健康診断の再検査、無視するとどうなる?見逃してはいけないサインとは健康診断の再検査、無視するとどうなる?見逃してはいけないサインとは

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健康診断の再検査、無視するとどうなる?

健康診断の再検査、面倒だからと後回しにしていませんか? 実は、その油断が、将来大きな後悔に繋がるかもしれません。150万人を超えるうつ病患者数のように、放置すると重症化する病気は多く、早期発見・治療が重要です。 コレステロールや血糖値、尿蛋白など、自覚症状がない項目でも、異常値は体からのSOS。この記事では、再検査を無視するリスクと、具体的な検査項目、早期発見のメリットを専門医の視点から解説します。 ご自身の健康を守るため、ぜひ読み進めてください。

健康診断の再検査が必要な項目と基準

健康診断。多くの方が年に一度は受けていると思いますが、「再検査」の指示が出た時、どう感じますか? 「ちょっと気になるけど、自覚症状もないし…」「仕事が忙しいし、また今度でいいか…」と、ついつい後回しにしてしまっていませんか?

実は、その「また今度」が、取り返しのつかない事態を招く可能性もあるのです。今回は、健康診断で再検査が必要となる項目と基準について、内科内視鏡専門医の立場から、具体的な例を交えながら詳しく解説します。ご自身の健康を守るためにも、ぜひ最後までお読みください。

血液検査の再検査項目(コレステロール、中性脂肪、肝機能など)

血液検査は、健康状態を把握するための重要な検査です。血液中の様々な成分を調べることで、体の中で何が起こっているのかを知ることができます。例えば、コレステロールや中性脂肪、肝機能などは、生活習慣病のリスクを評価する上で欠かせない項目です。これらの数値が基準値を超えている場合は、再検査が必要になります。

  • コレステロール、中性脂肪: コレステロールや中性脂肪が高い状態が続くと、血管の壁にコレステロールなどが蓄積し、血管が狭くなったり、硬くなったりします。これが動脈硬化です。動脈硬化は自覚症状がないまま進行し、心筋梗塞や脳卒中などの命に関わる病気を引き起こす危険因子となります。血管を道路に例えると、コレステロールや中性脂肪は道路に溜まるゴミのようなもの。ゴミが溜まりすぎると、車がスムーズに通れなくなってしまうのです。

  • 肝機能(GOT, GPT, γ-GTP): これらの数値は、肝細胞がダメージを受けた時に血液中に漏れ出す酵素の量を示しています。数値が高い場合は、肝臓に負担がかかっているサインです。肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、初期段階ではほとんど自覚症状が現れません。そのため、再検査をせずに放置すると、気づかないうちに病気が進行し、肝硬変や肝がんといった深刻な病気に発展する可能性があります。肝臓は、体内の毒素を分解したり、栄養素を貯蔵したりする、いわば「体の化学工場」のような役割を担っています。この工場が正常に機能しなくなると、体全体のバランスが崩れてしまうのです。

  • 血糖値: 食後、血液中のブドウ糖(血糖)の濃度が高くなると、すい臓からインスリンというホルモンが分泌され、血糖値を下げる働きをします。しかし、このインスリンの働きが悪くなったり、分泌量が不足したりすると、血糖値が高い状態が続きます。これが糖尿病です。糖尿病も自覚症状に乏しい病気ですが、放置すると様々な合併症を引き起こし、生活の質を著しく低下させる可能性があります。合併症には、神経障害、網膜症、腎症などがあり、最悪の場合、失明や人工透析が必要になることもあります。

尿検査の再検査項目(蛋白、糖、潜血など)

尿検査は、血液検査と並んで、健康診断の基本となる検査です。尿に含まれる成分を調べることで、腎臓や泌尿器系の異常を発見することができます。

心電図の再検査項目(不整脈、狭心症の疑いなど)

心電図検査は、心臓の電気的な活動を記録することで、心臓の機能を評価する検査です。

  • 不整脈: 心臓は、規則正しいリズムで収縮と拡張を繰り返しています。このリズムが乱れるのが不整脈です。不整脈には、動悸や脈が飛ぶ感じなどの自覚症状を伴うこともありますが、無症状の場合も少なくありません。放置すると、心不全や脳梗塞などのリスクが高まる可能性があります。

