尿がん検査「マイシグナル®」とは?早期発見で命を守る新しいがん対策
近年、がんの早期発見に関する技術が進歩し、私たちの生活に大きな変革をもたらしています。その中でも注目を集めているのが、尿を用いたがんリスク検査「マイシグナル®」です。この画期的な検査は、AIとマイクロRNAを活用し、がんリスクをステージ1から高精度に判定する世界初の技術を実現しました。本記事では、「マイシグナル®」の特徴、導入の背景、そしてそのメリットについて詳しく解説していきます。
【この記事の著者のご紹介】
みなさんお待たせしました。専門医がお答えシリーズです!
お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
内視鏡といえば天白橋。内科もやっぱり天白橋。天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。
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マイシグナル®とは?画期的な「尿×AI×マイクロRNA」検査
「マイシグナル®」は、尿中に含まれるマイクロRNAをAIで解析し、がんリスクを早期に発見する検査サービスです。この技術は、2024年にノーベル生理学・医学賞を受賞した研究を基に開発されました。
特筆すべき点は、従来のがん検査では難しかったステージ1、さらにはステージ0(超早期)のがんリスクも検知できることです。特に早期発見が難しいとされるすい臓がんでは、感度92.9%という高い検出性能が明らかになっています。
マイクロRNAとAIの融合が可能にした検査精度
マイクロRNAは、がん細胞が周囲の細胞に影響を及ぼす際に重要な役割を果たします。これを検出し、AIが解析することで、がんリスクを高精度に判定できるようになりました。
例えば、すい臓がんの従来の血液マーカー(CA19-9)の感度は37.5%にとどまっていましたが、尿中マイクロRNA検査では感度が92.9%に向上。この技術革新は、早期発見が困難だったがん種に対しても大きな可能性をもたらしています。
マイシグナル®が検査できる7つのがん種
「マイシグナル®」では、以下の7つのがん種のリスクをステージ1から判別できます。
すい臓がん
肺がん
胃がん
大腸がん
食道がん
卵巣がん(女性のみ)
乳がん(女性のみ)
これらのがんは、日本のがん死亡数の約7割を占めるとされており、「マイシグナル®」は早期発見の切り札として期待されています。
マイシグナル®を選ぶメリット
1. 自宅で簡単に検査が可能
病院に行く必要がなく、検査キットを使って自宅で尿を採取し、郵送するだけで検査が完了します。食事制限や特別な準備も不要です。
2. がんリスクを種類別に判定
検査結果はがんの種類ごとにリスクが判定されるため、より具体的な対策を講じることができます。
3. 高齢者や忙しい人にも最適
病院への移動や待ち時間が不要なため、時間的・身体的な負担が大幅に軽減されます。また、高齢化が進む地域でも利用しやすいサービスです。
4. 精密検査の案内もサポート
万一高リスクが判定された場合でも、どの病院でどのような追加検査を受ければよいか、具体的なアドバイスが得られます。
価格
がん対策の新常識「マイシグナル®」
がんは早期発見が鍵ですが、検査のタイミングを逃すことで進行が進むケースも多いのが現実です。「マイシグナル®」は、手軽で高精度な検査を実現し、がんリスクの早期発見を可能にします。これにより、より多くの命を救うことが期待されています。
詳しくは公式サイトをご覧ください
尿がん検査マイシグナル® – 公式サイト
健康を守るために、手軽に始められるがん対策を始めましょう!
全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。
詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。
令和6年12月16日(誕生日🎂)
天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣
・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医