
止まらない鼻水、まるで蛇口のように流れ続ける鼻水…。 ティッシュが手放せず、鼻をかみすぎてヒリヒリする、集中力も途切れがちで、夜も眠れない。 そんな経験はありませんか?実は、鼻水は体からのSOSサイン。そのサインを読み解くことで、適切な対処法が見えてきます。
この記事では、鼻水が止まらない原因を特定する4つのポイントと、家庭でできるケアから病院での治療法まで、医師が分かりやすく解説します。 風邪や花粉症といった身近な原因から、もしかしたら隠れているかもしれない鼻の奥の病気まで、具体的な症状やその対処法を網羅的にご紹介します。 ご自身の状況と照らし合わせながら、つらい鼻水の症状を改善するヒントを見つけてみませんか?
【この記事の著者のご紹介】
みなさんお待たせしました。専門医がお答えシリーズです!
お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
内視鏡といえば天白橋。内科もやっぱり天白橋。天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

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鼻水が止まらない原因を特定する4つのポイント
鼻水が止まらないというのは、本当につらいものです。ティッシュが手放せない、鼻をかみすぎてヒリヒリする、集中できない、夜も眠れない…など、日常生活にも大きな影響を与えます。まるで蛇口をひねったように鼻水が止まらない、といった訴えで来院される患者さんも少なくありません。
鼻水は、体からのSOSサインです。そのサインを読み解くことで、何が原因で鼻水が出ているのか、そしてどのように対処すれば良いのかが見えてきます。
今回は、鼻水が止まらない原因を特定するための4つのポイントを、天白橋内科内視鏡クリニックの内視鏡専門医の立場から解説します。風邪や花粉症といった身近なものから、鼻の奥の病気が隠れているケースまで、幅広くお伝えしますので、ぜひご自身の状況と照らし合わせてみてください。


鼻水の色や粘度をチェック
鼻水の色や粘度は、原因特定の重要な手がかりです。まずは、ティッシュに出した鼻水の色と粘度をよく観察してみましょう。
- 透明でサラサラした鼻水: アレルギー性鼻炎や風邪の初期症状、寒暖差アレルギー(血管運動性鼻炎)の可能性があります。くしゃみや鼻詰まりを伴うこともあります。
- 白っぽく濁った鼻水: 風邪の初期症状が悪化してきた状態や、慢性副鼻腔炎の可能性があります。風邪の場合、サラサラした透明な鼻水から、白っぽく濁った鼻水に変化していくケースが多いです。
- 黄色や緑色の粘り気のある鼻水: 副鼻腔炎の可能性が高くなります。細菌感染が原因で、鼻水に膿が混ざっている状態です。さらに悪化すると、鼻水がドロドロとした状態になることもあります。
- ピンク色や赤色の鼻水: 鼻血が混じっている状態です。鼻を強くかみすぎた場合や、鼻の粘膜が乾燥している場合などに起こりやすいですが、まれに腫瘍が原因となっていることもあります。
鼻づまり、くしゃみ、発熱などの症状
鼻水以外の症状にも注目しましょう。鼻水に加えて、どのような症状が出ているかで、原因を絞り込むことができます。
- くしゃみ、鼻詰まり、目のかゆみ: アレルギー性鼻炎の可能性が高いです。その他、喉のかゆみや皮膚のかゆみ、咳などの症状が出ることもあります。
- 鼻詰まり、発熱、喉の痛み、咳、倦怠感: 風邪(急性鼻炎)の可能性が高いと考えられます。
- 鼻詰まり、黄色や緑色の鼻水、顔の痛みや圧迫感、頭痛、歯痛: 副鼻腔炎の可能性が高いです。副鼻腔に膿が溜まることで、これらの症状が現れます。
アレルギーの有無(花粉症、ハウスダストなど)
アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応によって鼻水が止まらなくなっている可能性があります。ご自身がどのようなアレルギーを持っているか、思い当たる節がないかを確認してみましょう。
- 花粉症: スギ、ヒノキ、イネ、ブタクサなどの花粉が飛散する時期に、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりなどの症状が現れます。症状の出る時期や花粉の種類によって、原因となる花粉を特定できます。
