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患者さんに寄り添う?消化器内科

みなさんお待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれませんし、誰もお待ちではないかもしれません。

名古屋市天白区の内科、消化器内科、消化器内視鏡、胃カメラ、大腸カメラ、コロナの検査、コロナワクチンといえば天白橋内科内視鏡クリニックの院長野田です。

https://tenpakubashi-cl.com/staff/

6月2日より当院でもコロナワクチンの接種が始まり日々忙しく過ごさせていただいております。ワクチンを打って(実際は2回目を打って10日くらい経過する頃に効果を発揮します)みなさんほっとした顔で帰って行かれます。打ちたくても打てない方々にもできるだけ接種していただけるよう微力ながら頑張りますので当院の公式L I N Eの登録をぜひお願いします。他で早く接種できるならそちらで接種してくださいね。とにかく全体で前倒して打っていくのが大事だと思います。諸外国はかなり規制が解除されているみたいです。日本も早く追いつきましょう。

【2021年11月8日追記】
通院中の方はご存知かと思われますが、当院はとにかく待ち時間短縮に重きをおいておりまして、スタッフがテキパキ動いて僕が秒で診察、検査、処方まで決定しお会計もスムーズに終えるよう頑張ってきました。殆どの方が当院のスタンスに共感していただき、便利にご利用頂いている一方、ごく一部の方は冷たい、無愛想だなどと辛辣なお言葉を頂いております。

営業トークをすれば楽なのかもしれませんが、医者はご存知の通り保険診療を取り扱う職業のため、完全なサービス業とは異なります。患者さんとは対等以上で接する必要があります。そのための医師免許ですよね。プロとして患者さん(素人)の考えを正し、健康な状態へ最短、ベストな方法で導く必要があります。そのためにはいいことばっかり言ってられませんし、嫌な検査も提案します。考えられる鑑別疾患もお話しし、最悪を想定して一個一個潰して行きます。

繰り返しになりますが、患者さんを最速でベストな状態に持っていくのが僕のスタイルです。話す内容自体は適切である自信がありますし、大人と大人の会話が成り立つことが前提です。そこに無愛想で怖いとか不安だとかいう患者さんの感情が入りますと前提が崩れますので僕の診療は無駄になります。お互いの労力と時間がもったいない。

開業前から一貫してこのスタイルで、普通の人は割と納得して通院してくださいます。正直クリニックって病気を治しに来られているはずなので、やれることは最短でやり、わからないことやできないことは高度機能病院に早急に紹介させていただいておりますし、全ての患者さんにデメリットのある診療をした記憶がありません。にも関わらず、無愛想だとか冷たいとか言われる方々は一体クリニックに何を求めてこられているのでしょうか?症状か改善すれば結果オーライ(同じ)だと思うのですが、そこにホストクラブにような営業トークを求められているのでしょうか?医者(特に僕)にはそんなことできません。

口コミを気にするなと言って頂くことも多いですが、僕はわざわざ来院していただいてまで不愉快な思いをしていただきたくありませんので、自分は無愛想だ無愛想だと案内して、患者さんに寄り添ってくれる医者を探している方は当院にはこないで欲しいと声を大にして言っているつもりです。

しかしながら、ホームページで表明していても間違ってきて不満をもたれる方が後を絶ちません。例えるなら、寿司屋だと言っているのにパスタがないとクレームを受けている気持ちです。このようなミスマッチがなくなるようなにか対策をお持ちの方はぜひ教えてください。

 

【患者さんに寄り添う】

 

さて、医者を含む医療関係者の質を評価する場合、患者さんに寄り添っているか、寄り添っていないかというワードをよく聞かれると思います。寄り添うという言葉の意味には色々ありますが、この場合の[寄り添う]は「相手の心情に共感して支える」という意味ですね。

 

実際、医学生が医療面接を学ぶ時は、共感的な態度というものが推奨されていますし、国家試験でも問題として出ます。医者にはI Qは高いけれどコミュニケーション障害や発達障害の人が多く、一方で患者さんは幅広い層の中から受診されますので、放っておいたら絶対揉めるので、そういう意味で全員に共感的な態度をとれ!というのは間違いではないと思います。でも実際は寄り添ってばっかりではありませんし、多くの患者さんは寄り添って欲しいと思ってないのでは?個人的に医者が寄り添うべきだと思うケースは以下となります。

