インフルエンザワクチンの季節になってきました。いつ接種するのがベスト?効果はどれくらい続く?副作用は?気になるポイントを徹底解説。インフルエンザワクチンの季節になってきました。いつ接種するのがベスト?効果はどれくらい続く?副作用は?気になるポイントを徹底解説。

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インフルエンザワクチンの季節になってきました。いつ接種するのがベスト?効果はどれくらい続く?副作用は?気になるポイントを徹底解説。

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インフルエンザ…毎年流行するけれど、ワクチンを接種するか迷っていませんか?
実は、インフルエンザは甘く見てはいけない病気です。
特に小さなお子さんや高齢者の方にとって、肺炎などの重い合併症を引き起こし、命に関わる危険性も。
ワクチンを接種することで、発症リスクや重症化リスクを大幅に減らすことができます。
この記事では、インフルエンザワクチンの効果や副作用、疑問を解消する情報などをわかりやすく解説します。
自分自身と大切な家族を守るために、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

インフルエンザワクチンを接種するメリット

インフルエンザワクチン…毎年接種するか迷いますよね。私自身、医師になってからも、最初の数年は予防接種の必要性について疑問を持つこともありました。

しかし、実際に多くの患者さんを診ていく中で、インフルエンザの恐ろしさを痛感する経験を何度もしてきました。特に、小さなお子さんやご高齢の方、持病をお持ちの方にとっては、命に関わることもある怖い病気です。

インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザウイルスに対する免疫をつけるためのワクチンなので、風邪などの他のウイルスや細菌には効果がありません。また、インフルエンザにかかる可能性がゼロになるわけではありません。

それでも、インフルエンザワクチンには、あなたやあなたの大切な家族を守るために、以下の3つの大きなメリットがあります。

  1. インフルエンザの発症リスクを減らす: ワクチンを接種することで、体の中にインフルエンザウイルスをやっつける「兵隊さん」をあらかじめ増やし、ウイルスが侵入してきたときに素早く撃退できるよう備えることができます。

  2. インフルエンザの症状を軽くする: 万が一インフルエンザにかかってしまった場合でも、ワクチンを接種していれば、高熱や体のつらさが軽くて済む可能性が高くなります。インフルエンザはただの風邪と違い、高熱が何日も続いたり、体中が痛くなったりと、想像以上に辛い病気です。ワクチンを接種することで、この辛さを軽減できる可能性があるのです。

  3. 肺炎などの重症化リスクを減らす: インフルエンザは、肺炎や脳症など、命に関わる重篤な合併症を引き起こすリスクがあります。特に、小さなお子さんやご高齢の方、持病をお持ちの方にとっては、合併症のリスクがさらに高まります。ワクチンを接種することで、これらの合併症のリスクを減らし、健康を守ることができます。

実際に、インフルエンザワクチンを接種した高齢者の方では、接種しなかった方に比べて、インフルエンザや肺炎による入院リスクが6割以上も減少したという研究結果も報告されています。

インフルエンザワクチンで予防できること
インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスの感染を予防し、重症化を防ぐ効果があります。
特に以下の点で効果が期待できます。

感染予防: ワクチン接種により、インフルエンザウイルスの感染リスクを低減します。
症状軽減: 万が一感染した場合でも、症状が軽くなることがあります。
合併症予防: 肺炎や気管支炎などの合併症を予防します。


インフルエンザワクチンの効果と持続期間
効果の発現: ワクチン接種後、約2週間で効果が現れ始めます。
持続期間: 効果は通常、接種後6か月程度続きます。


ハイリスクの方への効果
高齢者や基礎疾患を持つ方、妊婦などのハイリスクグループにおいては、インフルエンザワクチンは特に重要です。
これらの方々に対しては、以下のような効果があります。

重症化防止: インフルエンザによる入院や重症化を防ぎます。
死亡率低下: ワクチン接種により、死亡率を低下させる効果があります。
名古屋市天白区の当院で接種可能なワクチン
具体的なワクチンの種類についての情報は、直接当院にお問い合わせいただくことをお勧めします。最新のワクチンの入荷状況や接種の予約についても案内可能です。

お問い合わせ先: 当院の電話番号やウェブサイトをご確認ください。
予約方法: 電話、オンラインでの予約が可能な場合があります。
詳細な情報が必要な場合は、直接クリニックにお問い合わせください。

インフルエンザワクチンの疑問を解消!