- ハウスダストアレルギー: 家の中のダニやホコリなどが原因で、一年を通して症状が現れることがあります。症状の強さは、季節や住環境によって変化することがあります。
- ペットアレルギー: 犬や猫などのペットの毛やフケ、唾液などが原因でアレルギー症状が現れます。ペットに触れた後や、同じ空間で過ごした後に症状が悪化しやすい傾向があります。
- 食物アレルギー: 特定の食物を摂取することで、鼻水だけでなく、皮膚のかゆみ、じんましん、呼吸困難、腹痛、嘔吐、下痢など、さまざまな症状が現れることがあります。
慢性的な症状か、突発的な症状か
症状がどのくらいの期間続いているかも、原因を特定する上で重要なポイントです。
- 慢性的な症状(数週間以上続いている): アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎などの可能性があります。慢性副鼻腔炎は、急性副鼻腔炎を繰り返すことで慢性化することがあります。
- 突発的な症状(数日以内): 風邪や急性副鼻腔炎などの可能性があります。急性副鼻腔炎は、風邪のウイルス感染をきっかけに発症することが多いです。
これらのポイントを参考に、ご自身の症状をよく観察してみてください。自己判断は禁物です。気になる症状がある場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。天白橋内科内視鏡クリニックでは、内視鏡検査などを通して鼻炎の原因を詳しく調べることができますので、お気軽にご相談ください。
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鼻水が止まらない時の4つの対処法
鼻水が止まらないというのは、本当につらいものです。ティッシュが手放せない、鼻をかみすぎてヒリヒリする、集中できない、夜も眠れない…など、日常生活にも大きな影響を与えます。「まるで蛇口をひねったように鼻水が止まらない」と訴える患者さんも少なくありません。
鼻水は、体からのSOSサインです。そのサインを正しく理解し、適切な対処をすることが重要です。今回は、鼻水が止まらない時の4つの対処法を、天白橋内科内視鏡クリニックの内視鏡専門医の立場から解説します。


家庭でできるケア:加湿、鼻うがい、温罨法
まずは、ご家庭でできるケアから始めましょう。特別な器具も必要なく、手軽に始められます。
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加湿: 乾燥した空気は、鼻の粘膜を刺激し、鼻水を悪化させる原因となります。適切な湿度は50~60%です。加湿器を使用したり、濡れタオルを干したり、洗濯物を室内に干したりするだけでも効果があります。特に就寝時は乾燥しやすいため、寝室の加湿を心がけてください。
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鼻うがい: 鼻うがいは、鼻の中の異物やウイルス、細菌、花粉などを洗い流す効果があります。生理食塩水を使うのが一般的ですが、市販の鼻うがいキットも便利です。鼻うがいを行う際は、洗浄液の温度や濃度に注意し、使用方法をよく読んでから行ってください。誤った方法で行うと、中耳炎などを引き起こす可能性があります。
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温罨法: 温罨法とは、温めたタオルなどを患部に当てることで血行を促進し、症状を和らげる方法です。蒸しタオルを鼻に当てて温めることで、鼻詰まりが改善されることがあります。温罨法は、鼻の炎症を鎮める効果も期待できます。温度が高すぎるとヤケドをする危険性があるので、適温で行うようにしてください。
市販薬:抗ヒスタミン薬、血管収縮剤
家庭でのケアで改善しない場合は、市販薬を試してみましょう。ただし、市販薬はあくまで一時的な対処療法です。症状が長引く場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。
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抗ヒスタミン薬: アレルギー反応を抑える薬です。くしゃみ、鼻水、鼻のかゆみなどを緩和する効果があります。ドラッグストアなどで購入できます。眠気などの副作用が出ることがありますので、運転前や仕事中は注意が必要です。また、持病がある方や他の薬を服用している方は、医師や薬剤師に相談してから使用してください。
