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検診で中性脂肪が高いと言われた時によむブログ

あなたは、健康診断で「中性脂肪値が高い」と指摘されたことはありませんか? 実は、自覚症状がないまま放置すると、心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こすリスクが高まります。 動脈硬化は、もはや中高年だけの問題ではなく、若い世代にとっても他人事ではありません。

この記事では、中性脂肪と高脂血症の関係、その危険性、そして具体的な対策についてわかりやすく解説しています。 ご自身の健康状態を見つめ直すきっかけとして、ぜひ最後までお読みください。

【この記事の著者のご紹介】
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中性脂肪と高脂血症を理解する

「健康診断で中性脂肪の数値が高いと言われた…」 「高脂血症ってどんな病気なんだろう…」

そう思ってこの記事を読まれている方もいらっしゃるかもしれません。 中性脂肪や高脂血症は、自覚症状がほとんどないため、なかなか気づきにくいものです。 しかし、放っておくと、動脈硬化が進行し、心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こすリスクが高まります。

今回は、中性脂肪と高脂血症について、できるだけわかりやすく解説していきます。 ご自身の健康状態について知るきっかけとして、ぜひ最後までお読みください。

中性脂肪とは?その役割と身体への影響

中性脂肪とは、私達の体の中にある脂肪の1種です。 食事から摂取したエネルギーが、使いきれずに余ってしまった場合、中性脂肪として蓄えられます。 この中性脂肪は、エネルギーを貯蔵しておくという大切な役割があります。

例えば、食事を抜いたり、運動をしたりしてエネルギーが不足した時に、蓄えられていた中性脂肪がエネルギー源として使われます。 車で例えると、ガソリンに相当するのが中性脂肪です。

体にとって必要な中性脂肪ですが、増えすぎると様々な病気のリスクを高めることがわかってきました。 必要なエネルギーを上回る食事を続けると、中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪として蓄積されていきます。

中性脂肪が増えすぎるデメリット

  • 血管の内側に脂肪が溜まり、血液の流れが悪くなる動脈硬化を引き起こしやすくなります。 動脈硬化は、血管の老化現象とも言え、血管が硬く、もろくなることで、様々な病気を引き起こします。
  • 動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気のリスクを高めます。
  • 中性脂肪値が高い状態が続くと、膵炎のリスクも高まります。 膵炎は、膵臓に炎症が起こる病気で、激しい腹痛や吐き気などを伴います。

高脂血症とは?放っておくとどうなる?

高脂血症とは、血液中に含まれる脂肪のうち、コレステロールや中性脂肪が多すぎる状態のことです。 高脂血症は、自覚症状がほとんどないため、健康診断などで指摘されるまで気づかない場合が多いです。

高脂血症を放置すると、血管の内側に余分なコレステロールや中性脂肪が溜まりやすくなります。 そして、血管が硬く狭くなる動脈硬化を引き起こし、血液の流れが悪くなります。 動脈硬化は、心臓病や脳卒中など、命に関わる病気を引き起こす大きな原因となります。

高脂血症は、それ自体にはほとんど自覚症状がありません。 そのため、健康診断などで指摘されても、あまり気にしない方も少なくありません。 しかし、高脂血症を放置すると、動脈硬化が進行し、最終的には心臓病や脳卒中などの命に関わる病気を引き起こす可能性があります。

アメリカ合衆国では、心血管疾患は、依然として罹患率と死亡率のトップの原因です。 アテローム性プラーク(動脈硬化の原因となるプラーク)は思春期に発生することが知られており、若い成人も冠動脈疾患の影響を受ける可能性があります。