 

【寄り添うべき状況】

・末期癌患者さんの緩和ケア

これに関しては寄り添うこと自体がケアの一つに入っています。健康な医者が死に向かっている患者さんに共感するということはとても難しいことですが、でも緩和ケアの医者にはそれが求められます。

 

・精神科の患者さん

 

精神科の患者さんは不安が症状なので医者が寄り添ってゆっくり治療ができればベストだと思います。でも実際は今メンタルヘルスの不調を訴える患者さんが非常に多く、精神科の医者が不足しており症状に合わせて薬を出して終わりとなってしまうことが多いのではないのかなと。これに関しては医者(開業医)は生活のために多くの患者さんを診察しないといけないですから、なかなか患者さんが満足するほどの時間をとって診察をするのは難しいでしょう。

 

・急病患者さんの家族

 

急に体調を崩して、例えば救急車で搬送された場合。特に意識がなかった場合、本人はまだいいですが(良くないけど)、家族がとにかく大変です。医者としては治療を急ぎたいので取り急ぎ治療の選択肢を提示しますが、家族としてはそもそもパニックな状況なのにわけわからんことを言われて何のこっちゃって感じです。夜とかだと対応した医者も寝起きだったりするので感じ悪いものです。本来ならここが一番寄り添うべきポイントですが、どうしても時間が勝負なので、家族が完全に理解できないまま治療に入ったりすることがあります。治療に関しては医者が提示したものなので、よっぽど間違いはないのですが、不幸にもお亡くなりになったりすると、現場で対応したご家族は割と受け入れられるのですが、入院中お見舞いにこなかった遠くの親戚が「医療ミスだ」と騒ぎ出すのは病院あるあるです。

 

他にもケースはあると思いますが、上記は誰がどう考えても相手の心情に共感して支える必要があります。ただまあ医療関係者にも色々事情がありますのでご理解もいただけると幸いです。

 

【医者は患者さんに寄り添えるのか?】

 

僕が医者になったのが2006年(いつの間にか15年たってる!!)で、2004年から卒後臨床研修という制度が始まり、国家試験合格後2年は初期研修医として色々な科をローテートします。研修医の仕事は主に救急外来になります。例えば、開業医から大きい病院で調べてもらってくれと紹介状をもらった患者さんや、安心するために大きな病院の救急外来にわざわざ受診した患者さんが大病院でファーストタッチする研修医とマッチするわけがありません。もちろん最終的な判断は上級医がするわけですが、医者は接遇という意識が極めて希薄な職業で、さらに救急外来となると「こんな軽症なのになんで夜来るのか?」という伝統的な問題があります。

 

【向いている方向が違う】

 

では、簡単に、当直医と救急外来患者さんの心の中をのぞいてみましょう。

 

患者さんの気持ち(なぜ夜中に大きい病院の救急外来に行くのか)

・そもそも平日の昼間は仕事をしているから夜しか行けない。

・仕事で我慢していたけど終わったら我慢できなくなってきた。

・なんか調子悪い。明日仕事行けるか心配だし今病院行っておこう。

・あの病院大きいからなんか安心 夜もやっているし行こ。

 

などなど。コンビニ受診という言葉もありますが、一応建前上、救急病院は24時間空いていて、受診したら診察を拒否できません。そこを逆手に取って、という悪い人はあまりおられないと思いますが、でも実際夜も空いているコンビニ的な感覚で受診される方はおられるでしょう。夜の救急外来は保険点数が高く設定されている上に研修医が初期対応に当たることが多く、医療としては究極の高かろう悪かろうです。コスパで言うと日中にその筋の専門である開業医に受診する方が圧倒的にいいんです。では、患者さんからするとコスパが悪いと言う救急外来ですが、だったら医療側も喜んで受け入れたら良いでないか。安くて質の悪い(研修医の皆様ごめんなさい。私も昔はそうでした。)医療を敢えて高いお金を出して受診してくれる人たちがいるわけです。患者さんからしたらなんでコンビニ受診とか揶揄されないかんの?っていう話です。

 

コンビニは24時間品数自体揃っています。店員さんさえいれば持って帰る品物自体の質はいつ行っても同じです。一方、救急外来はその日その日の最低限の当直医しか基本的には対応しません。全ての専門医が揃っているとも限りません。患者さんと医者の間に齟齬が生じています。

 

医者の気持ち(なんでこんな時間に風邪で受診するんや??)