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血管収縮剤(点鼻薬): 鼻の血管を収縮させて鼻づまりを改善する薬です。即効性がありますが、7日以上連続で使用すると、かえって鼻づまりが悪化することがあります(薬剤性鼻炎)。使用上の注意をよく読んで、用法・用量を守ることが重要です。
病院での治療:アレルギー検査、内視鏡検査
鼻水が長引く場合や、症状が重い場合は、医療機関を受診しましょう。天白橋内科内視鏡クリニックでは、鼻炎の原因を詳しく調べ、適切な治療を提供いたします。
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アレルギー検査: アレルギー性鼻炎が疑われる場合は、アレルギー検査を行います。血液検査や皮膚テストで、アレルギーの原因物質(アレルゲン)を特定します。原因がわかれば、アレルゲンを避ける対策をしたり、適切な治療薬を選択したりすることができます。
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内視鏡検査: 当院では、鼻腔や副鼻腔の状態を詳しく調べるために内視鏡検査を実施しています。内視鏡検査では、鼻の奥まで観察できるため、副鼻腔炎などの病気を早期に発見し、適切な治療を行うことが可能です。
天白橋内科内視鏡クリニックでの診療内容:アクセス、診療時間
当院は、内科全般、風邪症状、生活習慣病、アレルギー性疾患など、幅広い疾患に対応しています。鼻水が止まらない、鼻が詰まるといった症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。内視鏡専門医が、丁寧な診察と適切な検査を行い、患者さん一人ひとりに最適な治療を提供いたします。
アクセス
名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」2番出口より徒歩2分。提携駐車場も完備しております。
休診日
木曜・日曜・祝日
鼻水が止まらない際の3つの病気
鼻水が止まらない、というのは本当につらいものです。仕事に集中できない、夜も眠れない、鼻をかみすぎてヒリヒリする…と、日常生活にも大きな影響を及ぼします。当院にも、鼻水に悩まされて来院される患者さんが多くいらっしゃいます。
鼻水は、体からのSOSサインです。そのサインを見逃さずに、何が原因で鼻水が出ているのかを理解し、適切な対処をすることが重要です。今回は、鼻水が止まらない原因として考えられる3つの病気について、天白橋内科内視鏡クリニックの内視鏡専門医の立場から解説します。


アレルギー性鼻炎:症状、原因、治療法
アレルギー性鼻炎は、特定の物質(アレルゲン)に体が過剰に反応することで起こる炎症です。代表的なアレルゲンとしては、スギやヒノキなどの花粉、ダニ、ハウスダスト、ペットの毛やフケなどが挙げられます。
これらのアレルゲンが鼻に入ると、体は異物と認識し、それを排除しようとします。その結果、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、くしゃみ、鼻水、鼻づまりといったアレルギー反応を引き起こします。さらに、目のかゆみや充血、涙が出るなどの症状を伴うこともあります。
アレルギー性鼻炎の治療の基本は、原因となるアレルゲンを特定し、可能な限り接触を避けることです。アレルゲンを特定するためには、当院で行っているような血液検査や皮膚テストが有効です。
薬物療法としては、抗ヒスタミン薬やステロイド点鼻薬などが用いられます。抗ヒスタミン薬は、アレルギー反応を引き起こすヒスタミンの働きを抑えることで、くしゃみや鼻水、かゆみなどの症状を緩和します。ステロイド点鼻薬は、鼻の炎症を抑える効果があり、鼻づまりなどの症状に効果的です。
日常生活では、こまめな掃除でハウスダストを減らしたり、花粉の飛散時期には外出を控えたり、マスクを着用したりするなどの対策も重要です。症状が重い場合は、アレルゲン免疫療法(減感作療法)という治療法も選択肢の一つです。
副鼻腔炎:症状、原因、治療法
副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔に炎症が起こる病気です。副鼻腔は、鼻腔の周囲にある空洞で、通常は空気が通っていますが、炎症が起こると粘液や膿が溜まり、様々な症状を引き起こします。