高脂血症が原因で起こる病気

高脂血症が原因で起こる主な病気は、以下の通りです。

  1. 心筋梗塞:心臓の血管が詰まってしまい、心臓の筋肉が壊れてしまう病気です。 心臓は全身に血液を送るポンプの役割を果たしているため、心筋梗塞を発症すると、全身に血液が送られなくなり、死に至る可能性もある恐ろしい病気です。
  2. 脳梗塞:脳の血管が詰まってしまい、脳の細胞が壊れてしまう病気です。 脳梗塞を発症すると、言語障害や運動麻痺、意識障害など、様々な症状が現れます。
  3. 狭心症:心臓の血管が狭くなってしまい、心臓に十分な血液が送られなくなる病気です。 狭心症になると、胸の痛みや圧迫感などの症状が現れます。
  4. 閉塞性動脈硬化症:足の血管が狭くなってしまい、足に十分な血液が送られなくなる病気です。 閉塞性動脈硬化症になると、歩行時に足が痛む、しびれるなどの症状が現れます。
  5. 脂肪肝:肝臓に脂肪が蓄積してしまう病気です。 脂肪肝は、進行すると肝硬変や肝臓がんに発展する可能性があります。

高脂血症は、これらの病気の大きなリスク因子となるため、早期に発見し、適切な治療や生活習慣の改善を行うことが重要です。

中性脂肪値の診断基準と正常値・異常値

中性脂肪値は、血液検査で測定することができます。 空腹時の血液検査で、中性脂肪値が150mg/dL以上の場合、「高トリグリセライド血症」と診断されます。 高トリグリセライド血症は、空腹時の血液中のトリグリセリド(中性脂肪)値が異常に高い状態を指します。 これは、体内の脂質代謝に異常が生じていることを示唆しており、放置すると動脈硬化や膵炎などのリスクを高める可能性があります。

中性脂肪値 (mg/dL) 診断
150以下 正常範囲
150~199 ボーダーライン高値
200~499 高トリグリセライド血症
500以上 重症高トリグリセライド血症

高トリグリセライド血症と診断された場合でも、数値が200mg/dL未満であれば、まずは食事療法や運動療法などの生活習慣の改善を行います。 200mg/dL以上の場合や、他の病気のリスクが高い場合は、薬物療法が検討されます。

中性脂肪値は、毎日の食生活や運動習慣などの影響を大きく受けます。 そのため、1回の検査結果だけで一喜一憂するのではなく、定期的に検査を受けて、ご自身の体質や生活習慣を把握することが大切です。

中性脂肪値を下げる食事療法

健康診断で中性脂肪の値が高いと、自覚症状がないため、放置してしまいがちです。しかし、中性脂肪値が高い状態が続くと、血管の内側に脂肪が溜まりやすくなり、動脈硬化のリスクが高まります。動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

中性脂肪値を下げるためには、薬物療法もありますが、まずは食事療法が大切です。毎日の食生活を少し変えるだけで、中性脂肪値を下げ、健康な体を維持することに繋がります。

今回は、中性脂肪値を下げるための食事療法について、具体的な方法やポイントをご紹介します。

中性脂肪値を下げる食事のポイント

中性脂肪値を下げるための食事のポイントは、大きく分けて3つあります。

  1. エネルギーバランスを整える

    中性脂肪は、食事から摂取したエネルギーが消費エネルギーを上回った時に、体内に蓄積されます。 逆に言うと、摂取エネルギーが消費エネルギーを下回れば、体内に蓄積された中性脂肪がエネルギーとして使われ、結果的に中性脂肪値が低下します。

    このことから、中性脂肪値を下げるためには、摂取エネルギーを抑え、消費エネルギーを増やすことが重要です。

    • 摂取エネルギーを抑える

      摂取エネルギーを抑えるためには、食事の量を減らすことが基本ですが、無理な食事制限は、栄養バランスの乱れに繋がります。 そこで、おすすめなのが、食事の内容を見直すことです。

      例えば、ご飯、パン、麺類などに多く含まれる糖質は、体内で効率よくエネルギーに変換されるため、摂りすぎると中性脂肪値が上がりやすくなります。そこで、主食である白米を、玄米や雑穀米に変えたり、うどんよりもそばを選ぶなど、工夫してみましょう。

    • 消費エネルギーを増やす

      消費エネルギーを増やすためには、運動習慣を身につけることが効果的です。 運動が苦手な方は、日常生活の中でこまめに体を動かすように意識してみましょう。

      例えば、エスカレーターではなく階段を使う、一駅分歩くなど、できることから始めてみましょう。

      運動は、中性脂肪値を下げるだけでなく、ストレス解消効果や、生活習慣病の予防にも効果が期待できます。

  2. 脂肪の量と質を見直す

    脂肪は、体にとって必要な栄養素ですが、摂りすぎると中性脂肪値を上げてしまいます。

    脂肪には、大きく分けて、動物性脂肪と植物性脂肪の2種類があります。 動物性脂肪は、肉類や乳製品などに多く含まれ、飽和脂肪酸を多く含みます。飽和脂肪酸は、中性脂肪値を上げやすく、動脈硬化のリスクを高めることが知られています。

