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きてしまった痛風 内科と整形外科どっちにいったらいいの?

突然ですが、想像を絶する激痛、経験したことはありますか?風が吹いただけでも痛いと言われる「痛風」は、尿酸が結晶化し関節にたまり炎症を起こす病気です。患者数は増加傾向にあり、もはや他人事ではありません。ある日突然、足の親指の付け根などに激痛が走り、赤く腫れ上がる…そんな痛風発作の恐怖。実は、高尿酸血症という自覚症状のない状態が続くと、発作の引き金になるのです。では、発作が起きたら内科?整形外科? どちらを受診すべきか、そして、そもそも痛風とはどんな病気なのか、その原因や症状、そして予防策まで、この記事で詳しく解説します。みなさんお待たせしました。専門医がお答えシリーズです!
【この記事の著者】
お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。
内視鏡といえば天白橋。内科もやっぱり天白橋。天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

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痛風の原因と症状を詳しく解説

痛風の発作は、想像を絶する激痛を伴います。初めての方はもちろん、経験者の方でも、あの痛みときたら本当につらいものです。

私自身も、医学生時代に初めて痛風発作を経験した患者さんを診察した時の衝撃は今でも忘れられません。足の親指の付け根が赤く腫れ上がり、患者さんはベッドの上で足を動かすことすらできず、苦痛に顔を歪めていました。まるで、燃えるような、針で刺されるような激痛だと訴えていました。

このページでは、痛風の原因や症状、そして高尿酸血症との関係について、できるだけ分かりやすく解説していきます。少しでも不安を解消し、痛風と上手に付き合っていくためのお役に立てれば幸いです。

痛風ってどんな病気?

痛風は、血液中の尿酸が多すぎる状態(高尿酸血症)が続くことで、尿酸がとがった結晶になって関節にたまり、炎症を起こす病気です。この炎症が原因で、ある日突然、足の親指の付け根などが赤く腫れ上がり、激しい痛みに襲われます。風が吹いただけでも痛い、という例えの通りです。

尿酸は、プリン体という物質が体内で分解されてできる老廃物です。プリン体は、細胞の核を構成する成分であり、細胞が新しく作られたり、壊れたりするときに出てきます。新しい細胞が作られることは正常な体の営みですし、古い細胞が壊されることも、細胞が健康に保たれるために必要なことです。つまり、尿酸は生きている限り必ず作られます。通常、尿酸は腎臓でろ過され、尿として排出されます。しかし、尿酸が作られすぎる、あるいは排出がうまくいかないなどの原因で、血液中の尿酸値が高くなると、尿酸が結晶化し、関節に沈着しやすくなるのです。

痛風は、かつては「ぜいたく病」とも呼ばれていましたが、食生活の欧米化や生活習慣の変化などから患者数が増加しており、決して他人事ではありません。

痛風の主な症状4つ

痛風の主な症状は、以下の4つです。

  1. 激しい痛み: 痛風発作の痛みは非常に激しく、針で刺されるような、焼けるような痛みと表現されることもあります。患部に触れることさえ耐えられないほどの痛みを伴う場合もあります。安静にしていてもズキズキと痛むこともあり、患部に触れると激痛が走ることもあります。

  2. 腫れ: 患部は赤く腫れ上がり、熱を持ちます。まるで風船のようにパンパンに腫れ上がることもあります。靴を履くのも困難になるほどの腫れが生じることもあります。

  3. 発赤: 炎症を起こしているため、患部は赤くなります。

  4. 熱感: 患部は熱を持ち、触ると熱いのが分かります。

これらの症状は、多くの場合、足の親指の付け根に現れます。これは、足の親指の付け根の関節は、心臓から最も遠く、血流が悪くなりやすい場所であるため、尿酸の結晶がたまりやすいからだと考えられています。また、足首、膝、肘、手首などの関節にも起こることがあります。

痛風発作は、典型的には夜間から早朝にかけて突然始まります。これは、体温が低下し、血液中の尿酸値が上がりやすくなるためだと考えられます。発作は数時間から数日でピークに達し、その後、徐々に治まっていきます。適切な治療を行えば1~2週間で治まりますが、治療せずに放置すると、慢性化し、関節の変形や腎臓の機能障害などを引き起こす可能性もあります。

高尿酸血症との関係

痛風は、高尿酸血症が原因で起こります。高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が7mg/dLを超えた状態のことです。尿酸値が高い状態が続くと、尿酸は結晶化しやすくなり、痛風発作を起こしやすくなります。血清尿酸値は、腎臓と腸の尿酸トランスポーター、特にGLUT9(SLC2A9)、URAT1(SLC22A12)、ABCG2によって調節されています。

