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インフルエンザの予防投与とは?
インフルエンザが流行する時期になると、周囲に感染者がいる場合や、受験や仕事などで絶対に発症できない事情がある方には「予防投与」という手段があります。これは、症状が出る前に抗インフルエンザ薬を服用して感染や発症を防ぐ方法です。
当院では、以下の2つの薬剤による予防投与に対応しています。
タミフル(オセルタミビル)の予防投与
タミフルは最も古くから使われている抗インフルエンザ薬です。
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用法:1日1回、7日間連続服用
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適応:同居家族に感染者が出た場合などに保険適用可能
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予防効果:約90%の予防効果が報告されています
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注意点:副作用として吐き気や腹痛を訴える方がまれにいます
イナビル(ラニナミビル)の予防投与
イナビルは吸入タイプの抗インフルエンザ薬です。
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用法:1回のみ吸入(1日で完了)
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適応:12歳以上の健康な成人(保険適用は不可、自費)
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予防効果:1回の吸入で10日間以上の効果が期待できます
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特徴:服薬の継続が不要なので、忙しい方やお子様にもおすすめです
タミフルとイナビルの比較
| 項目 | タミフル | イナビル |
|---|---|---|
| 服用方法 | 飲み薬(7日間) | 吸入(1回) |
| 保険適用 | あり(条件あり) | なし(自費) |
| 対象年齢 | 小児〜成人 | 12歳以上 |
| 即効性 | 高い | 高い |
予防投与を検討すべき人
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家庭内にインフルエンザ患者がいる方
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高齢者や基礎疾患のある家族と同居している方
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受験生や重要なイベントを控えている方
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医療・介護・教育現場で勤務されている方
当院での対応
天白橋内科内視鏡クリニックでは、インフルエンザの予防投与を自費で承っております(事前の問診が必要)。薬剤の選択や適応については医師が丁寧にご説明します。
なお、発熱などの症状がある場合は、予防ではなく治療となるため診療内容が異なります。ご来院前にお問い合わせください。
①タミフル(オセルタミビル)
対象者
・インフルエンザ患者と濃厚接触した方
投与方法
・用量:1日1回 75mg
・期間:接触後 10日間
・費用:4,500円(税込)
②リレンザ(ザナミビル)
対象者
・インフルエンザ患者と濃厚接触し、感染リスクが高い方(高齢者・基礎疾患をお持ちの方・受験生など)
投与方法
・用量:1日1回 10mg(吸入薬)
・期間:10日間
・費用:5000円(税込)
ご利用にあたって
いずれも受注発注となります。ご希望の方は事前にご相談ください。
お急ぎの場合は院外処方箋(2,000円)での対応も可能です。
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