  • 狭心症: 心臓の筋肉に酸素や栄養を供給する冠動脈が狭窄することで、心臓の筋肉に十分な血液が供給されなくなる状態です。胸の痛みや圧迫感、息苦しさなどの症状が現れます。

画像検査の再検査項目(胸部X線、胃部X線など)

画像検査は、体内の臓器の状態を視覚的に確認できる検査です。

  • 胸部X線: 肺や心臓、血管などの状態を調べることができます。肺炎や肺がん、結核などの呼吸器疾患や、心臓肥大などの心疾患を発見する手がかりとなります。当院では胸部X線検査は行っておりません。

  • 胃部X線: バリウムを飲んで、胃の形状や粘膜の状態をX線で撮影する検査です。胃がんや胃潰瘍、ポリープなどの病変を発見することができます。当院では、より精度の高い胃カメラ検査を行っておりますので、希望される方はご相談ください。

その他の再検査項目(視力、聴力、血圧など)

その他にも、視力、聴力、血圧など、様々な項目で再検査が必要となる場合があります。特に、高血圧は自覚症状がないまま進行し、脳卒中や心筋梗塞などの重大な合併症を引き起こす危険因子となります。定期的に血圧を測定し、異常があれば医療機関を受診することが大切です。

再検査を無視することの危険性

健康診断で「再検査」の指示。見慣れない文字にドキッとしたり、何となく不安になったりした経験、誰しもあるのではないでしょうか。 つい「自覚症状もないし…」「忙しいし後で…」と後回しにしてしまいがちですが、その「後で」が、大きな後悔に繋がるケースもあるのです。

今回は、なぜ再検査を無視してはいけないのか、その危険性について、内科内視鏡専門医の立場から具体的に解説します。

皆さんの健康を守るための大切な情報です。ぜひ最後までお読みください。

病気の発見・治療の遅れによるリスク

再検査を軽視すると、病気を早期に発見し、適切な治療を開始する機会を逃してしまうかもしれません。

早期発見であれば、生活習慣の改善や薬物療法といった比較的負担の少ない治療で済む場合も、発見が遅れると、入院や手術が必要になるケースもあります。

例えば、初期の胃がんの場合。早期に発見できれば内視鏡手術で切除できる可能性が高いですが、進行すると開腹手術が必要になったり、抗がん剤治療が必要になったりする可能性も出てきます。

治療期間も長引く傾向があり、身体的・精神的・経済的な負担も大きくなってしまうのです。

症状の悪化や合併症のリスク

再検査が必要な状態を放置すると、自覚症状がなくても病気が進行し、症状が悪化したり、合併症を引き起こしたりするリスクがあります。

例えば、高血圧。自覚症状がないまま放置すると、血管に大きな負担がかかり続け、動脈硬化が進行します。そして、ある日突然、脳卒中や心筋梗塞といった生命に関わる病気を発症する危険性があるのです。

また、糖尿病も初期には自覚症状が乏しい病気です。しかし、放置すると、網膜症による失明、腎症による人工透析、神経障害による足のしびれや痛みなど、様々な合併症を引き起こし、生活の質を著しく低下させる可能性があります。

将来的な生活への影響

健康診断は、将来の健康リスクを予測し、未然に防ぐためのものです。再検査を放置し病気が進行すると、日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。

例えば、重い心臓病になると、仕事を続けることが難しくなったり、介護が必要な状態になるかもしれません。また、治療費や入院費などの経済的な負担も大きくなり、生活設計全体に影響を及ぼす可能性も出てきます。

健康診断と再検査は、自分らしい生活を守り、豊かな人生を送るための投資と言えるでしょう。

具体的な疾患例(高血圧、糖尿病、がんなど)と放置した場合のリスク

いくつか具体的な疾患を例に挙げ、放置した場合のリスクを説明します。

  • 高血圧: 放置すると動脈硬化が進行し、脳卒中、心筋梗塞、腎不全、狭心症、心不全などのリスクが高まります。血管がボロボロの状態になり、命に関わる病気を引き起こす可能性があるのです。