・いろんな病院がありますが、基本的にたくさん診察してもお給料は増えません。回数をこなせばお金は増えます。

・大前提として、今来ないと死んでしまう、入院が必要なレベルの患者さんを助けるためにいます。

・コンビニ受診の患者さんが来なかったら寝られます。

・次の日も普通にお仕事だったりします。

・夜は眠い。

・コンビニ受診の人、いや、もうちょっと早く来れるやん。夜中3時て・・・

・でもコンビニ受診ぽくて重症の人がたまに隠れています。

・モチベーションは経験値、使命感かお金。経験とともに使命感は減っていきます。

・中には好きでやっている医者もいるかもしれません。

・でも1人では限界があるので結局疲れます。

 

などなど。当直は睡眠と命を削ってやる仕事なので当直医は患者さんの思っている以上に殺気だっています。普段はいる上司や先輩、仲間がいない中自分の責任で全てやらないといけない不安もあります。ただ研修医は全てが経験で自分で検査オーダーしたり薬出したり(上級医が責任を取りますが)できるので仕事している感じもでて回数をこなせば給料も増えるのでモチベーション高く救急外来をやっている先生たちも時々います。大きい病院だと救急救命科というそれを生業としている先生方がいます。もちろん夜の名古屋を守ってくださってます。3次救急で瀕死の方を生き返らせることができる腕を持っています。そんな先生に夜中の3時に風邪を診ろっていうのがどうなんだろう(患者さんからしたら知ったこっちゃないとは思います。)というのが医師側の視点です。

 

結論、夜の救急外来で医療スタッフがコンビニ受診の方に寄り添うのは不可能です。しかし、本当の重症の患者さんには本当に手厚いし、説明もしっかりして寄り添ってくれるでしょう。ケースバイケースですが、基本的に寄り添ってくれる時とくれない時ははっきりしていると思います。開業医としては夜を守ってくれている病院があるということで安心しますし、頭が下がります。皆さんもこういう事情は(当院の患者さんはここのご理解がとても良いので驚いています)組んでいただけると幸いです。

 

【で、天白橋はどうなん?】

長々と人のことを書きましたがお前はどうやねんと言う話ですね。開業医になってから一年ちょっと経ちました。「相手の心情に共感して支える」ということをしているかどうか。結論としてはあまり寄り添うことは少ないのかなと思っています。寄り添ってくれないと思われているかもしれません。

 

言い訳を先に。

 

内科、消化器内科、内視鏡内科は基本的に定期でお薬が必要な人(体調と自宅での血圧の推移、時々採血をしてデータ変動を見る)、検診で引っかかった人(異常の内容により再検査や二次精査)、何らかの自覚症状があり受診する人(必要があれば院内でできる検査、場合によっては総合病院に紹介)が大半を占めます。

 

要するに、患者さんから必要な情報をもらったら、こちらとしてはどうするかがほぼ決まっており、その選択肢を患者さんに提示、それを患者さんに選んでもらうという流れがあります。その過程でもちろん検査の必要性、大腸カメラだったらやりたいかやりたくないか、やらなかった時のリスクなどをお話しします。

 

難しいのは検査をするかどうか患者さんが悩んだ時。まあやっぱり胃カメラとか大腸カメラをやらないと思っても初めてだったり、前やった時すごい苦しかった、痛かったなどで怖いものです。いますぐ決める必要はなくてじっくり考えて頂きたいので、説明だけしてまた考えてきてくださいっていうことがあります。診察室だと僕がプレッシャーになりますし、悩むんだったらお家に帰っていただいて考えていただいた方が色々良いでしょう。そこはプロとして淡々とお話しします。

 