高尿酸血症自体は痛みなどの自覚症状がないため、健康診断などで指摘されて初めて気づく方も多いです。高尿酸血症は、痛風の予備軍と言えるのです。

痛風になりやすい人の特徴

痛風は、誰でもかかる可能性のある病気ですが、特に以下のような特徴を持つ人は、痛風になりやすいと言われています。

  • 男性: 痛風患者さんの多くは男性です。女性ホルモンには尿酸値を下げる働きがあるため、女性は閉経後にならないと痛風になりにくいとされています。

  • 40歳以上: 年齢を重ねるにつれて、腎臓の機能が低下し、尿酸の排泄能力が衰えるため、尿酸値が上がりやすくなります。そのため、40歳以上の方は注意が必要です。

  • 家族歴がある: 痛風は遺伝的な要因も関係しているため、家族に痛風の人がいる場合は、注意が必要です。特に両親が痛風の場合は、発症リスクがさらに高まると言われています。

  • 肥満: 肥満の人は、尿酸の産生が亢進し、排泄が低下する傾向があるため、尿酸値が高くなりやすいです。内臓脂肪が多いほど、尿酸値が高いというデータもあります。

  • 飲酒習慣がある: アルコール飲料、特にビールには、プリン体が含まれているため尿酸値を上昇させます。また、アルコールには、尿酸の排泄を抑制する働きもあるため、尿酸値を上昇させます。

  • プリン体の多い食品を好む: 肉や魚介類など、プリン体を多く含む食品をたくさん食べる人は、尿酸値が高くなりやすいです。プリン体の多い食品を毎日たくさん摂取していると、尿酸値が上がり、痛風発作のリスクを高める可能性があります。

これらの特徴に当てはまる方は、特に生活習慣に気を付けて、痛風の予防に努めることが大切です。

痛風の治療法と予防策

痛風は、尿酸結晶が関節に沈着し、激しい痛みや炎症を引き起こす病気です。風が吹いただけでも痛い、と言われるほどの激痛は、日常生活に大きな支障をきたします。しかし、適切な治療と生活習慣の改善によって、痛風発作の頻度を減らし、快適な生活を送ることは十分に可能です。

私が診察した患者さんの中には、毎晩のように痛風発作に苦しめられ、睡眠不足から仕事にも集中できず、日常生活にも支障が出ている方がいました。適切な治療と生活習慣の見直しで発作が起きなくなり、趣味のゴルフを再開できた時は、本当に喜んでいらっしゃいました。

この章では、痛風の治療方法と予防策について、具体的な例を交えながら分かりやすく解説します。

痛風の治療方法

痛風の治療は、大きく分けて「発作時の治療」と「発作がない時期の治療」の2段階で行います。

1. 発作時の治療

痛風発作の痛みは非常に強く、一刻も早く痛みを抑えることが重要です。このため、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs。ロキソニンなどが有名です)、コルヒチン、ステロイドなどの薬剤を用いて、炎症と痛みを抑えます。

NSAIDsは比較的安全な薬ですが、胃腸障害などの副作用が現れる場合もあります。コルヒチンは痛風発作の特効薬とも言われ、早期に服用すれば劇的に症状が改善する場合もあります。しかし、吐き気や下痢などの副作用が現れる可能性も考慮しなければなりません。ステロイドは強力な抗炎症作用があり、重症の場合に用いられますが、長期連用すると副作用のリスクが高まるため、使用には慎重な判断が必要です。

例えば、私が以前に診た70代の男性は、痛風発作で歩くことも困難な状態でした。すぐにコルヒチンを処方したところ、翌日には痛みがかなり軽減し、杖を使って歩けるまで回復しました。

2. 発作がない時期の治療(高尿酸血症の治療)

痛風発作が治まっても、根本原因である高尿酸血症を治療しなければ、再び発作が起こる可能性が高いため、発作がない時期には尿酸値をコントロールする治療を行います。

尿酸値をコントロールする薬には、尿酸の産生を抑えるアロプリノールやフェブキソスタット、尿酸の排泄を促すベンズブロマロンなどがあります。これらの薬は、毎日継続して服用することで、尿酸値を正常範囲に維持し、痛風発作を予防します。

痛風発作時の対処法

突然の痛風発作には、「RICE処置」と呼ばれる応急処置が有効です。

  • 安静(Rest): 患部を動かさず、安静にしましょう。
  • 冷却(Ice): 氷水を入れた袋などで患部を冷やしましょう。凍傷を防ぐため、タオルなどで包んで冷やすのがおすすめです。
  • 圧迫(Compression): 弾性包帯などで患部を軽く圧迫することで、腫れを抑える効果があります。締め付けすぎると血行が悪くなるので注意が必要です。
  • 挙上(Elevation): 患部を心臓より高い位置に保つことで、血液の循環を良くし、腫れを軽減する効果があります。

