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最近疲れて免疫力落ちたからヘルペスでてるんだけど内科で診てもらえるの?

唇の周りに小さな水ぶくれができて、ピリピリ、チクチク痛む…それ、もしかしたら「ヘルペス」かもしれません。 実は、ヘルペスは誰もが感染する可能性のある身近なウイルス感染症。一度感染すると体内に潜伏し、疲れやストレスで免疫力が低下した時に、まるで忍者のごとく再び姿を現します。

国内では、単純ヘルペスウイルス1型は約70%、2型は約10~15%の人が感染しているというデータも。さらに、ヘルペスにはいくつかの種類があり、それぞれ症状や感染経路が異なります。 この記事では、ヘルペスの原因や症状、種類、そして再発を予防するための効果的な対策まで、詳しく解説していきます。 もしかしたら、あなたも知らないうちにヘルペスウイルスと共存しているかもしれません。 知っておくだけで対策できることもあるので、ぜひ最後まで読んでみてください。

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ヘルペスとは?原因・症状・種類を詳しく解説

唇の周りに小さな水ぶくれができて、ピリピリ、チクチク痛む…心当たりのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。もしかしたら、それは「ヘルペス」かもしれません。ヘルペスはありふれたウイルス感染症ですが、一度感染すると体内に潜伏し、再発を繰り返す厄介な病気です。

例えば、疲れが溜まっている時、徹夜が続いた時、風邪を引いた時など、免疫力が低下した際に、潜んでいたウイルスが再び活動を始めて症状が現れます。まるで体の中の忍者のようです。

このヘルペス、実は様々な種類があることをご存知でしょうか。今回は、ヘルペスについて、原因や症状、種類などを具体例を交えながらわかりやすく解説していきます。

ヘルペスウイルスとは何か?

ヘルペスを引き起こすのは「ヘルペスウイルス」というウイルスです。顕微鏡でしか見えないほど小さく、8つの型に分類されます。私たちが日常生活で遭遇するヘルペスは、主に「単純ヘルペスウイルス」と呼ばれる1型と2型によって引き起こされます。

単純ヘルペスウイルスは、感染すると体内の神経細胞に潜伏するという特徴があります。免疫力が低下すると、この潜伏していたウイルスが再び活動を開始し、症状が現れるのです。ウイルスは皮膚や粘膜に感染しやすく、口唇ヘルペスや性器ヘルペスなどの症状を引き起こします。

単純ヘルペスと帯状疱疹の違い

単純ヘルペスと帯状疱疹は、どちらもヘルペスウイルス科のウイルスによって引き起こされる皮膚疾患ですが、原因となるウイルスが異なります。単純ヘルペスは単純ヘルペスウイルス1型と2型が原因ですが、帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルスが原因です。このウイルスは子供の頃にかかる水ぼうそうと同じウイルスです。

水ぼうそうが治癒した後も、ウイルスは体内の神経節に潜伏し続け、加齢やストレスなどで免疫力が低下すると再び活性化し、帯状疱疹を発症します。症状も異なり、単純ヘルペスは唇や性器などに小さな水ぶくれが多数発生するのに対し、帯状疱疹は体の片側に帯状にピリピリとした痛みと赤い発疹が現れます。

例えば、右の胸から背中にかけて、あるいは左のお腹から腰にかけて、帯状に発疹が現れるケースをしばしば診察します。単純ヘルペスと帯状疱疹は、ウイルスは違えど「神経節に潜伏し、免疫力の低下によって再活性化する」という共通点を持っています。

1型と2型のヘルペスウイルスの違い:症状と感染経路

単純ヘルペスウイルスには1型と2型の2種類があり、それぞれ感染部位と感染経路が異なります。

1型は主に口や唇に感染し、口唇ヘルペスを引き起こします。感染経路は、キスや食器の共有など、口周りの接触です。2型は主に性器に感染し、性器ヘルペスを引き起こします。感染経路は性行為です。

種類 感染部位 感染経路
1型 口、唇 キス、食器の共有など
2型 性器 性行為

ただし、1型が性器に感染したり、2型が口に感染するケースも稀にあります。性器ヘルペスの場合、性行為による感染以外にも、タオルの共有などでも感染する可能性があるので注意が必要です。

ヘルペスになりやすい人の特徴

ヘルペスウイルスは誰にでも感染する可能性がありますが、特に免疫力が低下している人は感染しやすいため注意が必要です。例えば、疲れが溜まっている人、睡眠不足の人、ストレスを感じている人、風邪を引いている人などは、ヘルペスウイルスに感染しやすくなります。また、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患がある人もヘルペスになりやすい傾向があります。