副鼻腔炎の原因は様々ですが、最も多いのは風邪などのウイルス感染です。ウイルス感染によって鼻の粘膜が炎症を起こし、副鼻腔への入り口が狭くなることで、副鼻腔内に細菌が繁殖しやすくなります。また、アレルギー性鼻炎や歯の感染なども副鼻腔炎の原因となることがあります。
副鼻腔炎の主な症状は、黄色や緑色で粘り気のある鼻水、鼻づまり、頬や額の痛みや圧迫感、頭痛などです。これらの症状は、風邪の症状と似ているため、見分けるのが難しい場合もあります。風邪の症状が10日以上続く場合や、黄色や緑色の鼻水が出る場合は、副鼻腔炎の可能性を疑い、医療機関を受診することが大切です。
副鼻腔炎の治療は、抗生物質や消炎鎮痛剤などの薬物療法が中心となります。鼻うがいも効果的です。症状が改善しない場合は、内視鏡手術を行うこともあります。当院では、内視鏡検査で副鼻腔の状態を詳しく確認し、適切な治療方針を決定します。
風邪(急性鼻炎):症状、原因、治療法
風邪は、医学的には急性鼻炎と呼ばれ、様々なウイルスによって引き起こされる感染症です。感染すると、鼻の粘膜が炎症を起こし、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状が現れます。多くの場合、発熱、喉の痛み、咳、倦怠感などの全身症状も伴います。
風邪の初期には、透明で水っぽい鼻水が出ますが、数日経つと白っぽく濁ったり、黄色や緑色の粘り気のある鼻水に変化する場合もあります。これは、免疫細胞がウイルスと戦う過程で生じる変化であり、必ずしも細菌感染を意味するものではありません。
風邪の多くはウイルス感染が原因であるため、特効薬はありません。安静にして十分な睡眠をとり、水分をしっかり補給することが大切です。解熱鎮痛剤などで症状を和らげながら、自然治癒を目指します。市販の風邪薬も効果的ですが、症状が長引く場合や重い場合は、医療機関を受診しましょう。
当院では、風邪の症状に合わせて適切な治療を行います。お気軽にご相談ください。
✅ FAQ|よくあるご質問
Q1. 鼻水が透明なら心配しなくても大丈夫ですか?
A.
透明な鼻水は、風邪の初期やアレルギー性鼻炎、寒暖差アレルギーなどでよく見られます。数日で治まることが多いですが、長引く場合は一度医療機関を受診しましょう。
Q2. 鼻水が黄色い・緑っぽいのは何かの病気ですか?
A.
黄色〜緑色の鼻水は、細菌感染や副鼻腔炎が疑われます。放置すると慢性化する可能性もあるため、3日以上続く場合は耳鼻科や内科での診察をおすすめします。
Q3. 鼻水が止まらない時に市販薬でおすすめのものは?
A.
抗ヒスタミン薬(アレルギー系)や感冒薬(風邪系)が一時的に症状を和らげることがあります。ただし、原因に合った薬を選ばないと効果がないこともあるため、自己判断せず医師に相談しましょう。
Q4. 子どもの鼻水が長引いていますが受診すべきですか?
A.
小児の場合、アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎が原因のことも多く、鼻水だけで元気がない・夜眠れないなどがあるなら、早めの受診が安心です。特に3日以上続くようなら要注意です。
Q5. 鼻水が止まらない時に受診する目安はありますか?
A.
・3日以上続く
・色が黄色〜緑で粘りがある
・頭痛や熱を伴う
・市販薬で効果がない
これらに当てはまる場合は、自己判断せず医師の診察を受けるようにしましょう。
まとめ
鼻水が止まらない原因は様々ですが、この記事では鼻水の色や粘度、付随する症状、アレルギーの有無、症状の期間から原因を特定するポイント、家庭でできる対処法、市販薬、病院での治療法について解説しました。
鼻水は体からのSOSサインです。鼻水が続く場合は自己判断せず、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けるようにしましょう。 早めの対応でつらい症状から解放され、快適な毎日を取り戻しましょう。
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令和7年5月27日
天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣
・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医