インフルエンザワクチン…毎年接種するか迷いますよね。それは私自身も医師になって最初の数年は同じように感じていました。インフルエンザは、ただの風邪と安易に考えていませんか?

しかし、実際にクリニックで多くの患者さんを診療する中で、インフルエンザが引き起こす深刻な事態を目の当たりにするたびに、その考えは大きく変わりました。

例えば、普段は元気なお子さんが、インフルエンザにかかったことで、高熱が続き、意識がもうろうとしたり、痙攣を起こしたりすることがあります。また、高齢者の方では、肺炎などの重い合併症を引き起こし、入院が必要になるケースも少なくありません。

インフルエンザウイルスは、私たちの体の中に侵入すると、まるで忍者のように細胞の中に入り込み、どんどん増殖していきます。そして、体中に毒素をまき広げ、高熱や筋肉痛、関節痛など、様々な症状を引き起こすのです。

インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスに対する「予行演習」のようなものだと考えてください。ワクチンを接種することで、私たちの体はインフルエンザウイルスをあらかじめ知ることができます。そして、実際にインフルエンザウイルスが体内に侵入してきた時に、素早く免疫反応を起こし、ウイルスを撃退することができるのです。

インフルエンザワクチンってどんなワクチン?

インフルエンザワクチンには、大きく分けて2つの種類があります。

1つ目は、「不活化ワクチン」と呼ばれるものです。これは、インフルエンザウイルスを熱や薬品で処理し、感染力をなくしたものです。例えるなら、泥棒を捕まえ、大人しくさせておくようなイメージです。このワクチンは、安全性が高く、多くの人に接種されています。

2つ目は、「生ワクチン」と呼ばれるものです。これは、インフルエンザウイルスを弱毒化し、増殖しにくいようにしたものです。こちらは、鼻の中にスプレーで噴霧する方法で接種されます。生ワクチンは、不活化ワクチンよりも強い免疫反応を引き起こすため、より高い予防効果が期待できます。しかし、ごくまれに、ワクチン株のウイルスが増殖し、軽いインフルエンザのような症状が出る場合があります。そのため、持病のある方や高齢者の方などには、不活化ワクチンが推奨されます。

インフルエンザワクチンは、毎年流行するウイルスに合わせて作られています。これは、インフルエンザウイルスは、遺伝子に変異を起こしやすく、型が変化しやすいという特徴があるからです。流行する型が異なれば、ワクチンの効果が十分に得られない可能性があります。そのため、毎年ワクチンを接種することが大切なのです。

副反応が心配…安全性について詳しく解説

インフルエンザワクチンは、長年にわたり多くの人に接種されてきた実績があり、安全性は高いと確認されています。

もちろん、他のワクチンと同様に、インフルエンザワクチンも、全く副作用がないわけではありません。しかし、そのほとんどは、接種部位の痛みや赤み、腫れなど、軽度なものがほとんどです。これらの症状も、通常は数日以内に自然と治まりますので、過度に心配する必要はありません。

ごくまれに、重いアレルギー反応(アナフィラキシーショック)が起こることがあります。これは、ワクチンに含まれる成分に対して、体が過剰に反応してしまうことで起こります。症状としては、じんましん、呼吸困難、意識障害などが挙げられます。

アナフィラキシーショックは、命に関わる可能性もあるため、ワクチン接種後30分程度は、医療機関内で安静に過ごすようにしましょう。万が一、異常を感じた場合は、速やかに医療従事者に伝えることが大切です。

ワクチン接種後の注意点

ワクチン接種後は、副反応の発現に備え、15~30分ほど、医療機関内で安静に過ごしましょう。また、接種当日は、激しい運動や飲酒は控えるようにしましょう。これは、ワクチンによる副反応と運動や飲酒による体調変化を区別しやすくするためです。入浴は問題ありませんが、接種部位をゴシゴシこすらないように注意してください。

妊娠中・授乳中でも接種できる?