  • 糖尿病: 放置すると、網膜症、腎症、神経障害、足壊疽など、様々な合併症を引き起こし、生活の質を著しく低下させる可能性があります。失明や人工透析、足の切断といった、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあるのです。

  • がん: 放置すると、がん細胞が増殖し、リンパ節や他の臓器に転移する可能性が高まります。早期発見であれば内視鏡手術などで治療可能な場合でも、発見が遅れると、抗がん剤治療や放射線治療など、身体への負担が大きい治療が必要になるケースや、治療が難しくなり、生命に関わる可能性も出てきます。当院では内視鏡検査も行っておりますので、がん検診等、お気軽にご相談ください。

早期発見・早期治療のメリット

早期発見・早期治療の最大のメリットは、治療による身体への負担を少なく、治癒の可能性を高めることです。また、治療期間の短縮にも繋がり、社会生活や経済活動への影響も最小限に抑えられます。

早期に発見し治療することで、精神的な不安を軽減し、安心して日常生活を送ることもできるでしょう。健康診断と再検査は、健康寿命を延ばし、QOL(生活の質)を高めるための重要なステップです。

名古屋市天白区で再検査を受けるには

健康診断で「再検査」を指示された時、どんな気持ちになるでしょうか? 「特に症状もないし、大丈夫だろう」と安易に考えてしまいがちです。 しかし、自覚症状がないからこそ、再検査で体の状態を正しく把握することが重要なのです。

今回は、名古屋市天白区で再検査を受ける方法と、当クリニックの取り組みについてご説明します。

LINEから簡単に予約できます
https://lin.ee/Ft9zrTN
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052-808-7201

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天白橋内科内視鏡クリニックでの再検査について

天白橋内科内視鏡クリニックは、内科全般を診療対象とするクリニックです。内視鏡専門医が、風邪や生活習慣病、アレルギー、そして内視鏡検査や医療アートメイク、エクソソーム点滴療法まで、幅広い診療に対応しています。

健康診断の再検査も、もちろん大切な診療項目の一つです。血液検査、尿検査、心電図、画像診断など、様々な項目の再検査に対応可能です。必要に応じて、より詳細な検査や専門医療機関へのご紹介も行いますので、ご安心ください。

健康診断の結果についてご不安な点、再検査の方法など、些細なことでもお気軽にご相談ください。患者様一人ひとりに寄り添い、丁寧な説明と診療を心がけています。

再検査の流れと予約方法

  1. まず、健康診断の結果報告書をご確認ください。
  2. お電話または当クリニックのウェブサイトからご予約ください。ご予約の際に、健康診断の結果と気になる点をお伝えいただけるとスムーズです。
  3. ご来院いただきましたら、医師が結果を詳しく確認し、必要な検査についてご説明いたします。検査によっては、食事制限や服薬の調整が必要な場合がありますので、医師の指示に従ってください。
  4. 検査結果は後日ご説明いたします。その際、今後の治療方針や生活習慣の改善についてもご相談させていただきます。

アクセス方法(地下鉄、車)と駐車場情報

天白橋内科内視鏡クリニックは、名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」2番出口より徒歩2分の場所にございます。

お車でお越しの際は、近隣の提携駐車場をご利用いただけます。提携駐車場の詳細は、当クリニックのウェブサイトでご確認ください。公共交通機関、お車どちらでもアクセスしやすい立地です。


その他の医療機関の情報提供

天白区には、他にも多くの医療機関があります。専門性の高い検査や治療が必要な場合は、適切な医療機関をご紹介いたしますので、ご相談ください。かかりつけ医がいる場合は、そちらで再検査を受けることも可能です。ご自身の状況に合わせて、最適な医療機関をお選びください。

まとめ

健康診断の再検査、軽視していませんか? 「自覚症状がないから大丈夫」と考えて後回しにするのは危険です。再検査を無視することで、病気が進行し、重症化してしまう可能性があります。早期発見・早期治療であれば、負担の少ない治療で済む場合も多いのです。

生活習慣病からがんなど、様々な病気を早期発見するためにも、健康診断の再検査は必ず受診しましょう。気になることは医師に相談し、安心して日常生活を送れるように、自身の健康管理をしっかり行いましょう。

LINEから簡単に予約できます
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令和7年5月27日 

天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医