高齢者や乳幼児、臓器移植を受けた人など、免疫力が弱い人は重症化のリスクが高いため、より注意が必要です。日頃からバランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、免疫力を高めておくことが重要です。ウイルスは、免疫力が低下した状態を狙って攻撃してくる、と考えるとイメージしやすいでしょう。

ヘルペスの検査・診断・治療方法

ヘルペスは、誰もが罹患する可能性のあるありふれたウイルス感染症です。症状が出ている時はもちろんのこと、再発しやすいという点も厄介な病気です。

だからこそ、早期の検査と適切な治療が重要になります。この章では、ヘルペスの検査方法、診断の流れ、そして治療法について、患者さんの不安を少しでも解消できるように、具体例を交えながら詳しく説明していきます。

ヘルペスの検査方法:問診・視診・血液検査など

ヘルペスの検査方法は、問診、視診、そして必要に応じて行われるウイルス検査や血液検査など、いくつかの方法を組み合わせて行います。まるで探偵が手がかりを集めていくように、医師は様々な情報から総合的にヘルペスかどうかを判断します。

  • **問診:**まずは症状について詳しくお話をお伺いします。「いつから症状が出始めたのか」「どんな症状か」「以前にヘルペスと診断されたことがあるか」などです。症状が出ている場所や、痛みの程度、日常生活での困りごとなども重要な情報となりますので、些細なことでもお伝えください。例えば、「唇にピリピリとした違和感を感じて3日後、小さな水ぶくれがいくつかでき始めた」といったように、症状の経過を詳しく教えていただけると、診断の精度が向上します。

  • **視診:**問診後、医師は患部を注意深く観察し、ヘルペスの特徴的な水ぶくれや赤み、皮膚の変化などを確認します。顕微鏡で見えないウイルスは、この視診で水ぶくれや発疹といった「ウイルスの足跡」を医師は探している、と考えると分かりやすいかもしれません。時には拡大鏡を用いて、皮膚の細かい部分まで丁寧にチェックします。これは、他の皮膚疾患との鑑別、例えば皮膚炎や帯状疱疹などと区別するために非常に重要なステップです。

  • **ウイルス培養検査・PCR検査:**ヘルペスの確定診断には、ウイルス培養検査やPCR検査を行います。これらの検査では、水ぶくれの中にある体液を採取し、ヘルペスウイルスが存在するかどうかを直接確認します。ウイルス培養検査は、採取した体液中でウイルスを培養し、ウイルスの有無を判定します。PCR検査は、ウイルスの遺伝子を増幅することで、ウイルスを検出します。PCR検査はウイルス培養検査よりも迅速に結果が得られるため、近年ではPCR検査が主流となっています。

  • **血液検査:**血液検査では、ヘルペスウイルスに対する抗体の有無を調べます。抗体とは、体の中にウイルスなどの異物が侵入してきた際に、体を守るために作られるタンパク質です。ヘルペスウイルスに感染したことがある場合は、血液中にヘルペスウイルスに対する抗体が存在します。これは、過去の感染歴を知る上で有用な情報となります。ただし、抗体検査だけでは現在の感染状態を判断することはできません。

確定診断までの流れ

ヘルペスの確定診断までの流れは、以下のとおりです。

  1. まずは医療機関を受診します。皮膚科、内科、耳鼻咽喉科、婦人科、泌尿器科など、症状の出ている部位に対応する診療科を受診しましょう。

  2. 医師に症状を説明し、問診を受けます。

  3. 患部を視診してもらいます。

  4. 必要に応じて、ウイルス培養検査、PCR検査、血液検査などを行います。

  5. 検査結果に基づいて、ヘルペスかどうかを診断します。

例えば、口唇ヘルペスの場合、唇に水ぶくれができてピリピリとした痛みがある場合、医師は口唇ヘルペスを疑います。視診とウイルス検査の結果からヘルペスと診断されます。単純ヘルペスウイルス感染症は、古代ギリシャ時代から認識されている疾患であり、現在でも多くの人々が悩まされています。

ヘルペスの治療薬:抗ウイルス薬

ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬が用いられます。抗ウイルス薬は、ヘルペスウイルスの増殖を抑えることで、症状の悪化を防ぎ、治癒を促進する効果があります。抗ウイルス薬には、アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどがあります。