    一方、植物性脂肪は、オリーブオイルや菜種油などの植物油や、魚に多く含まれており、不飽和脂肪酸を多く含みます。不飽和脂肪酸は、中性脂肪値を下げる効果が期待できるため、積極的に摂取したい脂肪です。

    中性脂肪値を下げるためには、脂肪の量を控えるだけでなく、質にも気を配ることが大切です。

    • 控えるべき脂肪

      • 牛肉や豚肉の脂身
      • バター
      • ラード
      • 生クリーム
    • 積極的に摂取したい脂肪

      • 青魚(いわし、さんま、さばなど)に多く含まれるDHA・EPA
      • オリーブオイル、菜種油などの植物油に多く含まれるオレイン酸
  3. 糖質を控える

    糖質は、体や脳を動かすための大切なエネルギー源ですが、摂りすぎると中性脂肪値を上げてしまいます。

    糖質を多く含む食品は、ご飯、パン、麺類などの主食の他に、果物や、お菓子などにも多く含まれています。

    糖質を控えるためには、主食の量を減らす、白米よりも玄米や全粒粉パンなど、食物繊維が豊富なものを選ぶと良いでしょう。

    また、間食に甘いお菓子やジュースなどをよく食べる方は、ナッツ類やヨーグルトなど、糖質が少なく、栄養価の高いものに変えてみましょう。

中性脂肪値を下げる食材

毎日の食事に取り入れたい、中性脂肪値を下げる効果が期待できる食材をいくつかご紹介します。

  • 青魚(いわし、さんま、さばなど)

    DHA・EPAと呼ばれるn-3系脂肪酸が豊富に含まれており、中性脂肪値を下げる効果だけでなく、血液をサラサラにする効果や、脳の働きを活性化する効果も期待できます。

  • 大豆製品(納豆、豆腐、味噌など)

    良質な植物性たんぱく質や大豆オリゴ糖、大豆レシチンなどが豊富に含まれています。大豆オリゴ糖は、腸内の善玉菌を増やし、腸内環境を整える効果があります。大豆レシチンは、脂肪の代謝を助け、中性脂肪値を下げる効果が期待できます。

  • 海藻類(わかめ、昆布、ひじきなど)

    水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維は、腸内で糖質の吸収を穏やかにし、食後の血糖値の上昇を抑える効果や、コレステロールの吸収を抑えたりする効果があります。

  • 野菜類(特に緑黄色野菜)

    ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれています。野菜類を食べることで、栄養バランスが整い、中性脂肪値の上昇を抑える効果が期待できます。

  • きのこ類

    食物繊維が豊富で、低カロリーな食材です。きのこ類に含まれるβ-グルカンは、腸内環境を整えたり、コレステロール値を改善する効果も期待されています。

避けるべき食材

中性脂肪値を上げる原因となる食材を控えめにすることで、中性脂肪値の上昇を抑え、動脈硬化などのリスクを軽減することができます。

  • 脂肪分の多い肉類

    牛肉、豚肉など、脂身の多い肉は飽和脂肪酸が多いため、控えめにしましょう。鶏肉や魚肉を積極的に食べましょう。

  • 揚げ物

    天ぷら、フライ、唐揚げなどは、油を多く使うため、脂肪の摂りすぎにつながります。揚げ物は、衣に油を多く含むため、調理方法を工夫することで、脂肪の量を抑えることができます。例えば、鶏の唐揚げを作る際に、衣をパン粉ではなく、米粉にすると、油の吸収率を抑えることができ、ヘルシーです。