妊娠中や授乳中の方でも、インフルエンザワクチンを接種することができます。インフルエンザは、妊婦さんにとって、重症化しやすい病気の一つです。特に妊娠後期は、呼吸機能が低下しやすく、肺炎などの合併症のリスクが高まります。また、インフルエンザに感染すると、早産や低体重児出産のリスクも高まると言われています。

インフルエンザワクチンは、不活化ワクチンであり、胎児への影響はほとんどないと考えられています。そのため、妊娠中のどの時期でも、接種は可能です。

基礎疾患がある場合は?

心臓病や糖尿病、腎臓病などの基礎疾患をお持ちの方は、インフルエンザにかかると、重症化しやすいリスクがあります。これは、基礎疾患によって、体の免疫力が低下していることが多いためです。

例えば、糖尿病の方は、血糖値が高い状態が続くと、免疫細胞の働きが弱まり、ウイルスに対する抵抗力が低下します。また、心臓病の方は、心臓に負担がかかりやすいため、インフルエンザによる発熱や咳によって、心臓に大きな負担がかかり、心不全などを引き起こすリスクがあります。

インフルエンザワクチンは、これらの重症化リスクを減らす効果が期待できます。基礎疾患がある方は、かかりつけ医に相談の上、積極的にワクチン接種を検討しましょう。

インフルエンザワクチンを受けるには?

インフルエンザワクチンを接種しようと思っても、「どこで受ければいいの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。病院?クリニック?それとも会社の健康診断の時みたいに、職場で受けられる場合もあるのでしょうか?

ここでは、インフルエンザワクチンを受ける方法について、病院やクリニックでの接種と、職場などで受けられる職域接種の場合に分けて、詳しく解説していきます。

名古屋市天白区の当院での接種方法

当院では、インフルエンザワクチンの接種を希望される患者さんのために、予約制で接種を行っています。

「ワクチンを受けたいけど、いつ行けばいいか分からない…」という方もご安心ください。お電話または受付窓口にて、ご希望の日時を予約していただけます。

予約なしで直接来院された場合でも、ワクチンの在庫状況によっては接種可能な場合もありますが、待ち時間が長くなってしまったり、ご希望に添えない場合もあります。スムーズにワクチン接種を受けていただくためにも、事前にご予約いただくことをおすすめします。

接種当日は、まず問診票にご記入いただきます。現在の体調やアレルギー歴など、ワクチン接種前に確認しておくべき項目がありますので、ご協力をお願いします。

問診票の記入後、医師による診察を受けていただきます。これは、問診票の内容に基づき、より詳しく患者さんの体調や体質、持病の有無などを確認し、安全にワクチンを接種できる状態かどうかを判断するためです。

医師の診察後、いよいよワクチン接種となります。注射は、熟練した看護師が丁寧に行いますので、ご安心ください。

 

インフルエンザワクチンの費用と保険適用

インフルエンザワクチンの費用は、医療機関やワクチンの種類によって異なります。一般的な相場は、3,000円から5,000円程度です。

しかし、65歳以上の高齢者の方や、心臓病、腎臓病、呼吸器疾患、免疫不全など、基礎疾患をお持ちの方の場合、公費助成の対象となる場合があります。公費助成を受けられると、自己負担額が軽減され、経済的な負担を軽くすることができます。公費助成を受けるためには、事前に市区町村の窓口で申請する必要があるので、お住まいの地域の制度についてご確認ください。