RICE処置を行っても痛みが治まらない場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

痛風を予防するためにできること

痛風は、生活習慣の改善によって予防することができます。特に、食事療法は重要です。

プリン体は尿酸のもとになる物質です。プリン体を多く含む食品(レバー、白子、魚卵、エビ、イワシ、肉類など)の過剰摂取は避け、野菜や海藻、きのこなど、プリン体が少ない食品を中心にバランスの良い食事を心がけましょう。

また、アルコールは尿酸値を上昇させるため、過度の飲酒は控えましょう。特にビールはプリン体も多いため注意が必要です。水分を十分に摂取することも重要です。尿酸は尿と一緒に排出されるため、1日に2リットル以上の水を飲むようにしましょう。

食事療法のポイント

痛風を予防・改善するための食事療法では、プリン体の摂取量をコントロールすることが重要です。1日のプリン体摂取量を400mg以下に抑えることが推奨されています。プリン体が多い食品は控えめにし、野菜、豆腐、きのこなど、低プリン体食品を多く摂るようにしましょう。

また、プリン体は水に溶けやすい性質があるため、肉や魚を茹でたり煮たりすると、プリン体がゆで汁に溶け出します。ゆで汁を使ったスープなどはプリン体が多くなるため注意が必要です。

内科?整形外科?痛風で受診すべき診療科

痛風発作の激痛は、経験した人でないとその辛さは分かりません。初めて発作が起きた時、一体どこに受診すれば良いのか迷うのも当然です。整形外科?内科?それとも他の診療科?多くの方が悩むこの疑問にお答えします。

結論から言うと、痛風は内科でも整形外科でも治療を受けることができます。ただ、それぞれの診療科には得意分野があり、ご自身の状況や希望に合った診療科を選ぶことが大切です。

痛風で内科を受診するメリット・デメリット

メリット

  • 痛風の根本原因である高尿酸血症の治療に特化している: 内科は、血液検査や尿検査を通じて高尿酸血症の原因を特定し、適切な薬物療法や生活習慣の指導を行います。痛風の長期的な管理、再発予防という観点からは、内科が最適です。
  • 合併症にも対応可能: 痛風は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、慢性腎臓病などの生活習慣病と合併しやすい病気です。内科では、これらの合併症の有無を調べ、必要に応じて治療を行うことができます。例えば、私が以前診た50代の男性は、痛風だけでなく高血圧と糖尿病も合併していました。内科でこれらの病気を包括的に管理することで、症状の改善が見られました。
  • 食事や運動など生活習慣全般の指導を受けられる: 痛風の再発予防には、生活習慣の改善が欠かせません。内科では、患者さんのライフスタイルに合わせた具体的なアドバイスを提供します。

デメリット

  • 痛風発作の急性期の痛みに対する即効性のある治療は、整形外科と比べてやや劣る場合がある: 内科は痛風の長期的な管理を得意としていますが、整形外科ほど即効性のある痛みへの対処は得意ではないかもしれません。
  • 痛風発作の急性期は、整形外科の方が迅速な対応を受けられる場合もある。

痛風で整形外科を受診するメリット・デメリット

メリット

  • 痛風発作の急性期の痛みに対する迅速な対応: 整形外科は、痛風発作による激しい関節痛や腫れを速やかに軽減することに長けています。強力な鎮痛剤や消炎剤を処方することで、一刻も早く患者さんの苦痛を取り除くことができます。以前、夜中に足の激痛で来院された患者さんがいました。整形外科で迅速に鎮痛剤を投与した結果、翌朝には痛みがかなり軽減していました。
  • 関節の機能維持・回復へのサポート: 痛風によって関節が変形してしまった場合、整形外科では装具療法やリハビリテーションなどのサポートを受けることができます。

デメリット

  • 高尿酸血症そのものの治療は専門外である場合が多い: 整形外科は、痛風発作で起こる痛みや腫れの症状への対処が中心です。根本的な原因である高尿酸血症の治療や、生活習慣の改善指導は、内科の方がより専門的です。
  • 長期的な痛風の管理や再発予防は内科が中心となる。

天白橋内科内視鏡クリニックでの痛風治療について(当院の特徴)

当院は内科・消化器内科として、痛風発作の急性期の治療はもちろんのこと、長期的な痛風の管理にも力を入れています。問診、視診、触診、血液検査、尿検査などを通して患者さんの状態を詳しく把握し、一人ひとりに最適な治療プランを提案します。

