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アフターコロナの発熱外来について

名古屋市天白区の
内科、消化器内科、消化器内視鏡、胃カメラ、大腸カメラ、
発熱外来、コロナの検査、インフルエンザの検査、
コロナワクチン、インフルエンザワクチン、

日帰り大腸ポリープ切除といえば

天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

日進市、みよし市、豊明市、豊田市、長久手市、東郷町も至近。

https://tenpakubashi-cl.com/staff/


【発熱外来】
 コロナが流行する前、僕は大学病院や市中の総合病院、
大きめのクリニックなどに勤務していました。

昔は発熱の人も同じ待合室で待って、診察室も同じ、

病院に来たら風邪もらって帰るんじゃないの?

と思っていたものです。なので、コロナ禍の発熱外来のシステムは、
コロナが5類になった今でも変えていません。

発熱、風邪症状でコロナの方やインフルエンザの方は増減はするものの、

0になることはなさそうです。

今後も完全別動線、隔離室でコロナは核酸検出検査、インフルはノドカか抗原検査。

やっていきたいと思います。

さて、コロナも珍しく無くなって我々も困ることはほとんどなくなってきました。

使用可能な薬も増えてエビデンスも出てきたようです。



現在、日本で使用可能なコロナのお薬は以下の3種類です。

  • 抗ウイルス薬
    • ラゲブリオ®(モルヌピラビル)
    • パキロビッドパック®(ニルマトレルビル・リトナビル)
    • ゾコーバ®(エンシトレルビルフマル酸)
  • 中和抗体薬
    • ロナプリーブ®(カシリビマブ・イムデビマブ)
    • ゼビュディ®(ソトロビマブ)

抗ウイルス薬は、
ウイルスの増殖を抑制することで、症状の悪化や重症化を防ぐ効果があります。
軽症から中等症の患者さんに対して使用されます。

中和抗体薬は、
ウイルスの細胞への侵入を阻止することで、
症状の悪化や重症化を防ぐ効果があります。
重症化リスクの高い患者さんに対して使用されます。

いずれのお薬も、医師の処方箋が必要となります。

以下に、それぞれのコロナのお薬について詳しく説明します。

抗ウイルス薬

  • ラゲブリオ®(モルヌピラビル)
    • 18歳以上で、重症化リスク因子を有する患者さんに使用されます。
    • 1日2回、5日間服用します。
    • 主な副作用は、吐き気、下痢、頭痛などです。
  • パキロビッドパック®(ニルマトレルビル・リトナビル)
    • 12歳以上で、重症化リスク因子を有する患者さんに使用されます。
    • 1日2回、5日間服用します。
    • 主な副作用は、下痢、吐き気、味覚障害などです。
  • ゾコーバ®(エンシトレルビルフマル酸)
    • 18歳以上で、軽症から中等症の患者さんに使用されます。
    • 1日1回、3日間服用します。
    • 主な副作用は、下痢、吐き気、味覚障害などです。

ゾコーバの特徴は以下の通りです。

1. 軽症から中等症の新型コロナウイルス感染症患者さんに使用できる飲み薬です。

他の抗ウイルス薬と異なり、
重症化リスクの高い患者さんだけでなく、
重症化リスクの低い患者さんにも使用できます。

2. ウイルスの複製を抑制することで、症状の改善を早めます。

臨床試験の結果、
ゾコーバを服用した患者さんは、
服用していない患者さんよりも、
症状が改善するまでの期間が約1日短縮されました。

3. 比較的安全性の高い薬です。

臨床試験で報告された主な副作用は、
下痢、吐き気、味覚障害などです。
これらの副作用は、一般的に軽度から中等度であり、自然に消失します。

4. 他の抗ウイルス薬と比べて、服用しやすい薬です。

1日1回、3日間服用するだけで済みます。
他の抗ウイルス薬は、1日2回、5日間服用する必要があります。

5. 医療機関で処方を受けることができます。

ゾコーバは、医師の処方箋が必要となります。発熱外来や診療所を受診し、医師に相談してください。

ゾコーバは、新型コロナウイルス感染症の治療薬として有効な薬ですが、
すべての患者さんに効果があるわけではありません。

また、他の薬と併用できない場合もありますので、服用する前に必ず医師に相談してください。
なお、妊娠中の女性な使用できません。


中和抗体薬

  • ロナプリーブ®(カシリビマブ・イムデビマブ)
    • 12歳以上で、重症化リスク因子を有する患者さんに使用されます。
    • 点滴静脈注射で投与されます。
    • 主な副作用は、頭痛、倦怠感、発熱などです。
  • ゼビュディ®(ソトロビマブ)
    • 12歳以上で、重症化リスク因子を有する患者さんに使用されます。
    • 点滴静脈注射で投与されます。
    • 主な副作用は、下痢、吐き気、発熱などです。

発熱外来を受診される場合は、以下の情報を医師に伝えてください。

  • 現在の症状
  • いつから発熱しているか
  • 基礎疾患の有無
  • 妊娠中または授乳中かどうか
  • 現在服用中の薬

これらの情報をもとに、医師が適切な治療方針を判断します。

コロナの重症化リスク因子について教えてください。

1. 年齢

年齢が高くなるほど、重症化リスクが高くなります。
特に、65歳以上の方は重症化リスクが大幅に上昇します。

2. 基礎疾患

以下の基礎疾患をお持ちの方は、重症化リスクが高くなります。

  • 慢性呼吸器疾患(COPD、気管支喘息など)
  • 慢性腎臓病
  • 心臓病
  • 糖尿病
  • 脳卒中
  • 肝臓病
  • 免疫抑制状態(HIV感染症、臓器移植後など)
  • 肥満(BMI30以上)

上記以外にも、喫煙や妊娠などが重症化リスクを高める因子として挙げられています。

重症化リスクが高い方は、ワクチン接種や早期治療が重要です。

ワクチン接種は、
重症化リスクを大幅に低減することが証明されています。
まだ接種していない方は、早めに接種することをおすすめします。

早期治療は、重症化を防ぐために重要です。
発熱や呼吸困難などの症状がある場合は、早めに医療機関を受診してください。

新型コロナウイルス感染症は、誰でも重症化する可能性のある病気です。

日頃から感染対策を徹底し、重症化リスクを高める因子を把握しておきましょう。

完全予約制の発熱外来、待ち時間ないのは好評をいただいております。

全ては患者さんの
「検査しとけばよかった・・・」
を無くしたいから。
詳しくは当院の
ホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。

令和6年3月13日
天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
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