接種を受ける前に知っておきたいこと

インフルエンザワクチンは、インフルエンザを予防するための有効な手段の一つですが、接種前に知っておくべき重要なポイントがいくつかあります。

まず、インフルエンザワクチンを接種してから効果が現れ始めるまでに、約2週間かかります。体の中に、インフルエンザウイルスをやっつける「兵隊さん」が増えるまで、ある程度の時間がかかるからです。そして、ワクチンの効果は約5ヶ月間持続します。効果が持続する期間には個人差があり、これは、その方の免疫力や体質、生活習慣などが関係しています。

また、ワクチンを接種したからといって、インフルエンザに全くかからなくなるわけではありません。インフルエンザワクチンは、その年に流行すると予想されるウイルス株に基づいて製造されます。しかし、インフルエンザウイルスは、遺伝子に変異を起こしやすく、型が変化しやすいという特徴があります。そのため、ワクチンと流行ウイルスの型が完全に一致しない場合、ワクチンの効果が十分に得られない可能性があります。

インフルエンザワクチンを接種した後に、注射部位の痛みや赤み、腫れ、発熱、頭痛、筋肉痛、倦怠感などの症状が現れることがあります。これらの症状は、ワクチンに対する体の免疫反応であり、通常は数日以内に自然と治まります。しかし、症状が重い場合や長引く場合は、自己判断せずに、医療機関を受診してください。

インフルエンザ以外の予防策

インフルエンザを予防するためには、ワクチン接種以外にも、日常生活の中で実践できる効果的な方法があります。

まず、基本的なことですが、こまめな手洗いとうがいを心がけましょう。インフルエンザウイルスは、感染者の咳やくしゃみ、会話などによって飛び散った飛沫に含まれており、私たちの手に付着することがあります。そして、その手で目や鼻、口を触ることで、ウイルスが体内に侵入してしまいます。手洗いうがいは、このウイルスを物理的に洗い流し、感染を防ぐための、最も簡単で効果的な方法と言えるでしょう。

外出時には、マスクを着用しましょう。マスクは、ウイルスを含む飛沫の吸入を防ぐだけでなく、咳やくしゃみによって、ウイルスを周囲に拡散することを防ぐ効果もあります。特に、人混みや換気の悪い場所では、マスクの着用が効果的です。

人混みをできるだけ避けることも大切です。インフルエンザウイルスは、感染者との濃厚接触によって感染します。人混みは、感染者との距離が近くなり、濃厚接触のリスクが高まるため、注意が必要です。

十分な睡眠と栄養をとることも、免疫力を高め、インフルエンザの予防に効果的です。睡眠不足や栄養バランスの偏りは、免疫力の低下につながり、ウイルスに対する抵抗力を弱めてしまいます。規則正しい生活を心がけ、質の高い睡眠を十分にとり、バランスの取れた食事を心がけましょう。

適度な運動も、免疫力を高める効果が期待できます。軽い運動を習慣的に行うことで、血液循環が促進され、免疫細胞が活性化されます。無理のない範囲で、ウォーキングやストレッチなどを取り入れてみましょう。

室内の湿度を適切に保つことも大切です。インフルエンザウイルスは、乾燥した環境を好み、湿度が低いと、空気中に漂うウイルスが長く生存し、感染のリスクが高まります。加湿器を使用するなどして、室内の湿度を50%から60%程度に保つように心がけましょう。

インフルエンザは、ワクチン接種と日常生活での予防策を組み合わせることで、効果的に予防することができます。自分自身の健康を守るため、そして大切な人を守るために、できることから始めてみましょう。

まとめ

インフルエンザワクチンは、発症リスクと重症化リスクを減らす効果があり、毎年流行するウイルスに合わせて製造されている。接種後2週間程度で効果が現れ、約5ヶ月間持続する。費用は医療機関やワクチンの種類によって異なり、高齢者や基礎疾患を持つ人は公費助成を受けられる場合がある。ワクチン接種以外にも、手洗い・うがい、マスク着用、人混みを避けるなど、日常生活でできる予防策を組み合わせることが重要だ。