当院は内科なので、過度な(病的な)心配性の方はなかなか難しいのですが、まあこのコロナ禍でやはり色々心配される方はおられます。そう言った時、導入した新型コロナ核酸検出検査で検査してコロナじゃないから安心して下さいとか、それは全然大丈夫です(医者の大丈夫は責任が生じるので滅多に使えません)と言って安心して帰っていただけた際は寄り添えたのかな?と思うことはあります。ただ、無愛想だとか冷たいとかよく言われるので医療マシーンみたいなイメージで来ていただいた方がいいと思っています。どっちみち将来的にAIが診療するようになりますし。妥当AIで頑張ります。

 

【寄り添えるか!?わがままな患者さん達】

僕としては、至極真っ当な医療をできるだけ早く皆さんに届けたいと思って開業しました。そして、大半の患者さんは僕の考えに共感して下さって、言わば相思相愛(と僕は思っています)の関係で診療させていただいています。

 

そもそも日本の保険診療は検診で異常があった人や自覚症状がある人、生活習慣病の人々が、保険医(通常医者は保険医と言って保険診療ができる→必要と思った検査や処方が例えば3割負担でできる)の判断のもと検査や薬をもらって治療する流れがありますが、患者さんの中にはその辺りをご存知なく(仕方ないとは思いますが)要望や発言がすごい人が時々おられます。

 

《よくあるお話し》

・血圧を自宅で測ってこないけど薬だけは飲んでいる

→高血圧の患者さんは結構多いです。高血圧はほとんど自覚症状がありませんので、まず高血圧だけで通院されている方は偉いと言えば偉いのですが、せっかくなのでこちらとしては血圧をいい具合にコントロールしたい。それには自宅で一日2回朝晩測定してきてもらわないといけないのですが、まあ測ってこない人が大半です。例えるならダイエットしているのに体重を測ってないようなもので、正直薬が効果があるのか、ちゃんと血圧が低く安定しているのか、わからないのに薬だけ飲んでいるのは危険なん場合もあります。毎回測って測ってと言っている人もいますが・・・どうしたらいいでしょうか?教えて下さい。

 

・薬を一回飲み始めたらやめられないから飲まない

→これもね、おられますね。今までの不摂生が祟って高脂血症やら糖尿病になっているのに、飲み始めたらやめられないから飲みたくないとのこと。かといって運動とか食事制限もしない模様。今後生きていく上で何もしなかったら老化しかしないので、何なら運動と食事制限とお薬全てが必要です。よくなってきたら薬はやめられます。と何回言ったことか・・・

 

・採血したくない人

→例えば高脂血症のお薬が開始されたとして、飲んどけばいいものではないんですね。薬の調整が必要です。薬は最低限でいいのです。それには血液検査を定期的にしていただかないといけません。しかし、薬だけくれ、採血はしたくないって人がちょいちょいおられます。その薬そんなにいらないかもしれないのに、その薬足りてないかもしれないのに、やめられるかもしれないのに。こう思いながら口を酸っぱくして採血してくれ、採血してくれと言っています。

 

あと、定期採血をしていると、自覚症状が何もなくてもいつもと違うと言ったことでいろんな病気がみつかります。この一年で白血病や副甲状腺癌、胆管癌などを早期発見することができています。いずれも自覚症状出てからだと遅いですからね。皆さんもそんなに毛嫌いせずに定期的に検査して下さい。

 

【結論】

体調不良や検診で引っかかった方は寄り添う間もなく原因を追求し、大丈夫なのか、大丈夫じゃないのかはっきりさせて、早く病院に来なくていい状況に持って行きたいと思っております。

 

生活習慣病で通院されている皆さん。例外はありますが、高脂血症や糖尿病はあなた自信があなたに寄り添った結果です。僕まで寄り添ったら病気は良くなりません。医者として診察料をいただいておりますので、嫌われようが僕が正しいと思ったことを言わせて頂きます。

 

以上、院長は患者さんに寄り添わない宣言でした。実際健康で病院いらずがベストです。スタッフはとっても優しいです。

 

それでもクリニックが必要な時は天白橋内科内視鏡クリニックでお待ちしております。



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                                                            令和3年7月12日     天白橋内科内視鏡クリニック 院長 野田久嗣

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