これらの薬剤は、ウイルスのDNAポリメラーゼという酵素の働きを阻害することで、ウイルスの増殖を抑制します。ウイルスは自身の遺伝情報を複製するためにDNAポリメラーゼを必要とするため、この酵素の働きが阻害されると増殖できなくなります。

痛みの緩和方法:軟膏、湿布など

ヘルペスに伴う痛みやかゆみなどの症状を緩和するために、軟膏や湿布薬などの外用薬が使用されることがあります。

  • **リドカインなどの麻酔成分を含む軟膏:**痛みやかゆみを抑える効果があります。

  • **冷湿布:**炎症を抑え、痛みを和らげます。

  • **鎮痛剤:**市販のアセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛剤は、痛みを軽減するのに役立ちます。

これらの治療法は、患者の症状や状態に合わせて選択されます。

天白橋内科内視鏡クリニックでのヘルペスの治療内容

天白橋内科内視鏡クリニックでは、患者さん一人ひとりの症状に合わせた診療を心がけています。問診、視診、ウイルス検査などを通じて正確な診断を行い、最適な治療薬を処方します。痛みの緩和についても様々な方法を提案し、患者さんの生活の質(QOL)向上に努めています。何かご心配なことがございましたら、お気軽にご相談ください。

ヘルペスの再発予防と日常生活の注意点

ヘルペスは、残念ながら再発しやすい病気です。一度感染するとウイルスは体内の神経節に潜伏し、体の免疫力が下がった時に再び活動を始めて症状が現れます。まるで、体の中に潜む忍者のようです。潜伏したウイルスは、体調を崩したり、疲れが溜まったりした時に、再び症状を引き起こします。「またヘルペスが出た!」とがっかりする気持ち、よく分かります。

しかし、日常生活で少し気を付けることで、再発の回数を減らし、症状を軽くすることができます。この記事では、ヘルペスの再発しやすい原因と予防策、そして再発してしまった時の対処法について、具体例を交えながら詳しく解説します。天白橋内科内視鏡クリニックでは、患者さん一人ひとりに合った再発予防のアドバイスも行っていますので、お気軽にご相談ください。

再発しやすい原因と予防策

ヘルペスウイルスの再発の引き金となる原因は様々ですが、共通しているのは「免疫力の低下」です。免疫力は、私たちの体を守る防御システムのようなもの。このシステムが弱まると、ヘルペスウイルスが活発化しやすくなります。

具体的には、以下のような原因が挙げられます。

  • 体の疲れやストレス: 現代社会はストレス社会とも言われ、多くの人が日々ストレスを抱えています。ストレスは自律神経のバランスを崩し、免疫力を低下させます。また、多忙による睡眠不足も免疫力低下の大きな要因です。徹夜明けに口唇ヘルペスができた、という経験はありませんか?それは、睡眠不足によって免疫力が低下し、ヘルペスウイルスが活発化した結果と言えるでしょう。

  • 紫外線: 強い日差しを浴びた後にヘルペスが出るという経験はありませんか?紫外線は皮膚へのダメージだけでなく、免疫システムにも影響を及ぼし、ヘルペスウイルスの再活性化を促す可能性があります。海水浴や山登りなど、屋外で長時間過ごす際には、紫外線対策をしっかり行うことが重要です。

  • 風邪などの感染症: 風邪を引くと、体は風邪ウイルスと戦うために免疫システムをフル稼働させます。その結果、ヘルペスウイルスを抑え込む力が弱まり、再発しやすくなるのです。風邪だけでなく、他の感染症でも同様のことが言えます。

  • 生理: 女性ホルモンの変動は、免疫システムにも影響を与えます。生理前はプロゲステロンというホルモンの分泌が増加し、免疫力が低下しやすいため、ヘルペスが再発しやすくなることがあります。

これらの原因を踏まえ、再発を予防するためには、以下の対策が効果的です。

  • 十分な睡眠と休息: 免疫力を高めるためには、質の高い睡眠が不可欠です。睡眠不足は免疫細胞の働きを低下させ、ヘルペスウイルスの増殖を許してしまう可能性があります。毎日同じ時間に寝起きし、睡眠時間を7時間程度確保することを目指しましょう。

  • ストレスを溜めない: ストレスは免疫力の大敵です。趣味や軽い運動、リラックスタイムなど、自分に合ったストレス解消法を見つけることが大切です。軽いウォーキングやヨガなども効果的です。

  • 紫外線対策: 日焼け止めクリームをこまめに塗る、帽子や日傘、サングラスを使用するなど、紫外線から肌を守る対策を徹底しましょう。特に、紫外線の強い時間帯(午前10時~午後2時)は外出を控えたり、日陰を利用したりするなど工夫が必要です。

