高血圧はしょうがないけどなんとかしましょう高血圧はしょうがないけどなんとかしましょう

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名古屋で高血圧と言われたら?

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高血圧とは? – 患者さん向けガイド
高血圧は、多くの人が抱える一般的な健康問題の一つです。
日本では成人の約3人に1人が高血圧であるとされています。
この記事では、高血圧の基本、原因、影響、予防方法などを詳しく解説します。

目次
高血圧とは?
高血圧の原因
高血圧の影響
高血圧の診断方法
高血圧の治療方法
生活習慣の改善
薬物療法
食事のポイント
運動の重要性
まとめ

高血圧とは?
高血圧とは、血圧が正常範囲を超えて高くなる状態を指します。血圧は心臓が血液を送り出す力と血管の抵抗によって決まります。正常な血圧は一般的に120/80 mmHg以下とされていますが、高血圧は140/90 mmHg以上と定義されます。

血圧の分類
正常血圧: 120/80 mmHg以下
高値血圧: 120-129/80-84 mmHg
1度高血圧: 130-139/85-89 mmHg
2度高血圧: 140-159/90-99 mmHg
3度高血圧: 160/100 mmHg以上
高血圧の原因
高血圧の原因は多岐にわたります。主な原因としては以下のようなものがあります。

1. 遺伝
家族に高血圧の人がいる場合、そのリスクは高まります。

2. 加齢
年齢とともに血管が硬くなり、血圧が上がることがあります。

3. 食生活
塩分の多い食事、過剰なアルコール摂取などが影響します。

4. ストレス
長期間のストレスは血圧を上げる要因となります。

5. 運動不足
運動不足は肥満を招き、それが高血圧の原因となります。

高血圧の影響
高血圧を放置すると、様々な深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。

心血管系疾患
心臓病や脳卒中のリスクが高まります。

腎臓病
高血圧は腎臓に負担をかけ、腎機能を低下させます。

視力障害
目の血管にも影響を与え、視力低下を引き起こすことがあります。

動脈硬化
血管が硬くなる動脈硬化を促進し、さらなる健康リスクを生じさせます。

高血圧の診断方法
高血圧は定期的な血圧測定で診断されます。医師は以下のような方法で診断を行います。

1. 血圧測定
安静にした状態で血圧を測定します。

2. 24時間血圧モニタリング
24時間の間に何度も血圧を測定し、日中と夜間の血圧変動を確認します。

3. 血液検査
他の疾患が原因で高血圧が起こっていないかを確認します。

高血圧の治療方法
高血圧の治療は、生活習慣の改善と薬物療法の二つが中心となります。

生活習慣の改善
生活習慣を見直すことは、高血圧の予防と治療に非常に効果的です。

1. 塩分の制限
一日の塩分摂取量を6g未満に抑えることが推奨されます。
塩分が多い食品(加工食品、ファストフード、漬物など)を避け、薄味の料理を心がけましょう。

2. バランスの良い食事
野菜や果物、全粒穀物、低脂肪乳製品を積極的に摂ることで、血圧をコントロールしやすくなります。
特にカリウムが豊富な食品(バナナ、ほうれん草、じゃがいもなど)は塩分の排出を助けます。

3. 適度な運動
週に150分以上の中程度の有酸素運動(ウォーキング、ジョギング、水泳など)が推奨されます。
運動は心血管系の健康を維持し、体重管理にも効果的です。