全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

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令和6年9月10日 天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
・がん治療認定医

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参考文献

  1. Johansen ND, Modin D, Nealon J, Samson S, Salamand C, Loiacono MM, Larsen CS, Jensen AMR, Landler NE, Claggett BL, Solomon SD, Landray MJ, Gislason GH, Køber L, Jensen JUS, Sivapalan P, Vestergaard LS, Valentiner-Branth P, Krause TG and Biering-Sørensen T. “A Pragmatic Randomized Feasibility Trial of Influenza Vaccines.” NEJM evidence 2, no. 2 (2023): EVIDoa2200206.

追加情報

[title]: A Pragmatic Randomized Feasibility Trial of Influenza Vaccines.,

[summary]: ## 【タイトル】 インフルエンザワクチン:高用量4価インフルエンザワクチンと標準用量4価インフルエンザワクチンの実用的なランダム化フェーズビリティ試験

【要約】

  • 背景: 一般の高齢者集団において、入院および死亡に対する高用量4価インフルエンザワクチン(QIV-HD)と標準用量4価インフルエンザワクチン(QIV-SD)の相対的ワクチン有効性(rVE)は、個別にランダム化された試験では評価されていません。サンプルサイズが大きいため、このような試験には革新的で実用的な要素を組み込む必要があります。

  • 方法: 2021~2022年のインフルエンザシーズンに、デンマークの65~79歳の国民を対象とした、実用的なオープンラベル、積極的対照、ランダム化フェーズビリティ試験を実施しました。参加者は1:1の割合で、QIV-HDまたはQIV-SDを受けるようにランダムに割り当てられました。ランダム化はルーチンワクチン接種の実務に統合され、試験はデータ収集のために全国的な行政上の健康レジストリだけに依存しました。アウトカムは、フェーズビリティ評価と記述的なrVE推定値で構成されていました。

  • 結果: 34,000人の参加を募りました。最終分析には、ランダムに割り当てられた12,477人の参加者が含まれました。平均(±SD)年齢は71.7±3.9歳で、5877人(47.1%)が女性でした。レジストリベースのデータ収集は実行可能であり、参加者の99.9%についてフォローアップデータが揃っていました。ベースラインの特徴は、65~79歳のデンマークの全人口のものと比較できました。インフルエンザまたは肺炎による入院の発生率は、QIV-HD群で6245人中10人(0.2%)、QIV-SD群で6232人中28人(0.4%)でした(rVE、64.4%;95%信頼区間、24.4~84.6)。QIV-HD群では21人(0.3%)、QIV-SD群では41人(0.7%)の参加者に全死因死亡が発生しました(rVE、48.9%;95%信頼区間、11.5~71.3)。

  • 結論: 既存のインフラストラクチャとレジストリベースのデータ収集を使用した、QIV-HD対QIV-SDの実用的なランダム化試験の実施は可能でした。QIV-HD群の方がQIV-SD群よりもインフルエンザまたは肺炎による入院および全死因死亡の発生率が低かったという発見は、将来、十分なパワーを持つ試験で再現する必要があります。(サンフィの資金提供;ClinicalTrials.gov番号、NCT05048589)。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/38320035,

[quote_source]: Johansen ND, Modin D, Nealon J, Samson S, Salamand C, Loiacono MM, Larsen CS, Jensen AMR, Landler NE, Claggett BL, Solomon SD, Landray MJ, Gislason GH, Køber L, Jensen JUS, Sivapalan P, Vestergaard LS, Valentiner-Branth P, Krause TG and Biering-Sørensen T. “A Pragmatic Randomized Feasibility Trial of Influenza Vaccines.” NEJM evidence 2, no. 2 (2023): EVIDoa2200206.