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名古屋舐めてると 痛い目に合う 尿酸で 高尿酸血症 痛風

こんにちは。

内視鏡といえば天白橋。天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田久嗣です。


痛風鍋って知ってますか?

痛風鍋(つうふうなべ)は、

日本で特に人気のある鍋料理の一つで、
高尿酸血症や痛風を引き起こしやすい食材が豊富に使われていることからその名前が付けられました。
この鍋には、プリン体を多く含む食材がたっぷりと使われているため、
痛風のリスクがあるとされる人には注意が必要です。

以下に、痛風鍋の一般的な特徴と代表的な食材を紹介します。

痛風鍋の特徴
高プリン体食材使用: 痛風鍋にはプリン体の多い食材が豊富に含まれています。
濃厚な味わい: 食材の旨味が凝縮されており、非常に濃厚で美味しい鍋料理です。
栄養価が高い: 高タンパク・高脂肪な食材が多く使われているため、栄養価も高いです。
代表的な食材
魚介類: 魚の白子、あん肝、牡蠣、ホタテ、エビなど。
肉類: レバー、鶏のもつ、牛や豚の内臓など。
その他: 鍋のスープには魚介の出汁や濃厚な味噌が使われることが多い。
痛風鍋の注意点
高尿酸血症や痛風を予防するためには、以下の点に注意する必要があります。

頻度と量の管理: 痛風鍋を頻繁に食べることは避け、食べる量も適度に抑える。
バランスの取れた食事: 痛風鍋を楽しむ際は、他の食事でバランスを取り、野菜や低プリン体の食品も摂取するよう心がける。
水分摂取: 高プリン体の食事を摂る際には、十分な水分を摂取して尿酸の排出を促進する。
健康管理: 定期的に健康診断を受け、尿酸値をチェックする。
痛風鍋は非常に美味しい料理ですが、健康リスクを避けるためには適度に楽しむことが大切です。

さて、今や贅沢病とか言ってて誰でも痛風になるチャンスがあります。
チャンスはピンチだけど。なんとか抗うことができます。

以下解説します。

高尿酸血症(ハイパーユリセミア)は、血液中の尿酸濃度が異常に高くなる状態を指します。
尿酸は、プリン体という物質が体内で分解される過程で生成される化合物です。
通常、尿酸は腎臓を通じて尿として排出されますが、
尿酸の生成が多すぎたり、排出が不十分であったりすると、血液中の尿酸濃度が上昇します。
この状態が持続すると、痛風や腎臓結石などの健康問題を引き起こす可能性があります。

本記事では、高尿酸血症の原因、症状、診断、治療方法、予防策について詳しく解説します。

高尿酸血症の原因
高尿酸血症の主な原因は以下の通りです:

プリン体の過剰摂取:
高尿酸血症の一因は、プリン体を多く含む食品の過剰摂取です。
プリン体は、レバー、アンチョビ、ホタテ、ビールなどに多く含まれています。

尿酸の排出障害:
腎臓の機能が低下すると、尿酸の排出がうまく行われなくなります。
慢性腎臓病やその他の腎機能障害がこれに該当します。

遺伝的要因:高尿酸血症は家族歴が関与することがあります。
遺伝的要因により、尿酸の生成が増加したり、排出が障害されたりすることがあります。

その他の疾患:
肥満、高血圧、糖尿病、メタボリックシンドロームなどの疾患が高尿酸血症のリスクを高めます。

薬剤の影響:特定の薬剤、例えば利尿薬やアスピリンの長期使用が尿酸値の上昇を引き起こすことがあります。

高尿酸血症の症状
高尿酸血症そのものは自覚症状がないことが多いですが、以下のような症状が現れることがあります:

痛風:
高尿酸血症が続くと、尿酸が結晶化し関節に沈着し、痛風を引き起こします。
痛風発作は突然の激しい関節痛、腫れ、発赤を伴います。特に足の親指の付け根に起こりやすいです。

尿酸結石:
尿酸が腎臓に結晶化して結石を形成すると、腎臓結石の症状が現れます。
これは激しい側腹部痛、血尿、吐き気などを引き起こします。

痛風性腎症:
長期間にわたる高尿酸血症は、腎臓に尿酸の結晶が沈着し、腎機能の低下をもたらすことがあります。

高尿酸血症の診断
高尿酸血症の診断は、血液検査を通じて行われます。
具体的には、血清尿酸値を測定します。一般的に、男性では7.0mg/dL、女性では6.0mg/dLを超える場合、高尿酸血症と診断されます。

しかし、これらの基準値は年齢や性別、個々の状況によって異なることがあります。

診断の際には、以下の点も考慮されます:

家族歴:高尿酸血症や痛風の家族歴があるかどうか。
食生活:プリン体を多く含む食品やアルコールの摂取状況。
既往歴:他の疾患(例:高血圧、糖尿病、腎臓病)や使用している薬剤。
尿検査:尿酸の排出量を測定するための24時間尿検査。
高尿酸血症の治療
高尿酸血症の治療は、生活習慣の改善と薬物療法の二つに分けられます。

生活習慣の改善
1### 1. 食事療法

食事療法は、高尿酸血症の管理において重要な役割を果たします。
具体的な対策としては以下の点が挙げられます:

プリン体の摂取制限:
プリン体を多く含む食品の摂取を控えることが推奨されます。
具体的には、レバー、アンチョビ、ホタテ、サバ、ビールなどが該当します。

アルコールの制限:
特にビールや焼酎などのアルコール飲料は尿酸値を上昇させるため、摂取を控えることが重要です。

水分摂取の増加:
十分な水分を摂取することで、尿酸を尿として排出しやすくします。
1日2リットル以上の水分摂取を目標とすると良いでしょう。

低脂肪食品の摂取:
高脂肪食は尿酸の排出を妨げるため、低脂肪の食品を選ぶことが推奨されます。

野菜や果物の摂取:
ビタミンCを多く含む果物や野菜は尿酸値を下げる効果があるとされています。

2. 運動療法
適度な運動は、肥満やメタボリックシンドロームの改善に役立ち、結果として尿酸値の管理にも寄与します。
しかし、激しい運動は逆に尿酸値を上昇させることがあるため、ウォーキングや軽いジョギング、ストレッチなどの適度な運動が推奨されます。

3. 薬物療法
薬物療法は、食事や運動で十分な効果が得られない場合に考慮されます。主要な薬剤には以下のものがあります:

尿酸生成抑制薬:
アロプリノール(Allopurinol)やフェブキソスタット(Febuxostat)は、尿酸の生成を抑える薬です。

尿酸排泄促進薬:
プロベネシド(Probenecid)など、尿酸の腎臓での排出を促進する薬があります。

尿酸分解薬:
ラズブリカーゼ(Rasburicase)は、尿酸を分解する酵素を補う薬で、特に急性の尿酸値上昇に用いられます。
薬物療法は医師の指導のもとで行う必要があり、定期的な血液検査を通じて効果や副作用を確認することが重要です。

高尿酸血症の予防
高尿酸血症を予防するためには、以下のような生活習慣の見直しが必要です:

バランスの取れた食事:
プリン体を控えたバランスの良い食事を心がけることが重要です。
特に、野菜や果物、全粒穀物を積極的に摂取することが推奨されます。

適度な運動:
日常的に適度な運動を取り入れることで、体重管理や代謝の改善が期待できます。

アルコールの節制:
特にビールや焼酎などのプリン体を多く含むアルコール飲料の摂取は控えましょう。

十分な水分摂取:
尿酸の排出を促すために、1日2リットル以上の水分を摂取することが推奨されます。
定期的な健康チェック:
定期的な健康診断を受け、尿酸値や腎機能の状態を把握することが重要です。

まとめ
高尿酸血症は、適切な管理を行わないと痛風や腎臓結石などの深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。
しかし、食事や運動などの生活習慣の見直し、必要に応じた薬物療法によって、効果的に管理することが可能です。
特に、プリン体の摂取制限やアルコールの制限、適度な水分摂取が重要です。

以下に、具体的な管理方法をまとめます。

1. 食事管理
プリン体の摂取制限:
プリン体を多く含む食品(レバー、イワシ、アンチョビなど)を避けるか、摂取量を減らす。

アルコールの制限:
特にビールや高プリン体のアルコール飲料を控える。
バランスの取れた食事: 野菜、果物、全粒穀物、低脂肪乳製品などを多く摂る。

2. 適度な運動

定期的な運動: 週に数回の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)を行う。
体重管理: 適正体重の維持が重要。過度の肥満は尿酸値を上昇させる可能性がある。

3. 水分摂取
十分な水分摂取: 一日あたり2リットル以上の水を飲むことを目指す。
水分は尿酸の排出を促進する。

4. 薬物療法
医師の指導に基づく治療: 尿酸生成抑制薬や尿酸排泄促進薬などの薬物療法を行う場合もある。
医師の指示に従って服用することが重要。

5. 定期的な健康チェック
血液検査: 定期的に血液検査を受け、尿酸値をチェックする。

医師との相談:
症状や検査結果をもとに、医師と相談しながら適切な管理方法を継続する。
これらの方法を実践することで、高尿酸血症を効果的に管理し、
痛風や腎臓結石などのリスクを低減することができます。
生活習慣の改善と医師の指導を受けながら、健康的な生活を送りましょう。

全ては患者さんの
「検査しとけばよかった・・・」
を無くしたいから。
詳しくは当院の
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令和6年5月14日
天白橋内科内視鏡クリニック 院長 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
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