4. 体重管理
適正体重を維持することが重要です。
肥満は高血圧のリスクを高めるため、健康的な食事と運動で体重をコントロールしましょう。

5. アルコールの節制
アルコールの過剰摂取は血圧を上げる原因となります。
男性は1日2杯、女性は1日1杯までに制限することが推奨されます。

6. ストレス管理
ストレスは血圧を上昇させる一因です。
リラクゼーション法や趣味を持つなどして、ストレスを上手に管理しましょう。

薬物療法
生活習慣の改善だけでは血圧がコントロールできない場合、医師は薬物療法を提案します。
高血圧治療薬には以下のような種類があります。

1. 利尿薬
体内の余分な塩分と水分を排出し、血圧を下げます。

2. β遮断薬
心臓の働きを抑え、血圧を下げます。

3. ACE阻害薬
血管を拡張し、血流をスムーズにします。

4. カルシウム拮抗薬
血管の収縮を防ぎ、血圧を下げます。

5. アンジオテンシンII受容体拮抗薬
血管を拡張し、血圧を下げます。

食事のポイント
高血圧の管理には食事が非常に重要です。
以下のポイントを押さえましょう。

1. DASH食
「DASH(Dietary Approaches to Stop Hypertension)」食は高血圧を予防・改善するための食事法で、野菜、果物、全粒穀物、低脂肪乳製品を中心に構成されています。

2. 塩分の削減
調味料の工夫や食材選びで塩分を減らすことが重要です。
例えば、醤油や塩を使わずにレモンやハーブで味付けをするなどの工夫が役立ちます。

3. カリウムの摂取
カリウムが豊富な食品(バナナ、アボカド、ほうれん草など)を摂ることで、
体内のナトリウムバランスを調整し、血圧を下げる効果があります。

運動の重要性
運動は高血圧の予防と管理に非常に有効です。
以下の運動を取り入れることが推奨されます。

1. 有酸素運動
ウォーキング、ジョギング、サイクリング、水泳などの有酸素運動は心臓の健康を保つのに効果的です。

2. 筋力トレーニング
筋力を鍛えることで基礎代謝が上がり、体重管理にも役立ちます。
週に2回程度の筋力トレーニングを取り入れましょう。

3. 柔軟運動
ヨガやストレッチなどの柔軟運動は、ストレスを軽減し、血圧を安定させる助けになります。日々の運動習慣に取り入れてみましょう。

生活習慣の見直し
高血圧の管理には、日常生活全般の見直しも重要です。
以下のポイントを意識しましょう。

1. 禁煙
喫煙は血管を収縮させ、血圧を上昇させる原因となります。
禁煙することで、心血管系の健康を守り、血圧をコントロールしやすくなります。

2. 定期的な健康チェック
定期的に血圧を測定し、医師の指導の下で健康管理を行うことが重要です。
家庭用血圧計を使って自宅での測定を習慣にすると良いでしょう。

3. 十分な睡眠
睡眠不足や質の悪い睡眠は血圧に悪影響を与える可能性があります。
1日7〜8時間の質の良い睡眠を確保するよう心がけましょう。

高血圧のリスク要因
高血圧のリスク要因を理解し、対策を講じることが重要です。以下のリスク要因に注意しましょう。

1. 年齢
年齢を重ねると血管が硬くなり、血圧が上がりやすくなります。
定期的な健康チェックが重要です。

2. 遺伝
家族に高血圧の人がいる場合、遺伝的要因で高血圧になるリスクが高まります。
生活習慣の改善でリスクを軽減しましょう。

3. 性別
男性は女性よりも若い頃から高血圧になりやすい傾向があります。
女性も閉経後はリスクが増加するため、注意が必要です。

4. 生活習慣
不健康な食事、運動不足、過度のアルコール摂取、ストレスなどの生活習慣は高血圧のリスクを高めます。
生活習慣の改善が重要です。

まとめ
高血圧は適切な管理と治療でコントロール可能な病気です。
塩分の制限、バランスの良い食事、適度な運動、体重管理、アルコールの節制、ストレスの管理といった生活習慣の見直しが重要です。
また、薬物療法が必要な場合は、医師の指導に従って適切に服用しましょう。
定期的な健康チェックを行い、自分の健康状態を把握しながら、高血圧の予防と管理に努めましょう。

全ては患者さんの
「検査しとけばよかった・・・」
を無くしたいから。
詳しくは当院の
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令和6年5月15日
天白橋内科内視鏡クリニック 院長 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
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