痛風の原因となる高尿酸血症の治療には、尿酸の産生を抑える薬や尿酸の排泄を促す薬などを用います。また、食事療法や運動療法などの生活習慣改善の指導も行い、痛風の再発を予防します。痛風は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病を合併することが多いため、これらの合併症についても適切な検査と治療を提供します。

痛風は、尿酸一ナトリウム結晶が関節に沈着することで激しい炎症を引き起こす疾患です。血清尿酸値は、腎臓と腸の尿酸トランスポーター、特にGLUT9(SLC2A9)、URAT1(SLC22A12)、ABCG2によって調節されています。当院では、最新の知見に基づいた治療を提供することで、痛風発作の無い快適な日常生活を送れるようにサポートします。地下鉄原駅より徒歩2分、提携駐車場も完備しており、通院にも便利です。

よくある質問

痛風についてよくある質問をまとめました。

Q1. 痛風の原因は何ですか?

A1. 痛風の原因は、高尿酸血症です。尿酸は、プリン体という物質が体内で分解されてできる老廃物です。高尿酸血症は、プリン体の摂り過ぎや尿酸の排泄がうまくいかないことで起こります。遺伝的要因が関与している場合もあります。

Q2. 痛風は遺伝しますか?

A2. はい、痛風は遺伝的な要因も関係しています。両親や兄弟姉妹に痛風の方がいる場合、発症リスクが高くなります。しかし、遺伝的要因だけでなく、生活習慣も大きく影響します。バランスの取れた食事、適度な運動、適切な水分摂取を心がけることで、発症リスクを下げることができます。

Q3. 痛風は治りますか?

A3. 痛風は、完治する病気ではありませんが、適切な治療と生活習慣の改善によって、発作の頻度や症状をコントロールし、快適な日常生活を送ることは十分可能です。当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた治療プランを提供し、痛風と上手に付き合っていくためのお手伝いをさせていただきます。

まとめ

痛風は、高尿酸血症により尿酸結晶が関節に沈着し、激しい痛みや炎症を引き起こす病気です。

痛風発作時は、非ステロイド性抗炎症薬、コルヒチン、ステロイドなどの薬剤で炎症と痛みを抑えます。発作がない時期には、尿酸値をコントロールする薬物療法を行い、再発を予防します。

痛風発作時の応急処置としてはRICE処置(安静、冷却、圧迫、挙上)が有効です。

痛風の予防には、プリン体の多い食品を控え、バランスの良い食事、適度な水分摂取、アルコールの過剰摂取を避けるなどの生活習慣の改善が重要です。

痛風は内科と整形外科の両方で治療可能ですが、内科は高尿酸血症の治療や生活習慣指導、合併症への対応を得意とし、整形外科は痛風発作の急性期の痛みに対する迅速な対応を得意としています。

全ては患者さんの「もっと早く治療しとけばよかった・・・」を無くしたいから。

詳しくは当院のホームページ(←こちらをクリック)からどうぞ。


 

令和6年11月9日 

天白橋内科内視鏡クリニック 野田久嗣

・医学博士
・日本内科学会認定内科医
・日本消化器病学会消化器病専門医
・日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医

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参考文献

  • Dalbeth N, Gosling AL, Gaffo A, Abhishek A. “Gout.” Lancet 397, no. 10287 (2021): 1843-1855.

追加情報

[summary]: ## 【タイトル】 痛風

【要約】

  • 痛風は、関節や関節以外の組織に尿酸一ナトリウム結晶が沈着することによって引き起こされる、一般的で治療可能な疾患である。
  • 血清尿酸値の上昇(高尿酸血症)は、痛風発症の最も重要な危険因子である。
  • 血清尿酸値は、腎臓と腸の尿酸トランスポーター、特にGLUT9(SLC2A9)、URAT1(SLC22A12)、ABCG2によって調節されている。
  • 尿酸一ナトリウム結晶によるNLRP3インフラマソームの活性化とIL-1βの放出は、痛風発作の開始に重要な役割を果たす。
  • 集まった好中球細胞外トラップは、回復期に重要な役割を果たす。
  • 痛風は、断続的に発作を起こす疾患として現れるが、慢性疾患である。
  • 長期にわたる尿酸低下療法(例:アロプリノール)は、尿酸一ナトリウム結晶の溶解につながり、最終的には痛風発作や痛風結節の予防と生活の質の向上につながる。
  • 看護師主導のケアなどの戦略は、質の高い痛風ケアの提供に効果的で、患者転帰の大きな改善につながる。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33798500,

[quote_source]: Dalbeth N, Gosling AL, Gaffo A and Abhishek A. “Gout.” Lancet (London, England) 397, no. 10287 (2021): 1843-1855.