  • 甘いお菓子

    ケーキ、チョコレート、アイスクリームなどは、糖質や脂質が多いため、控えめにしましょう。甘いお菓子を食べたい時は、ドライフルーツや和菓子などを選ぶと良いでしょう。

  • インスタント食品

    カップラーメン、インスタントラーメンなどは、塩分や脂肪が多いため、控えめにしましょう。インスタント食品は、栄養バランスが偏っていることが多いため、野菜や卵などを加えて、栄養バランスを整えることが大切です。

  • アルコール

    アルコールは、食欲を増進させる効果があるため、飲みすぎると、食べ過ぎに繋がり、中性脂肪値を上げてしまう可能性があります。また、アルコール自体にもカロリーがあるため、注意が必要です。

1週間の献立例

ここでは、中性脂肪値を下げるための1週間の献立例をご紹介します。この献立例はあくまでも一例なので、ご自身の食生活に合わせて、参考にされてみてください。

  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日 日曜日
朝食 全粒粉パン、スクランブルエッグ、サラダ ご飯、焼き魚、味噌汁、納豆 オートミール、ヨーグルト、フルーツ フレンチトースト、サラダ、ソーセージ おにぎり、卵焼き、味噌汁 パンケーキ、サラダ、ベーコン 和食膳(ご飯、焼き魚、味噌汁、きんぴらごぼう)
昼食 鶏肉のソテー、サラダ、スープ 回鍋肉、ご飯、スープ さんまの塩焼き、ひじきの煮物、味噌汁、ご飯 パスタ(トマトソース)、サラダ カレーライス、サラダ ラーメン、餃子 ハンバーグ、サラダ、スープ
夕食 豚肉の生姜焼き、サラダ、味噌汁、ご飯 肉じゃが、サラダ、味噌汁、ご飯 グラタン、サラダ 麻婆豆腐、ご飯、スープ 焼き魚、野菜炒め、味噌汁、ご飯 ピザ、サラダ 鍋料理(寄せ鍋など)

これらの献立例を参考に、バランスの取れた食事を心がけ、中性脂肪値を下げるようにしましょう。

中性脂肪値が高い場合の治療法

健康診断で中性脂肪の値が高いと、自覚症状がないため、放置してしまいがちです。しかし、中性脂肪値が高い状態が続くと、血管の内側に脂肪が溜まりやすくなり、動脈硬化のリスクが高まります。動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞など、命に関わる病気を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

高脂血症は、かつては生活習慣病として捉えられていましたが、最近の研究では、生活習慣だけでなく、遺伝的な要因も大きく影響することがわかってきました。

例えば、家族性高コレステロール血症のような遺伝的な要因で、コレステロール値が高くなる病気は、幼い頃から発症するケースも少なくありません。

このように、高脂血症は、若い世代にとっても決して他人事ではありません。

生活習慣の改善

中性脂肪値を下げるためには、薬物療法もありますが、まずは毎日の生活習慣を見直してみることが大切です。

具体的には、食生活の改善、運動習慣の改善、禁煙、ストレスの軽減などがあげられます。

食事療法

  • バランスの取れた食事を心がけましょう。 ごはんやパンなどの主食、肉や魚などの主菜、野菜やきのこなどの副菜をバランスよく食べることが大切です。

  • 脂肪の摂りすぎに注意しましょう。 脂肪は、私たちの体にとって必要な栄養素ですが、摂りすぎると中性脂肪値を上げてしまいます。 例えば、揚げ物や脂身の多い肉ばかり食べていると、中性脂肪値が上がりやすくなってしまいます。 揚げ物や脂身の多い肉は控えめにし、魚や大豆製品など、良質な脂質を摂るように心がけましょう。

  • 食物繊維を積極的に摂りましょう。 食物繊維は、腸内環境を整え、中性脂肪値を下げる効果が期待できます。野菜、海藻、きのこなどを積極的に食べましょう。

  • 甘い飲み物やお菓子は控えめにしましょう。 糖分の摂りすぎは、中性脂肪値を上げてしまいます。ジュースやコーラなどの甘い飲み物は控え、水やお茶を飲むようにしましょう。

  • 適度な運動を心がけましょう。 運動は、中性脂肪値を下げる効果があります。激しい運動である必要はなく、ウォーキングなどの軽い運動を、毎日30分程度、続けるようにしましょう。

