊婦又は妊娠している可能性のある女性                                     


(2)「ニルマトレルビル・リトナビル」(販売名:パキロビッドパック)の場合

基本条件

・投与の時点で発症日から5日以内

・成人または12歳以上かつ体重40㎏以上の小児

・次の投与禁止の項目に該当しないこと確認してください

①   本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

② 併用を禁止されている薬剤を投与中の患者(併用禁忌)

アンピロキシカム、ピロキシカム、エレトリプタン臭化水素酸塩、アゼルニジピン、オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン、アミオダロン塩酸塩、ベプリジル塩酸塩水和物、フレカイニド酢酸塩、プロパフェノン塩酸塩、キニジン硫酸塩水和物、リバーロキサバン、リファブチン、ブロナンセリン、ルラシドン塩酸塩、ピモジド、エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン、エルゴメトリンマレイン酸塩、ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩、メチルエルゴメトリンマレイン酸塩、シルデナフィルクエン酸塩(レバチオ)、タダラフィル(アドシルカ)、バルデナフィル塩酸塩水和物、ロミタピドメシル酸塩、ベネトクラクス〈再発又は難治性の慢性リンパ性白血病(小リンパ球性リンパ腫を含む)の用量漸増期〉、ジアゼパム、クロラゼプ酸二カリウム、エスタゾラム、フルラゼパム塩酸塩、トリアゾラム、ミダゾラム、リオシグアト、ボリコナゾール、アパルタミド、カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン、ホスフェニトインナトリウム水和物、リファンピシン、セイヨウオトギリソウ(St. John’s Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品

③腎機能又は肝機能障害のある患者で、コルヒチンを投与中の患者

      +

部分条件(次のいずれかの重症化リスク因子を有する)

・60 歳以上
・BMI 25kg/m²超
・喫煙者(過去 30 日以内の喫煙があり、かつ生涯に 100 本以上の喫煙がある)
・免疫抑制疾患又は免疫抑制剤の継続投与
・慢性肺疾患(喘息は、処方薬の連日投与を要する場合み)
・高血圧の診断を受けている
・心血管疾患(筋梗塞、脳卒中、一過性虚発作、心不全、ニトログリセンが処方された狭心症、冠動脈バイパス術、経皮的冠動脈形成術、頚動脈内膜剥離術又は大動脈バイパス術の既往を有する)
・1型又は 2型糖尿病
・慢性腎臓病
・神経発達障害(脳性麻痺、ダウン症候群等)又は医学的複雑性を付与するその 他の疾患(遺伝性疾患、メタボリックシンドローム、重度の先天異常等)

・限局性皮膚がんを除く活動性の癌
・医療技術への依存( SARS -CoV -2による感染症と無関係な持続陽圧呼吸療法 等)等

 

(3)「モルヌピラビル」(販売名:ラゲブリオ)の場合

 

基本条件

・投与の時点で発症日から5日以内

・18歳以上

・次の投与禁止の項目に該当しないこと確認してください

①   本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

②   妊婦又は妊娠している可能性のある女性

      +

部分条件(次のいずれかの重症化リスク因子を有する)

・61歳以上

・活動性の癌(免疫抑制又は高い死亡率を伴わない癌は除く)

・慢性腎臓病

・慢性閉塞性肺疾患

・肥満(≧BMI30)

・重篤な心疾患(心不全、冠動脈疾患又は心筋症)

・糖尿病

・ダウン症

・脳神経疾患(多発性硬化症、ハンチントン病、重症筋無力症等)

・コントロール不良のHIV感染症およびAIDS

・肝硬変等の重度の肝臓疾患

・肝硬変等の重度の肝臓疾患

・臓器移植後、骨髄移植、幹細胞移植後 など


なお、上記は兵庫県のHPからのコピーアンドペーストなので場合によっては削除いたします。ご了承ください。

天白橋内科内視鏡クリニック 院長 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
・がん治療認定医

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