  • バランスの取れた食事: 免疫細胞を活性化させるためには、栄養バランスの良い食事が重要です。特に、ビタミン、ミネラル、タンパク質を積極的に摂るように心がけましょう。例えば、ビタミンCを多く含む柑橘類や緑黄色野菜、タンパク質豊富な肉や魚、大豆製品などをバランスよく摂取することが大切です。

ヘルペスが出たときの対処法

ヘルペスの症状が出始めたら、できるだけ早く医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。初期症状としては、皮膚のピリピリ感やチクチク感などの違和感があります。

この段階で抗ウイルス薬の内服を開始することで、症状の悪化や再発期間の短縮が期待できます。症状が軽度であれば、市販の抗ウイルス軟膏を使用することも可能です。薬剤師や登録販売者に相談してみましょう。

家庭内で感染を広げないための注意点

ヘルペスは、接触感染によって他の人にうつってしまう可能性があります。家族、特に抵抗力の弱い乳幼児や高齢者、基礎疾患のある方に感染させないよう、以下の点に注意しましょう。

  • タオルや食器、カミソリ、化粧品などは共有しない。
  • 患部には直接触らない。どうしても触れる必要がある場合は、使い捨ての手袋を使用する。
  • 患部に触れた後は、すぐに石鹸と流水で丁寧に手を洗う。

食事や生活習慣の改善による免疫力アップ

免疫力を高めることは、ヘルペスの再発予防だけでなく、健康な体を作る上でも非常に重要です。

  • バランスの良い食事:主食、主菜、副菜を揃え、様々な食品をバランスよく摂取しましょう。
  • 適度な運動:ウォーキングやジョギング、水泳など、無理なく続けられる運動習慣を身につけましょう。
  • 質の高い睡眠:毎日同じ時間に寝起きし、十分な睡眠時間を確保しましょう。
  • ストレスを溜めない:趣味やリラックスタイムなど、自分に合ったストレス解消法を見つけましょう。

天白橋内科内視鏡クリニックへのアクセスと診療時間

天白橋内科内視鏡クリニックは、名古屋市営地下鉄鶴舞線「原駅」より徒歩2分の場所にございます。提携駐車場も完備しておりますので、お車でもご来院いただけます。診療時間は、午前9時から12時、午後16時から19時です。休診日は水曜日・日曜日・祝日です。ヘルペスの症状でお困りの際は、お気軽にご相談ください。ヘルペスは、古代ギリシャ時代から認識されている疾患であり、単純ヘルペスウイルス(HSV)感染症は現在でも多くの人々が悩まされている身近な感染症です。

まとめ

ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型、2型によって引き起こされるありふれたウイルス感染症です。一度感染すると体内に潜伏し、免疫力が低下した際に再発を繰り返します。

1型は主に口唇ヘルペス、2型は主に性器ヘルペスを引き起こし、それぞれ感染経路が異なります。検査は問診、視診、ウイルス検査、血液検査などで行い、治療には抗ウイルス薬が用いられます。

再発予防には、十分な睡眠、ストレス軽減、紫外線対策、バランスの良い食事など、免疫力向上に繋がる生活習慣の改善が重要です。再発時は早期の医療機関受診が推奨されます。家庭内感染予防のため、タオルや食器の共有は避け、患部接触後には手洗いを徹底しましょう。

全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。


 

令和6年11月23日 

天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

参考文献

  • Whitley RJ, Roizman B. Herpes simplex virus infections. Lancet (London, England) 357, no. 9267 (2001): 1513-8.

追加情報

[title]: Herpes simplex virus infections.,

単純ヘルペスウイルス感染症

【要約】

  • 単純ヘルペスウイルス(HSV)はヘルペスウイルス科に属するウイルスであり、古代ギリシャ時代から認識されている。

  • HSVはヒトを頻繁に感染させ、軽微な粘膜皮膚感染症から生命を脅かす疾患まで、様々な病気を引き起こす。

  • 過去50年間で、HSVの分子生物学に関する知識が大幅に進歩し、疾患の病態生理と治療法の理解が深まった。

  • 本論文は、HSV疾患の生物学的特性、機能、疫学、および治療に関する最新の解釈を提供する。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/11377626,

[quote_source]: Whitley RJ and Roizman B. “Herpes simplex virus infections.” Lancet (London, England) 357, no. 9267 (2001): 1513-8.