その他の生活習慣

  • 十分な睡眠をとりましょう。 睡眠不足は、中性脂肪値を上げてしまうことがあります。忙しい毎日の中でも、質の高い睡眠を十分に確保できるよう、生活リズムを整えましょう。
  • ストレスをためないようにしましょう。 ストレスも、中性脂肪値を上げる原因の一つです。ストレスを解消するために、自分の好きなことをする時間を作ったり、リラックスできる環境を作ったりするなど工夫してみましょう。
  • 禁煙しましょう。 喫煙は、動脈硬化を促進し、中性脂肪値を上げる原因になります。禁煙は、高脂血症の改善だけでなく、健康全体に良い影響をもたらします。

薬物療法の種類と効果

生活習慣の改善だけでは中性脂肪値が下がらない場合や、すでに動脈硬化が進んでいる場合は、薬物療法が必要になることがあります。

薬物療法は、あくまでも中性脂肪値を下げるための補助的な役割であり、根本的な解決にはなりません。

薬を飲み始めたら、症状が改善したからといって、自己判断で薬を中断してしまう患者さんも少なくありません。 しかし、薬物療法は、医師の指示に従って、継続していくことが大切です。

薬物療法の種類

  • スタチン系薬剤: 悪玉コレステロールを低下させる薬です。中性脂肪値を下げる効果もあります。
  • フィブラート系薬剤: 中性脂肪値を低下させる薬です。
  • EPA・DHA製剤: 魚油に多く含まれる成分で、中性脂肪値を低下させる効果があります。

これらの薬は、患者さんの状態に合わせて、医師が処方します。自己判断で服用を中止したり、量を変更したりすることは危険ですので、必ず医師の指示に従ってください。

天白橋内科内視鏡クリニックでの治療について

名古屋市天白区の天白橋内科内視鏡クリニックでは、中性脂肪値の改善を含む脂質異常症の治療にも力を入れています。

動脈硬化は思春期から始まることもあり、若いうちから生活習慣に気を配ることが大切です。 当クリニックでは、患者さん一人ひとりのライフスタイルや健康状態を考慮し、食事療法や運動療法などの生活習慣改善の指導、そして必要に応じて薬物療法を組み合わせた、最適な治療プランをご提案いたします。

また、動脈硬化の進行度合いを調べる血管年齢検査なども実施しておりますので、気になることがございましたら、お気軽にご相談ください。

まとめ

中性脂肪値が高いと動脈硬化のリスクが高まり、心筋梗塞や脳梗塞などの命に関わる病気を引き起こす可能性があります。中性脂肪値を下げるには、食事療法と生活習慣の改善が大切です。バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠などを心がけましょう。それでも改善が見られない場合は、医師の指導のもと薬物療法も検討します。

全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。


 

令和6年11月9日 

天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

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参考文献

  • Stewart J, McCallin T, Martinez J, Chacko S and Yusuf S. “Hyperlipidemia.” Pediatrics in review 41, no. 8 (2020): 393-402.

追加情報

[summary]: ## 【タイトル】 高脂血症

【要約】

  • アメリカ合衆国において、心血管疾患は依然として罹患率および死亡率のトップ要因である。
  • アテローム性プラークは思春期に発生することが知られており、そのため若い成人は冠動脈疾患の影響を受ける可能性がある。
  • 家族性高脂血症、糖尿病、腎臓病などの遺伝的素因を含む既知の危険因子を持つ子供は、より高いリスクがある。
  • アメリカ合衆国の一部の地域では小児肥満が流行しており、これは小児の健康に影響を与える重要な問題としてさらに強調されている。
  • 小児集団のコレステロールスクリーニング、スタチン療法による高脂血症治療を開始する時期、および専門医に紹介してさらなる管理を行う時期に関する小児科医向けの明確な推奨事項はない。
  • 本稿では、高脂血症の疫学および病態生理、スクリーニングとスクリーニングの種類に関する推奨事項、管理(薬理学を含む)、予後、および予防について概説する。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32737252,

[quote_source]: Stewart J, McCallin T, Martinez J, Chacko S and Yusuf S. “Hyperlipidemia.” Pediatrics in review 41, no. 8 (2020): 393-402.